異界巡礼

BIZARRE JAPAN

名鑑めがねミュージアム

S P O T / SPOT-368

B級・カオス

めがねミュージアム

めがねみゅーじあむ

国産眼鏡フレームの約95%を生産する「めがねのまち」福井県鯖江市が、眼鏡ただ一点に特化して建てた専門ミュージアム。拠点となる「めがね会館」は屋上に赤い巨大めがねのオブジェを掲げ、真上から見ると建物そのものが眼鏡の形をしている。館内に入るとまず、約700個の金属フレームを組み上げた直径約3.2メートルの球体オブジェが頭上に浮かぶ。3階のめがね博物館は入館無料で、1905年に増永五左衛門が農閑期の副業として大阪から職人を招いたことに始まる100余年の生産史、福井発のチタンフレーム、めがね大使・大村崑が集めた美空ひばりや石原裕次郎ら著名人愛用眼鏡のコレクションを展示する。総合博物館ではなく、一産業に街ぐるみで殉じた偏執の視覚化として尖っている。

めがねミュージアム
Wikimedia Commons / Opqr / CC BY-SA 4.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01屋上に赤い巨大めがねオブジェを掲げ、真上から見ると建物自体が眼鏡形をした「めがね会館」
  • 02約700個の眼鏡フレームで組んだ直径約3.2メートルの球体オブジェが入口の頭上に浮かぶ
  • 03喜劇俳優・大村崑が集めた美空ひばり・石原裕次郎ら著名人愛用眼鏡の「有名人眼鏡コレクション」

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
福井県 鯖江市
住所
〒916-0042 福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館
拝観料
めがね博物館:入館無料(体験工房は有料・要予約)
時間
めがねSHOP 10:00〜19:00/体験工房・めがね博物館・カフェ 10:00〜17:00(水曜・年末年始休、祝日除く)
状態
現存
亀山から
車で約2時間15分(名神・北陸自動車道経由で鯖江ICから約10分)、または鉄道でJR鯖江駅下車徒歩約10分
最寄駅
JR北陸本線・ハピラインふくい「鯖江駅」
徒歩
10分
駐車場
あり・無料(めがね会館駐車場)
所要
1〜2時間

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

鯖江の眼鏡産業は1905年(明治38年)、豪農・増永五左衛門が雪深く農閑期の副業に乏しい土地の暮らしを立てるため、大阪から眼鏡職人を招いて技術を導入したことに始まる。以来100余年、鯖江は国産フレームの約95%を生産する一大産地に育ち、1980年代には世界に先駆けてチタンフレームを実用化した。その歴史と技術を一箇所で見せる拠点として整備されたのが、福井県眼鏡協会が運営するめがね会館内の「めがねミュージアム」である。館の顔である屋上の赤い巨大めがねオブジェは遠望のランドマークとなり、真上から見ると建物自体が眼鏡の形をしているという徹底ぶりで、街のアイデンティティを建築ごと体現している。めがねミュージアム公式, 鯖江市観光

文化的背景

文化的背景

総合的な郷土博物館ではなく「眼鏡」ただ一点に街全体が殉じた産業モノカルチャーの視覚化という点に、この施設の異形性がある。館内に入ってまず頭上に現れるのは、約700個の金属フレームを組み上げた直径約3.2メートルの球体オブジェで、無数の眼鏡が一つの巨大な塊を成す光景は、産地の物量と偏執を一枚の絵に凝縮している。産業観光・地場PR・体験工房・著名人コレクション展示が渾然一体となり、「眼鏡でしか語らない」姿勢を貫くことで、ありふれた資料館とは一線を画す珍スポットとして機能している。頭上で輝くフレームの球体(日経), 鯖江市のシンボル めがねミュージアムには何がある?

地元視点

地元視点

運営は福井県眼鏡協会で、めがね博物館は入館無料。3000種以上の福井・鯖江製ハウスブランドフレームを扱うめがねショップ、糸鋸で自分だけの眼鏡やキーホルダーを作れる体験工房、ミュージアムカフェ、土産コーナーを併設し、産地全体のショールーム兼交流拠点として位置づけられている。毎年秋には街をあげての「めがねフェス」も開かれ、施設は鯖江の産業アイデンティティの中核として地元に定着している。めがねミュージアム公式, 鯖江市観光

ベストシーズン

ベストシーズン

通年。屋外オブジェと建物外観は日中の順光が撮りやすい。毎年秋の「めがねフェス」開催時は街全体が眼鏡一色になり、賑わいと合わせて楽しめる。

撮影のコツ

撮影のコツ

屋上の赤い巨大めがねオブジェは建物正面のやや引いた位置から全景を。館内では頭上の眼鏡フレーム球体を真下から見上げるアングルが定番。ガラスケース越しの大村崑コレクションは反射に注意し、展示物への撮影可否は現地表示に従う。

注意事項

注意事項

現役の商業施設・ショールームを兼ねるため、ショップや工房では他の来館者・購入客への配慮を。展示ケース内のコレクションはフラッシュ・三脚など現地ルールに従い、係員の指示を優先する。

関連作品

関連作品

  • - 日本経済新聞「頭上で輝くフレームの球体 めがねミュージアム(福井県鯖江市)」(2020年)— 入口の球体オブジェを主役に取り上げた記事。日経
  • - CNN Travel「Sabae: The 'eyeglasses capital' of Japan」— 鯖江が国産フレームの大半を担う産地であることを紹介。CNN
  • - 福井県公式観光サイト「Fukui: A Global Eyewear Hub」— 産地としての鯖江とミュージアムを英語で紹介。Discover Fukui

トリビア

トリビア

  • - 建物「めがね会館」は真上から見ると眼鏡の形をしている。
  • - 入口の球体オブジェは1個あたり金属フレーム約700個・直径約3.2メートル。
  • - 喜劇俳優・大村崑は「めがね大使」を務め、美空ひばり・石原裕次郎ら著名人の愛用眼鏡コレクションを寄せている。
  • - 鯖江は世界に先駆けてチタンフレームを実用化した産地でもある。

外部レビュー

外部レビュー

出典

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