異界巡礼

BIZARRE JAPAN

名鑑奥飛騨クマ牧場

S P O T / SPOT-214

B級・カオス

奥飛騨クマ牧場

おくひだくまぼくじょうOkuhida Bear Park

奥飛騨温泉郷(新平湯温泉)のほど近くに位置する熊の観光施設。ヒグマとツキノワグマ合わせて100頭余りを通年飼育し、年中冬眠しない熊の展示・エサやり体験で知られる。子グマとの記念撮影が名物で、「温泉地のアイドル」として地域観光を支えてきた。北アルプス・穂高連峰を望む標高約1,000mの高地に位置し、温泉観光との組み合わせが定番。

N O P H O T O

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01ヒグマ・ツキノワグマ100頭超が通年飼育。冬眠しない熊を間近で観察できる稀有な施設
  • 02子グマとの記念撮影体験が名物。人懐っこい子グマの仕草が人気
  • 03奥飛騨温泉郷の各宿泊施設から近く、温泉旅行との組み合わせが容易

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
岐阜県 高山市
住所
〒506-1432 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根2535
拝観料
大人(中学生以上)1,100円、小人(3才〜小学生)600円(2026年4月以降要確認)
時間
4〜11月 8:00〜17:00 / 12〜3月 9:00〜16:30(水曜定休)最終入園は閉園30分前
状態
営業中(冬季水曜定休)
亀山から
車で約3時間15分・東名阪→名神→中央道→長野道(松本IC)→国道158号→安房トンネル→国道471号→奥飛騨温泉郷方面。または新名神→東海北陸道→高山IC→国道471号経由。JR高山駅から濃飛バス「新穂高温泉」行きで約1時間20分「クマ牧場前」下車徒歩5分。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

奥飛騨クマ牧場の開設時期の詳細は一次資料では確認できていないが、奥飛騨温泉郷の観光振興の一環として整備されてきた施設で、高山市(旧吉城郡上宝村)の温泉観光地としての発展と歩を共にしてきた。奥飛騨温泉郷は槍ヶ岳・穂高岳の麓、標高800〜1,000m地帯に点在する温泉地(平湯・福地・新穂高・新平湯・栃尾)の総称で、江戸時代には飛騨藩の保護を受けた薬湯として知られた。クマ牧場はその観光ポテンシャルを活かした体験型施設として長年親しまれてきた。熊が冬眠しない展示スタイルは、温泉地特有の気候(温暖な屋内・屋外環境)を活かしたものとも考えられる。(出典:奥飛騨温泉郷観光協会 https://www.okuhida.or.jp/archives/1771、岐阜県観光公式 https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_1226.html)

文化的背景

文化的背景

飛騨地方における熊(ツキノワグマ)は、山岳信仰や狩猟文化と深く結びついた存在。クマ牧場の熊たちは観光資源であるとともに、山の生態系の代表的な動物として地域のシンボル的存在でもある。奥飛騨温泉郷の観光はスキー・登山・温泉が主力だが、クマ牧場は家族連れや団体客の受け皿として「温泉以外の体験」を提供してきた。施設のB級スポット的な性格は、昭和〜平成期の地方観光開発の産物であり、いわゆる「昭和の観光地」の雰囲気を色濃く残す点に独自の魅力がある。

地元視点

地元視点

地元の宿の方によれば「新平湯の子グマは本当に人懐っこくて毎年来るお客さんが多い」とのこと。観光協会や地元メディアでは長年「温泉郷のアイドル」として紹介されてきた。子グマの入れ替わりを楽しみにしたリピーターも多い。