S P O T / SPOT-287
マタギ資料館
またぎしりょうかん
秋田県北秋田市・阿仁の山深い打当(うっとう)地区にある、伝統的な狩猟民「マタギ」の文化と歴史を専門に紹介する資料館。打当温泉「マタギの湯」に併設され、クマなどを狩るために用いた猟銃や山刀、ケラと呼ばれる蓑や毛皮の装束、捕獲用具などを展示し、ジオラマや映像でマタギの暮らしと狩りの様子を伝える。阿仁マタギは独自の掟・言葉(山言葉)・山の神への信仰を持ち、山の恵みと共生してきた集団として知られる。クマの剥製を配した展示室は、消えゆく山の生業の記憶を体感的に伝える場として、民俗・狩猟文化の希少な拠点になっている。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01クマの剥製を中心に据えた狩猟ジオラマ展示
- 02マタギ独自の山刀・猟銃・蓑(ケラ)など実物の狩猟具
- 03山の神信仰・山言葉など独自の掟と精神世界の紹介
- 04温泉宿『マタギの湯』併設で狩猟体験や熊鍋とも連動
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 秋田県 北秋田市
- 住所
- 〒018-4731 秋田県北秋田市阿仁打当字仙北渡道上ミ56
- 拝観料
- 大人200円/小人100円(打当温泉マタギの湯宿泊者は無料)
- 時間
- 9:00〜17:00
- 状態
- 現存(開館中)
- 亀山から
- 車+新幹線で約7〜8時間。亀山ICから名古屋経由で秋田新幹線・角館へ、秋田内陸縦貫鉄道で阿仁方面、阿仁マタギ駅から車。山間部のため現地は車推奨。
- 最寄駅
- 秋田内陸縦貫鉄道「阿仁マタギ駅」(駅から車で約10〜15分)
- 駐車場
- あり・無料(マタギの湯と共用)
- 所要
- 30分〜1時間(温泉と合わせ半日)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
マタギ資料館は、阿仁の最奥部・打当地区にある打当温泉「マタギの湯」に併設された資料館で、運営はマタギの里観光開発株式会社が担う。阿仁マタギは古くから東北・北海道一帯へ「旅マタギ」として出かけ、各地に狩猟技術を伝えた集団として知られ、その装束・道具・信仰を体系的に展示する。展示には猟銃・山刀・蓑(ケラ)・捕獲具などの実物のほか、ジオラマや映像によるマタギの生活様式と狩りの再現が含まれる。入館料は大人200円・小人100円、温泉宿泊者は無料。北秋田市 マタギ資料館, 北秋田まちづくり観光協会, 打当温泉マタギの湯
文化的背景
文化的背景
マタギは東北の山間部を中心に、集団(マタギ組)でクマやカモシカなどの大型獣を狩ってきた伝統的狩猟者で、山の神への篤い信仰、里言葉と区別される「山言葉」、獲物を無駄なく利用する掟など独自の文化体系を持つ。阿仁マタギはその代表的な系譜のひとつとされる。資料館は単なる道具の陳列にとどまらず、自然への畏れと共生の倫理を核とする山の生業を、現代に伝える民俗継承の装置として機能している。北秋田まちづくり観光協会, 打当温泉マタギの湯
地元視点
地元視点
ベストシーズン
ベストシーズン
新緑〜紅葉(5〜10月)が訪問しやすい。冬は積雪でアクセス路の運転に注意が必要だが、熊鍋など季節の体験は冬の魅力でもある。温泉と合わせて立ち寄るのが定番。
撮影のコツ
撮影のコツ
クマの剥製を据えた狩猟ジオラマの展示室が見せ場。館内撮影の可否は受付に確認のうえ、展示物に近づきすぎず正面から。装束(ケラ)や山刀のディテールは斜め光のない室内照明でぶれに注意。
注意事項
注意事項
山間部の立地で最寄り駅から距離があり、冬期は積雪でアクセス路の運転に注意が必要。展示は文化資料のため、撮影可否を受付で確認し、剥製・装束など展示物には触れない。
関連作品
関連作品
- - 阿仁マタギは、民俗学・狩猟文化の文献やドキュメンタリーでしばしば取り上げられる。資料館はそれら研究・取材の現地拠点として参照される。北秋田まちづくり観光協会
- - 秋田内陸縦貫鉄道沿線の文化観光資源として、東北の歴史文化を学ぶ講座等でも紹介される。JR東日本 東北歴史文化講座
トリビア
トリビア
- - 阿仁マタギは各地へ出向く『旅マタギ』として、東北一円に狩猟技術を伝えた系譜を持つ。
- - 入館は大人200円・小人100円と安価で、温泉宿泊者は無料になる。
- - 資料館は温泉宿『マタギの湯』併設で、狩猟体験の語りや熊鍋など予約制プログラムと連動している。
外部レビュー
外部レビュー
出典