F E S T I V A L / FEST-115
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奥能登のあえのこと
おくのとのあえのこと
斎 行2026-12-05 〜 2027-02-09
奥能登4市町の民家で行われる田の神迎え・送り儀礼。12月5日に田から目に見えない田の神を家に迎え、風呂を勧め膳を供え、2月9日に再び田へ送り出す。家ごとに当主が一人で田の神に語りかけ、もてなす特異な農耕儀礼として、国指定重要無形民俗文化財(昭和51年)であり、ユネスコ無形文化遺産にも単独登録されている。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01国指定重要無形民俗文化財(昭和51年指定)
- 02ユネスコ無形文化遺産(単独登録)
- 03目に見えない田の神を迎え膳でもてなす
- 04家ごとに当主が田の神に語りかける所作
- 0512月5日(迎え)と2月9日(送り)の対構造
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 石川県 輪島市・珠洲市・穴水町・能登町
- 斎行
- 石川県奥能登地域(輪島市・珠洲市・穴水町・能登町)の民家
- 日程
- 2026-12-05 〜 2027-02-09
- 周期
- 迎え:12月5日、送り:2月9日(家ごとに継承)
- 起源
- あえのこととは「饗(あえ)の事」の意で、田の神を家に迎え饗応する儀礼を指す。稲作農耕の収穫感謝と豊穣祈願が結びついた家単位の年中行事で、文献上は江戸期から記録される。能登地方では明治以降も家ごとの伝承が続き、1976年(昭和51年)に国指定重要無形民俗文化財となり、2009年にはユネスコ無形文化遺産(単独項目)に登録された。
- 観覧
- 本来は家単位の儀礼のため、公開行事は限定的。輪島市・珠洲市等で観光客向け公開実演が行われる年もあるため、各市の観光協会・文化財担当に最新情報を確認すること。能登半島地震の影響で実施可否が変動する可能性が高いため、訪問前の確認は必須。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
奥能登の家ごとに伝承されてきた家内儀礼で、田の神を稲作の節目ごとに家に迎え饗応するという観念に基づく。明治期以降の民俗学的調査により広く知られ、特に折口信夫らの「田の神」研究で重要視された。1976年に国指定重要無形民俗文化財となり、2009年にユネスコ無形文化遺産代表一覧表に単独項目として記載された。
文化的背景
文化的背景
目に見えない神を家の中に迎え、姿のないまま会話し饗応するという所作は、日本の民俗信仰の中でも特異な形式として知られる。共同体の祭礼ではなく家単位の儀礼として継承される点も民俗学的に重要視されている。
地元視点
地元視点
「お父っつぁま」「田の神様」と呼びかける口承の文句や、膳に供える料理の作法が家ごとに微妙に異なる。継承者の高齢化と能登半島地震の影響で、継承体制の維持が現在の課題となっている。