異界巡礼

BIZARRE JAPAN

名鑑日輪寺(山鹿大仏・おびんずる様)

S P O T / SPOT-246

B級・カオス

日輪寺(山鹿大仏・おびんずる様)

にちりんじ(やまがだいぶつ・おびんずるさま)

熊本県山鹿市の曹洞宗寺院・日輪寺の裏山に立つ巨大仏「おびんずる様(山鹿大仏)」。釈迦の弟子・賓頭盧尊者(びんずる)を、世界に類のない半臥(上を向いて寝た姿)で表した撫で仏で、高さ約30メートル・幅約10メートルにおよぶ。山の斜面に背を預けて全身を斜めに反らせた独特の姿勢から、巨大仏ファンの間で「ロボットのよう」とも評される。像の胸内には御本尊と、寝姿の分身の撫で仏が安置され、自分の患部と像の同じ部分を撫でると病が癒えると伝わる。寺は平安期に天台宗で開かれ鎌倉期に菊池氏が曹洞宗として再興、赤穂義士の遺髪塔やツツジの名所としても知られる。

日輪寺(山鹿大仏・おびんずる様)
出典: 九州旅行ナビ(https://www.9navi.jp/obinzuru.html)※掲載許諾申請中

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01高さ約30mの巨大な「おびんずる様」が山の斜面に半臥(寝そべる)で寄りかかる唯一無二の姿勢
  • 02撫で仏(賓頭盧)信仰——自分の患部と像の同じ部位を撫でて病気平癒を願う
  • 03巨大仏でありながら境内に赤穂義士遺髪塔やツツジ園が同居する重層的な寺景

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
熊本県 山鹿市
住所
〒861-0552 熊本県山鹿市杉1607
拝観料
おびんずる様拝観 大人約250円(寺院境内・つつじ公園は無料)
時間
日中(つつじ公園は常時開放)
状態
現存
亀山から
車で約8時間(名神・山陽道・九州道経由、植木IC/菊水ICから約30分)。現実的には飛行機(中部国際空港→福岡/熊本空港)+レンタカーが一般的。
最寄駅
鉄道駅から離れており車・バス推奨(JR新玉名駅・植木ICから約30分、菊池温泉/山鹿温泉方面のバス+徒歩)
駐車場
あり(無料駐車場、シーズン時は混雑)
所要
30〜60分

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

日輪寺は熊本県山鹿市杉にある曹洞宗の寺院で、平安時代(一説に940年)に国司・藤原隆房が天台宗の寺として開き、鎌倉時代(1316年)に菊池氏の手で曹洞宗として再興されたと伝わる。その裏山(標高約142mのつつじ公園が広がる斜面)に立つのが巨大仏「おびんずる様」で、釈迦十大弟子の一人・賓頭盧尊者(びんずる)を、世界に類のない『半臥(上を向いて寝た姿)』で表したものとされる。高さ約30メートル、幅約10メートルにおよぶ。像の胸の中に御本尊と、その前に分身の撫で仏を寝姿で安置している。日輪寺 - 山鹿探訪なび, 日輪寺 - 熊本県観光サイト もっと、もっと、くまもと, 日輪寺 つつじとおびんずるさま - 福岡発!!九州観光ガイド

文化的背景

文化的背景

賓頭盧尊者は、堂の前に置かれ参拝者が患部と同じ部位を撫でて病気平癒を願う『撫で仏(なで仏)』として全国の寺院で親しまれる。日輪寺はこれを巨大仏として、しかも斜面に寝そべる半臥という極めて珍しい造形で具現化した点に特異性がある。座像でも立像でもない『寝た巨大仏』は全国的にも例が少なく、信仰の対象でありながら巨大仏(B級珍スポット)愛好の文脈でも注目される。撫で仏という庶民的な現世利益信仰と、現代の巨大仏鑑賞文化が重なる場といえる。日輪寺 つつじとおびんずるさま - 福岡発!!九州観光ガイド, 日本一の巨大おびんずる様「日輪寺」 - 日本珍スポット100景

地元視点

地元視点

山鹿市・熊本県の観光案内では、日輪寺を桜(約200本)とツツジ(約3万5千株)の名所、赤穂義士遺髪塔や肥後三大銘鐘の楼門を擁する歴史寺院として紹介し、おびんずる様もその見どころの一つに位置づけている。地元では巨大仏は撫で仏として無病息災・病気平癒を願う対象であり、面白がるだけでなく祈りの場として親しまれている。日輪寺 - 熊本県観光サイト, 日輪寺 - 山鹿探訪なび

ベストシーズン

ベストシーズン

桜(3月下旬)とツツジ(4月中旬〜下旬、約3万5千株)の時期がベスト。巨大仏単体は通年だが、花とあわせると境内全体が映える。

撮影のコツ

撮影のコツ

斜面に寝そべる全身を入れるには、つつじ公園側のやや離れた位置からの俯瞰・引きが有効。手前にツツジや桜を入れると巨大さとスケール感が伝わる。胎内(像内)は時期により立入制限される場合があり、現地表示に従う。

注意事項

注意事項

斜面に立つ巨大仏のため見学路は傾斜・段差がある。胎内巡りは時期により休止・立入禁止の場合があるので無理に入らない。信仰の対象(撫で仏)であり、像に乱暴に触れたり登ったりしない。拝観料・駐車場の有無や料金は変動するため、訪問前に最新情報を確認する。

関連作品

関連作品

トリビア

トリビア

  • - おびんずる様(賓頭盧)はお釈迦さまの弟子で、撫でると撫でた箇所の病が癒えるとされる撫で仏。
  • - この大きさのおびんずる像としては日本一・世界に類のない半臥の姿とされる。
  • - 像内(胎内)に分身の撫で仏が寝姿で安置されているが、地震の影響等で胎内巡りが休止していた時期もある。

外部レビュー

外部レビュー

出典

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