S P O T / SPOT-008
熱海秘宝館
あたみひほうかん
日本に現存する数少ない秘宝館の一つ。ロープウェイで向かう立地と「神秘のユートピア」を謳う看板が昭和の観光文化を凝縮している。元祖国際秘宝館(三重)が2007年に閉館した現在、熱海秘宝館はその正統的後継として「秘宝館文化」を守る聖地となった。昭和50年代の性的コンテンツが令和に現存する文化財的価値があり、展示物のツッコミどころ満載な「真面目な不真面目さ」が独特。熱海の温泉・海鮮と組み合わせた「大人の熱海旅行」の核。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01ロープウェイで行くという「あえて不便にした演出」
- 02昭和50年代の性的コンテンツが令和に現存する文化財的価値
- 03日本に現存する秘宝館の一つという希少性
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 静岡県 熱海市
- 住所
- 〒413-0023 静岡県熱海市和田浜南町8-15
- 拝観料
- 1,900円(18歳未満入場不可)
- 時間
- 9:30〜17:30(入館17:00まで)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約2時間30分(東名阪→東名)または1泊推奨
- 最寄駅
- JR東海道本線「熱海駅」
- 駐車場
- 近隣コインパーキング(熱海市営臨港駐車場など)
- 所要
- 1〜2時間
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
熱海秘宝館は1980年開館。静岡県熱海市和田浜南町、八幡山山頂のアタミロープウェイ山頂駅と同じ建物内にあり、錦ヶ浦の観魚洞隧道の上に建つ3階建て施設として整備された(Wikipedia)。秘宝館という業態自体は、1969年の徳島「男女神社秘宝館」、1972年の三重「元祖国際秘宝館」などを嚆矢に、1970年代後半〜1980年代に温泉観光地へ広がったとされる(Wikipedia: 秘宝館)。熱海秘宝館はその系譜の中で現存数少ない“温泉地の秘宝館”として残り、2024年5月14日に40年以上ぶりの大改修を経て「ネオ秘宝館」として再始動した(Wikipedia)。公式の大改修説明では、露骨な性表現だけでなく想像力を含むエロティシズムへ視点を広げる試みが示されている(Wikipedia)。
文化的背景
文化的背景
秘宝館は、団体旅行と温泉観光が伸びた高度成長後期〜バブル前夜の娯楽文化から生まれた、性と笑いを観光化する装置といえる(Wikipedia: 秘宝館)。熱海秘宝館は、その昭和的な「見世物性」と、令和の視点で再評価されるレトロ・珍スポット性の両方を持つため、民俗学的には観光民俗の残存例として、また地域社会では“熱海らしい変化球の名所”として機能している(Wikipedia)。
地元視点
地元視点
訪問記では、ロープウェイで向かう非日常感や、館内の撮影禁止・展示の強烈さが“熱海で一度は体験する場所”として受け止められている(Note: 女ひとり熱海の秘宝館に行く, note: いざ、熱海秘宝館へ!①)。2024年の改装後は、昭和遺産としての懐かしさに加えて新しさも話題になっており、地元の観光導線の一部として続いている(Wikipedia)。
ベストシーズン
ベストシーズン
春〜初夏の平日午前、ロープウェイが空く9:30〜11時台が快適。
撮影のコツ
撮影のコツ
外観はロープウェイ山頂駅との一体感を広角で撮ると雰囲気が出る。錦ヶ浦側の高台景観も良い。館内は原則撮影禁止のため、入口周辺・看板・ロープウェイ車窓を中心に。
注意事項
注意事項
館内は撮影禁止の案内に従い、展示物を勝手に撮らないこと。性を扱う施設なので、同行者や他客への配慮を忘れず、冷やかしや大声を避けて静かに見学する。
関連作品
関連作品
- - 書籍『秘宝館という文化装置』(妙木忍、2014年)
- - 書籍『秘宝館』(都築響一、2009年)
- - 書籍『ROADSIDE JAPAN - 珍日本紀行』(都築響一、1996年)
- - 書籍『I LOVE 秘宝館』(酒井竜次監修、2009年)
- - 音源『熱海秘宝館のテーマ』(サロメの唇、2009年)
- - 映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』(水島努監督、2003年)
トリビア
トリビア
- - 『熱海秘宝館のテーマ』は館の売店で扱われたことがあり、館の“テーマ曲”として語られる(YouTube: サロメの唇 trailer)。
- - 2024年改装で「ネオ秘宝館」となり、昭和展示と令和展示が共存する構成になった(Wikipedia)。
- - 温泉地の秘宝館が激減した結果、熱海秘宝館は“最後の秘宝館”として言及されることが多い(Wikipedia: 秘宝館)。
外部レビュー
外部レビュー
出典