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祭暦もちがせ流しびな行事

F E S T I V A L / FEST-159

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もちがせ流しびな行事

もちがせながしびなぎょうじ

斎 行2026-04-19

鳥取県鳥取市用瀬(もちがせ)町で旧暦3月3日に継承される人形流し(流しびな)の民俗行事。鳥取県指定無形民俗文化財。桟俵(さんだわら)に紙雛と桃・菜の花を載せ、千代川(せんだいがわ)の水流に乗せて流すことで一年の穢れ・厄災を雛に託して送り去る古層の節句行事。雛人形を「飾る」ではなく「流す」古典的形式を保持する全国でも稀少な代表例。

N O P H O T O

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01鳥取県指定無形民俗文化財
  • 02雛人形を「流す」古層の節句行事
  • 03旧暦3月3日に行う本来の上巳節供形式
  • 04桟俵に紙雛・桃・菜の花を載せる伝統意匠
  • 05千代川流域の代表的春の民俗行事

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
鳥取県 鳥取市
斎行
用瀬町・千代川(鳥取県鳥取市用瀬町)
日程
2026-04-19
周期
毎年旧暦3月3日(4月中旬〜下旬)
起源
上巳節供(3月3日)に紙人形を川や海に流して穢れを託す古層の習俗が、近世以降「雛人形を飾る」形に転化していった全国趨勢の中で、用瀬町では旧暦3月3日に桟俵に紙雛・桃・菜の花を載せて千代川へ流す古典的形式を保持し続けた。鳥取県指定無形民俗文化財として保存され、流しびな伝承の代表的事例として位置づけられている。
観覧
千代川河畔で流送を行うため、見学は河岸の整備された見学エリアから。流送地点は水流があり、河岸への立ち入りは地元・警備の指示に従うこと。当日は用瀬流しびなの館(同時開催の展示館)も訪問可。当年の日程・流送地点は鳥取市公式で要事前確認。鳥取駅から因美線・用瀬駅下車。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

近世以来用瀬町で継承される流しびな行事で、鳥取県指定無形民俗文化財。雛人形を「飾る」のではなく「流す」古典的形式を保持する全国でも稀少な代表例として、民俗学・服飾史・節供研究で重要視される。用瀬流しびなの館を併設し、伝統工芸・人形文化の保存・展示も行う。

文化的背景

文化的背景

上巳節供(3月3日)の本来の意味は紙人形に穢れを託して川に流す祓えにあり、近世以降「雛人形を飾る」形に変質する全国趨勢の中で、用瀬町は本来の流送形式を継承し続けた稀少な地域。京都・下鴨神社の流し雛神事や奈良吉野の人形流しと比較される山陰側の代表例。

地元視点

地元視点

用瀬町の住民・流しびなの館・観光協会が一体となって伝統意匠の桟俵・紙雛・節供菓子を継承しており、町の春の象徴的行事として広く認知されている。観光客と地元の混合参加型の運営を行い、伝統と観光の両立を図っている。