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祭暦六郷のカマクラ

F E S T I V A L / FEST-116

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六郷のカマクラ

ろくごうのかまくら

斎 行2026-02-102026-02-14

秋田県美郷町六郷地区に七百余年伝承される小正月の火祭・年占い行事。鎌倉初期に二階堂氏が六郷の地頭として赴任し、京都御所の正月行事「左義長」の吉書焼きを伝えたものと言い伝えられる。豊作・安全繁栄を祈る「年ごい」、凶作・不幸を祓う「悪魔払い」、その年の吉凶を占う「年占い」の三要素が一体となった行事で、蔵開き・天筆書初め・鳥追い小屋・天筆掲揚・竹うち・天筆焼きの一連の催しからなる。昭和57年(1982年)1月14日に国指定重要無形民俗文化財に指定された。観光化された雪室「かまくら」とは別系統の本来の小正月行事。

六郷のカマクラ
写真提供 六郷のカマクラ行事継承会

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01国指定重要無形民俗文化財(昭和57年1月14日指定)
  • 02七百余年の歴史を有する小正月の火祭・年占い行事
  • 03鎌倉初期に二階堂氏が京都御所の「左義長」を伝えたと言い伝えられる
  • 04最終日夜の竹うち:北軍・南軍に分かれた男衆が長竹で激しく打ち合う
  • 05竹うちの勝敗で年を占う:北軍勝=豊作、南軍勝=米相場上昇
  • 06天筆焼き:五色の天筆を燃やし、書初めの炎で一年の吉凶を占う

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
秋田県 仙北郡美郷町
斎行
秋田県仙北郡美郷町六郷地区(カマクラ畑公園・諏訪神社前ほか)
日程
2026-02-10 〜 2026-02-14
周期
毎年2月11日〜15日(小正月行事・5日間)
起源
京都御所で行われていた正月の火祭「左義長(さぎちょう)」の吉書焼きの遺風をうつしたものとされ、鎌倉初期に二階堂氏が六郷の地頭となり、鎌倉幕府の「吉書初め」の行事をもたらしたものと言い伝えられる。豊作・安全繁栄を祈る「年ごい」、凶作・不幸を除去する「悪魔払い」、その年の吉凶を占う「年占い」の三者が一体となった小正月行事として、観光化が進む東北地方のカマクラの中でも今なお本来の姿を保ち、住民の伝承欲も高いことから、昭和57年(1982年)1月14日に国指定重要無形民俗文化財に指定された。最終日夜の竹うちは、六郷地区が北軍・南軍に分かれて長竹で激しく打ち合う勇壮な火祭で、北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がると伝えられている。
観覧
会場はカマクラ畑公園(美郷町六郷字本道町115)と諏訪神社前ほか六郷地区各所。期間中は鳥追い小屋の建造、天筆書初め、天筆掲揚、竹うち、天筆焼き等が日替わりで行われる。最終日(2月15日/令和8年は2月14日)夜の竹うち・天筆焼きが最大の見どころ。竹うちは午後8時頃〜開始。極寒・積雪期の野外行事のため、防寒装備・滑り止め必須。長竹が激しく交錯するため、観覧位置に関する係員の指示に必ず従うこと。アクセス:JR大曲駅よりバス約20分(六郷大町下車・徒歩5分)、または車で秋田道大曲ICから約20分。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

六郷のカマクラは秋田県仙北郡美郷町六郷地区に七百余年伝承される小正月行事である。京都御所で行われていた正月の火祭「左義長(さぎちょう)」の吉書焼きの遺風をうつしたものとされ、鎌倉初期に二階堂氏が六郷の地頭となり、鎌倉幕府の「吉書初め」の行事をもたらしたものと言い伝えられる。六郷のカマクラ公式 江戸期以降も小正月行事として継承され、明治・大正期に観光化された他地域の「かまくら」とは異なり、本来の年占い・悪魔払いの形を保持してきた。昭和57年(1982年)1月14日に国の重要無形民俗文化財に指定された。美郷町「四方山話」, 国指定文化財等データベース

文化的背景

文化的背景

六郷のカマクラは「豊作・安全繁栄を祈る『年ごい』」「凶作・不幸を除去する『悪魔払い』」「その年の吉凶を占う『年占い』」の三者が一体となった小正月行事である。2月11日〜15日の5日間にわたり、初日の「蔵開き」と「天筆書初め」から、最終日の「竹うち」と「天筆焼き」までの一連の催しからなる。観光客が観賞する雪室の「かまくら」とは別系統で、雪国の小正月行事の本来の姿を伝える稀少な事例として民俗学的価値が高い。東北観光推進機構

地元視点

地元視点

行事は六郷のカマクラ行事継承会(事務局:名水市場湧太郎内・あきた美郷づくり株式会社)が中心となって運営されている。竹うちでは地区を「北軍」「南軍」に分け、男衆が長竹を持って打ち合う。北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がると伝えられ、今もなお勝敗の結果は地域で話題となる。るるぶ&more. 天筆(てんぴつ)は五色の短冊状の紙で、新年の祝詞や願い事が書き入れられ、長竹に結びつけて空に翻らせた後、天筆焼きで一年の吉凶を占う書初めとして燃やされる。

ベストシーズン

ベストシーズン

最終日(令和8年は2月14日)夜の竹うち・天筆焼き。竹うちは午後8時頃〜開始。極寒・積雪期につき防寒装備必須。

撮影のコツ

撮影のコツ

夜間屋外の動体撮影となる。竹うちは竹の交錯と火の粉が激しく、撮影位置に関する係員の指示に必ず従う。三脚使用・フラッシュ使用は事前に主催者へ確認のこと。長竹が振り下ろされる範囲に立ち入らない。

注意事項

注意事項

竹うちは長竹の交錯と火の粉が激しい勇壮な火祭である。観覧位置に関する係員の指示に必ず従い、安全な観覧エリアから鑑賞すること。極寒・積雪期の野外行事のため、防寒装備・滑り止めが必須。撮影・取材は六郷のカマクラ行事継承会の指示に従い、煽情的・興味本位の表現は避ける。

関連作品

関連作品

  • 『六郷のカマクラ』(美郷町教育委員会刊)
  • 「カマクラ②六郷のカマクラ」(なんも大学、2017年)
  • 国指定重要無形民俗文化財 六郷のカマクラ-竹うち・天筆焼き-(YouTube記録映像、2023年)

トリビア

トリビア

  • 「カマクラ」の名称は鎌倉幕府時代に行事が伝来したことに由来するとされる
  • 北軍勝=豊作、南軍勝=米相場上昇という年占いは現在も継承されている
  • 観光化された雪室の「かまくら」とは別系統の本来の小正月行事
  • 竹うちの竹は六郷地区の竹林から伐り出され、行事のために準備される

外部レビュー

外部レビュー

  • 六郷のカマクラ(るるぶ&more.、2025年)
  • 【美郷町】2026年の「六郷のカマクラ」を開催!(akitanote、2026年)

出典

出典