F E S T I V A L / FEST-110
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高千穂神社 棚田神楽
たかちほじんじゃ たなだかぐら
斎 行2026-03-07
宮崎県高千穂町で毎年3月上旬に開催される棚田を舞台にした夜神楽公演。重要無形民俗文化財「高千穂の夜神楽」を母体に、春の棚田の畦で焚き火を囲んで奉納される特別公演。冬季夜神楽が各集落の神社で行われるのに対し、棚田神楽は屋外開放型で、神話の舞台「高天原」の景観の中で神楽を体感できる。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01棚田×神楽:耕作前の段々畑に篝火が灯り、その中で天岩戸神話の舞が奉納される
- 02戸取・手力雄の舞:天岩戸を開く力技の演目、岩戸開きの瞬間の所作が圧巻
- 03山里の闇と星空:高千穂の冷気と無光害の星空のもとで観る神楽体験
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 宮崎県 西臼杵郡高千穂町
- 斎行
- 高千穂神社
- 日程
- 2026-03-07
- 周期
- 毎年3月上旬の土曜日
- 起源
- 高千穂の夜神楽は中世以来の修験道系神楽で、天岩戸・国生み・三毛入野命などの神話を33番の演目で構成する。1978年に国の重要無形民俗文化財に指定。棚田神楽は冬季夜神楽の保存普及を目的に近年企画された特別公演で、高千穂町観光協会と神楽保存会が共催する。
- 観覧
- JR延岡駅から高千穂行きバスで約1時間半。会場は棚田のため舗装路ではない。3月とはいえ高千穂の夜は氷点下になることも多く、防寒・カイロ必須。事前予約制の場合あり、観光協会で要確認。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
高千穂神楽は中世の山伏(修験者)が伝えた神楽が在地化したもので、近世には村ごとに「神楽宿」を持ち回りで主催する形態が確立した。明治の神仏分離・修験道廃止令を経ても集落単位で継承され、現在も20以上の集落で冬期に奉納が続けられている。棚田神楽は1990年代以降の観光向け企画。
文化的背景
文化的背景
高千穂は記紀神話の天孫降臨の地として位置づけられ、神楽の演目は神話を演じることで地霊・天神を地に呼び降ろす構造を持つ。棚田という人工景観で神楽を演じることは、農耕儀礼・神話再演・観光資源化の三重の意味を帯び、現代の民俗の継承と再構築のあり方を考える事例として注目される。
出典
出典
- 高千穂町観光協会
- 文化庁「高千穂の夜神楽」指定資料
- 高千穂神楽保存会