異界巡礼

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祭暦甚目の虫送り(オイヤレ)

F E S T I V A L / FEST-156

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甚目の虫送り(オイヤレ)

はだめのむしおくり(おいやれ)

斎 行2026-07-12

三重県松阪市甚目(はだめ)町で7月に継承される伊勢平野内陸部の虫送り行事。松阪市指定無形民俗文化財。「オイヤレ」と称し、菜種ガラを束ねた巨大な松明と太鼓踊りを伴って田畑を巡り、害虫を集落外へ送り出す稲作儀礼。手力男神社を起点に夏の夕刻〜夜に行われ、伊勢平野では数少ない現存する虫送りの代表例。

甚目の虫送り
出典: 松阪市公式ホームページ(文化情報「甚目の虫送り」)(https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/culture-info/hadame-mushiokuri.html)※掲載許諾申請中

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01松阪市指定無形民俗文化財
  • 02「オイヤレ」と呼ばれる伊勢平野内陸部の虫送り
  • 03菜種ガラを束ねた巨大松明と太鼓踊り
  • 04手力男神社を起点とする夏夜の田畑巡行
  • 05伊勢平野では数少ない現存する虫送り行事

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
三重県 松阪市
斎行
手力男神社・甚目町(三重県松阪市甚目町)
日程
2026-07-12
周期
毎年7月第2日曜
起源
近世以来甚目地区で継承されてきた稲作害虫祓いの民俗行事。「オイヤレ」(「追いやれ」の意)の掛け声と太鼓・笛のリズムに合わせ、菜種ガラを束ねた巨大な松明を掲げて手力男神社を起点に田畑を巡行し、害虫を集落外へ送り出す。松阪市指定無形民俗文化財として保存されている。伊勢平野では数少ない現存する虫送りの代表例。
観覧
夕刻〜夜の松明巡行のため、火気に十分注意し、松明列・行列の至近への立ち入りは禁止。菜種ガラの燃焼による煙・火の粉が発生するため衣服の防火に注意。田畑沿いの農道を巡行するため農作物への踏み込み厳禁。当年の日程・コースは松阪市公式で要事前確認。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

近世以来松阪市甚目町で継承される稲作害虫祓いの民俗行事で、松阪市指定無形民俗文化財。「オイヤレ」と称する掛け声と菜種ガラ松明・太鼓踊りを伴う夜の田畑巡行は伊勢平野内陸部の虫送りの典型例。

文化的背景

文化的背景

全国の虫送り行事の中で、実盛伝説に基づく系(美濃市虫送り fest-148・サバー送り fest-149)、稲作害虫祓いと祖霊祭祀の習合系(高橋の虫送り fest-151)に対し、甚目の虫送りは「オイヤレ」の掛け声と松明・太鼓を主構成とする音響・火光的虫送りに位置づけられる。三重県の虫送りの代表例として民俗学的に重要。

地元視点

地元視点

手力男神社の氏子組織と甚目町の住民により松明制作・太鼓役・行列役が分担され継承されている。松阪市の夏の代表的民俗行事の一つとして観光化は限定的だが、地元の保存意識は高い。