F E S T I V A L / FEST-113
fire
大善寺玉垂宮の鬼夜
だいぜんじたまたれぐうのおによ
斎 行2026-01-07
福岡県久留米市の大善寺玉垂宮で毎年1月7日に行われる鬼会神事。長さ約13m・重さ約1.2tの大松明6本を境内で振り回し、火の粉を浴びる男たちの姿が伝統と一体化する。1600年余りの歴史を持つとされ、日本三大火祭の一つに数えられる国指定重要無形民俗文化財。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01全長約13m・重さ約1.2tの大松明6本
- 021600年余の伝統を持つ追儺神事
- 03国指定重要無形民俗文化財(平成6年12月13日指定)
- 04日本三大火祭の一つ
- 05夜21時頃から境内で大松明を振り回す
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 福岡県 久留米市
- 斎行
- 大善寺玉垂宮(福岡県久留米市大善寺町宮本1645)
- 日程
- 2026-01-07
- 周期
- 毎年1月7日(固定)
- 起源
- 社伝では仁徳天皇の御代に大藏五位藤大臣公成が国家鎮護のため鬼会を執り行ったのが起源とされる。仏教法会と民俗追儺が習合した形を残し、毎年正月7日に「鬼夜」として伝承されてきた。大松明・鉾面神事・玉垂れの神事の三要素が組み合わさり、現在まで地元の鬼夜執行委員会と氏子組織により継承されている。
- 観覧
- 会場は大善寺玉垂宮(久留米市大善寺町宮本)。1月7日21時前後から大松明6本が境内に登場し、火の粉と煙の中で振り回される。極寒の夜の野外行事で、防寒・耐火に注意が必要。混雑・煙・落下火の粉のリスクがあるため、観覧位置は係員指示に従う。最寄りはJR鹿児島本線久留米駅または西鉄久留米駅からバス・タクシー。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
大善寺玉垂宮は奈良時代以前に遡るとされる古社で、玉垂命(高良玉垂神)を祀る。鬼夜は仁徳天皇期に始まる追儺神事と伝えられ、平安・鎌倉を通じて宮中追儺の影響を受けながら筑後の地に独自の形で根付いた。江戸期には筑後一円から見物人が集まる大火祭となり、明治の神仏分離も乗り越えて現在まで伝承された。
文化的背景
文化的背景
日本各地に残る松明系火祭の中でも、6本の大松明を同時に境内で振るスケールは群を抜く。火による穢れの祓いと、年初に共同体の安寧を願う追儺儀礼の典型例として、民俗学的にも重要視されてきた。
地元視点
地元視点
地元では「鬼夜が終わって新年が始まる」とされ、氏子の若衆が大松明を担ぐ役を継承する。火の粉を浴びると無病息災が叶うと信じられている。