S P O T / SPOT-296
寒風山回転展望台
かんぷうざんかいてんてんぼうだい
男鹿半島の付け根、標高約355mの寒風山頂に立つ円筒形の展望施設。最上階(4階)の展望フロアが床ごとゆっくり回転し、約13分で一周する間に、座ったまま大潟村・八郎潟・男鹿三山・鳥海山・日本海の360度パノラマが切り替わっていく仕組みである。寒風山自体が芝草に覆われたなだらかな草原状の火山で、樹木がほとんど無いため視界を遮るものがない。回転展望台は1964年の開業以来、昭和の観光開発期に各地へ建てられた「回転展望」の系譜を今に伝える数少ない現役施設のひとつであり、芝山の頂にUFOのような建屋がぽつんと載る光景そのものが珍スポット的な存在感を放っている。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01床が約13分で一周する回転展望フロア。座ったまま360度の景色が入れ替わる
- 02樹木のない芝草の山頂に円筒形の建屋が単独で載る、UFO然とした外観
- 03大潟村の干拓地・八郎潟・鳥海山・日本海を一望する遮蔽物のない大展望
- 04昭和の観光開発が生んだ『回転展望台』様式の現役遺産
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 秋田県 男鹿市
- 住所
- 秋田県男鹿市脇本富永字寒風山1-1
- 拝観料
- 大人540円、小中高生270円(団体15名以上:大人430円・小中高生220円)
- 時間
- 8:30〜17:00(3月中旬〜12月上旬の期間営業/冬季は積雪のため閉鎖)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車+公共交通で約9〜10時間(実質は飛行機利用が現実的)。鉄道なら名古屋から秋田新幹線・奥羽本線経由で秋田駅→JR男鹿線「男鹿駅」、駅からタクシーで約20分。車のみなら名阪国道・東名・北陸道・日本海東北道経由で約800km。
- 最寄駅
- JR男鹿線「男鹿駅」
- 徒歩
- 0分
- 駐車場
- あり・無料(山頂駐車場)
- 所要
- 30分〜1時間
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
寒風山は標高約355m、男鹿半島の基部にある第四紀の火山で、山頂部は芝草に覆われたなだらかな草原状の地形をなす。樹木がほとんど生えないため古くから採草地・放牧地として利用され、見晴らしのよさから観光地化が進んだ。回転展望台は秋田中央交通が運営し、1964年(昭和39年)に開業したと伝えられる。最上階の展望フロアが回転する構造は、高度経済成長期に全国で流行した『回転展望台』様式の典型で、当時の観光開発ブームの空気を今に伝える。寒風山 - Wikipedia, 公式サイト(秋田中央交通)
文化的背景
文化的背景
男鹿半島はナマハゲ伝承で知られる民俗の濃い土地であり、寒風山は八郎潟干拓地を見下ろす位置にある。眼下に広がる大潟村は、かつて日本第二の湖だった八郎潟を干拓して造られた人工の大地で、整然と区画された農地のパッチワークが展望台からよく見える。自然の火山草原・近代の大干拓・昭和の観光建築という三つの時代の地層を一望のもとに収める点で、単なる景勝地以上の文化的厚みをもつ。男鹿なび, 寒風山 - Wikipedia
地元視点
地元視点
ベストシーズン
ベストシーズン
営業期間(おおむね3月中旬〜12月上旬)の晴天日。空気の澄む初夏や秋は鳥海山まで見通せる。冬季は積雪で閉鎖。
撮影のコツ
撮影のコツ
芝の山頂に円筒形の建屋が単独で載る構図は、麓側からやや離れて建屋全体を入れると映える。回転フロア内からは窓ガラス越しの撮影になるため、反射を避けてレンズをガラスに寄せるとよい。山頂は風が強く帽子・三脚の飛散に注意。
注意事項
注意事項
山頂は遮るものがなく強風になりやすい。回転床にはわずかな段差があり、足元に注意。冬季(積雪期)は閉鎖されるため事前に運行期間を確認すること。
関連作品
関連作品
- - テレビ・旅番組での男鹿半島特集でしばしば空撮・展望シーンとして登場する。
- - 各種旅行ガイド(じゃらん・4travel等)に『回転する展望台』として多数の訪問記がある。4travel
トリビア
トリビア
- - 展望フロアは約13分で一周する。
- - 寒風山は樹木が少なく、グラススキーやパラグライダーのフィールドとしても使われる。
- - 高度成長期に全国へ建てられた『回転展望台』の多くが姿を消すなか、現役で回り続けている貴重な一基。
外部レビュー
外部レビュー
出典