F E S T I V A L / FEST-149
weird
サバー送り
さばーおくり
斎 行2026-07-05
山口県長門市で継承される全国的にも珍しい虫送り神事。山口県指定無形民俗文化財。「サバーサマ」と「サネモリサマ」の2体の藁人形を、飯山八幡宮を起点に集落から集落へリレー式に送り継ぎ、最終的に集落外へ送り出すことで稲の害虫退散・豊作を祈る。「サバー」は害虫の意とも、サバーサマは害虫を治める神格とも伝わり、複数集落を横断する送り継ぎ構造が他地域の虫送りと一線を画す。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01山口県指定無形民俗文化財
- 02サバーサマとサネモリサマの藁人形2体
- 03集落から集落へのリレー式送り継ぎ
- 04飯山八幡宮を起点とする多集落横断の虫送り
- 05全国的にも珍しい広域連携型の虫送り
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 山口県 長門市
- 斎行
- 飯山八幡宮〜周辺集落(山口県長門市)
- 日程
- 2026-07-05
- 周期
- 毎年7月上旬
- 起源
- サネモリサマは源平合戦の斎藤実盛に由来する害虫鎮めの神格で、サバーサマは害虫そのもの、あるいはそれを治める神格と伝わる。長門市域では集落ごとに藁人形を仕立てて隣集落へ送り、隣集落がさらに次の集落へと送り継ぎ、最終的に集落外(海・川・山)へ送り出す広域連携型の虫送り神事として継承されてきた。山口県指定無形民俗文化財。
- 観覧
- 実施地区は長門市内の複数集落に分かれ、各集落で日程・出発時刻が異なる。集落間の送り継ぎを追うには車移動が必要で、地元住民の生活と一体化した神事のため騒音や撮影は控えめに。当年実施情報は長門市公式で要事前確認。藁人形に近づきすぎないこと。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
近世以来長門市域で継承される広域連携型の虫送り神事で、山口県指定無形民俗文化財として保存されている。サバーサマ・サネモリサマの藁人形2体を集落間でリレーする形式は全国的にも珍しく、長門市の夏の代表的民俗行事の一つ。
文化的背景
文化的背景
斎藤実盛伝説に基づく実盛虫送りの系譜は全国に分布するが、長門市のサバー送りはサネモリサマに加えサバーサマを並べる二神格形式、および集落間リレーという広域連携構造を持つ点で、他地域の虫送りと一線を画す。美濃市虫送り(fest-148)など他地域の実盛系虫送りと比較される山陰・山口側の代表例。
地元視点
地元視点
各集落の保存会が独自に藁人形を仕立て、隣集落へ送り継ぐ広域連携を維持している。集落間の絆を再確認する年中行事として地元に深く根付いており、観光化は限定的で住民生活と一体化した民俗行事として継承されている。
R E F E R E N C E