異界巡礼

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名鑑御釜(蔵王連峰)

S P O T / SPOT-304

聖地・ミステリー

御釜(蔵王連峰)

おかま

蔵王連峰の刈田岳・熊野岳・五色岳に囲まれた火口湖で、宮城・山形県境付近に位置する。直径約325メートル、周囲約1キロ、最深部は約27メートル。湖水は強い酸性で生物がほとんど生息せず、太陽光や季節・天候によって青緑〜エメラルドグリーンに色を変えることから「五色沼」の異名を持つ。すり鉢状の火口に水をたたえた姿が釜に似ることが名の由来とされる。火山活動の監視対象であり、湖岸への立入は禁止され、刈田岳側の展望地などから見下ろして鑑賞する。アクセス道路(蔵王エコーライン・ハイライン)が冬季閉鎖されるため、見学は概ね春〜秋に限られる。

御釜(蔵王連峰)
Wikimedia Commons / OKJaguar / CC BY-SA 4.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01天候や光線で青緑〜エメラルドに変色する「五色沼」と呼ばれる火口湖
  • 02生物がほぼ棲めない強酸性の水という、美しさと過酷さが同居する性質
  • 03刈田岳の展望地からすり鉢状火口を見下ろす、荒涼とした火山景観

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
宮城県 蔵王町
住所
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林(蔵王連峰・刈田岳〜熊野岳間)
拝観料
御釜の見学は無料(蔵王ハイラインは通行料あり)
時間
蔵王エコーライン・ハイラインは冬季閉鎖(11月初旬〜4月下旬)。開通期間中の日中見学
状態
現存(蔵王国定公園内)
亀山から
遠方のため新幹線+車。亀山駅→(新幹線)白石蔵王駅または仙台駅、所要約4〜5時間。そこから蔵王エコーライン・ハイライン経由で車約1〜1.5時間(夏季の開通期間のみ)。
最寄駅
JR東北新幹線「白石蔵王駅」
駐車場
刈田岳レストハウス(蔵王ハイライン終点)に駐車場あり
所要
展望からの見学30分〜(刈田岳周辺散策含めて1時間程度)

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

御釜は蔵王連峰の火山活動によって形成された火口湖で、過去には噴火による水位・水質の変動や活動記録が残る。古くから蔵王信仰(刈田嶺神社など)と結びつき、霊山の象徴的景観として参詣の対象でもあった。近代に登山・観光道路が整備され、蔵王エコーライン(1962年開通)・蔵王ハイラインを経て車で接近できるようになり、東北有数の山岳観光地となった。火山防災の観点から常時監視が行われ、活動状況によっては立入規制がかかる。御釜(蔵王連峰)- Wikipedia), 蔵王町

文化的背景

文化的背景

強酸性で生物がほとんど棲めない火口湖が、太陽光と水中の成分によって青緑に発色し、季節・天候で色を変える現象は、地学的には火山ガス・鉱物と光の散乱が関わる。蔵王はもともと修験・山岳信仰の霊場で、御釜はその荒々しい火山景観の核として神聖視されてきた。美しい色彩と、生物を寄せつけない過酷さが同居する両義性が、この場所の象徴性を高めている。御釜(蔵王連峰)- Wikipedia), 宮城県観光連盟

地元視点

地元視点

宮城・山形両県にまたがる蔵王観光の中心的見どころで、蔵王町をはじめ周辺自治体が温泉・樹氷・登山と合わせて売り出している。冬季は道路閉鎖で近づけないため、夏〜秋の開通期間に観光が集中する。地元は火山防災情報の周知と、展望からの安全な鑑賞の両立に努めている。蔵王町, 宮城県観光連盟

ベストシーズン

ベストシーズン

道路開通期間の初夏〜秋。晴天で日射が強い日中ほど青緑の発色が鮮やか。9月下旬〜10月の紅葉期は火口周辺の植生と相まって美しい。

撮影のコツ

撮影のコツ

刈田岳側の展望地から、火口の縁と水面を入れた俯瞰が定番。順光の日中に撮ると色が出やすい。風が強く三脚が煽られるので注意。手前の荒れた火山礫を入れると規模感とコントラストが出る。

注意事項

注意事項

火口湖の湖岸への立入は禁止で、展望地からの鑑賞のみ。火山活動状況により立入規制がかかることがあり、事前に火山情報を確認する。標高が高く夏でも冷え込み、風が強い。アクセス道路(蔵王エコーライン・ハイライン)は11月初旬〜4月下旬頃まで冬季閉鎖される。

関連作品

関連作品

  • - 蔵王の樹氷とともに、東北の山岳観光を代表する景観として旅行番組・写真集に頻出する。宮城県観光連盟
  • - 「五色沼」の異名で、色が変わる火口湖の代表例として地学・自然系の解説で紹介される。御釜(蔵王連峰)- Wikipedia)

トリビア

トリビア

  • - 水が強酸性で生物がほとんど生息できないため、流れ込む沢との境目で水色が分かれて見えることがある。
  • - 光の条件で色が変わることから「五色沼」とも呼ばれる。
  • - 釜(すり鉢)のような火口の形が名の由来とされる。

外部レビュー

外部レビュー

出典

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