S P O T / SPOT-362
安神山の烏帽子岩
あんじんさんのえぼしいわ
安神山(あんじんさん)は、瀬戸内しまなみ海道の大三島にそびえる標高約267〜275mの岩峰で、山頂部の花崗岩が烏帽子岩・兜岩・唐獅子岩などと呼ばれる巨岩・奇岩群をなす。とりわけ烏帽子岩は二枚の巨石が割れて立つ独特の姿で、その隙間から瀬戸内海の島々を望む。安神山は、全国の山祇神社・三島神社の総本社である大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の背後に立つ神体山(神が鎮まる山)の一つとされ、古来より信仰の対象とされてきた。花崗岩が露出した尾根には巨石が点在し、磐座(いわくら)信仰の気配を色濃く残す。登山口は大山祇神社で、安神山を経て大三島最高峰の鷲ヶ頭山(436.5m)へと尾根が続く。距離は短いが岩場が連続し、神域としての厳かさと瀬戸内の大展望を併せ持つ。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01二枚の巨石が割れて立つ烏帽子岩と、その隙間から望む瀬戸内海
- 02兜岩・唐獅子岩など花崗岩の奇岩が点在する露岩の尾根
- 03大山祇神社の神体山=磐座信仰を色濃く残す神域
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 愛媛県 今治市
- 住所
- 愛媛県今治市大三島町宮浦(大山祇神社背後・安神山)
- 拝観料
- 無料
- 時間
- 見学自由(日中の登山推奨)
- 状態
- 現存(自由に登山可・神体山)
- 亀山から
- 車で約3時間(新名神・山陽道・しまなみ海道経由で大三島へ、約230km)
- 最寄駅
- なし(大三島・大山祇神社が起点)
- 徒歩
- 40分
- 駐車場
- 大山祇神社周辺・安神山わくわくパークに駐車場あり
- 所要
- 安神山往復で約1〜2時間
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
文化的背景
文化的背景
巨石・奇岩を神の依代(よりしろ)とする磐座信仰は、日本各地の山岳信仰の古層をなす。安神山が大山祇神社の神体山とされるのも、露出した花崗岩の巨石群が神聖視されてきたことの表れである。烏帽子岩・兜岩・唐獅子岩といった名は、岩の形を烏帽子(公家の冠)や兜、唐獅子に見立てたもので、自然の造形に意味を見いだす民俗的想像力を物語る。社殿で祀る人格神と、山上の巨石を直接拝む原初的な信仰とが、ひとつの聖地に重なっている。Shimanabi
地元視点
地元視点
ベストシーズン
ベストシーズン
空気の澄む晩秋〜冬、または新緑の初夏。瀬戸内の展望を狙うなら晴天の午前。
撮影のコツ
撮影のコツ
烏帽子岩は二枚の巨石の割れ目に瀬戸内海の島影を入れると、岩のスケールと神域の気配が同時に写る。順光の午前が花崗岩の赤みを出しやすい。
注意事項
注意事項
山頂部は花崗岩の岩場が連続し、滑落・転倒に注意。神体山のため巨石への落書き・登攀・持ち出しは厳禁。夏は熱中症対策と水分補給を。
関連作品
関連作品
- 大三島は大山祇神社の存在から「神の島」と呼ばれ、しまなみ海道の観光資源として多くの登山ガイド・旅行記で紹介されている。安神山・鷲ヶ頭山の巨石群は、瀬戸内の花崗岩奇岩を代表する景観として写真・登山記事に取り上げられる。愛媛の小山登り
トリビア
トリビア
- ・安神山は大山祇神社の神体山の一つで、社殿の背後にそびえる。
- ・烏帽子岩・兜岩・唐獅子岩は、いずれも岩の形を見立てた呼び名。
- ・尾根は大三島最高峰の鷲ヶ頭山(436.5m)へと続く。
外部レビュー
外部レビュー
出典