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BIZARRE JAPAN

名鑑赤神神社五社堂

S P O T / SPOT-286

土俗・奇祭

赤神神社五社堂

あかがみじんじゃごしゃどう

男鹿半島・本山の中腹に鎮座する古社で、鬼が一夜で築いたと伝わる「九百九十九段の石段」の先に、横一列に並ぶ五棟の社殿(五社堂)が現れることで知られる。五社堂は正面入母屋造・背面切妻造の建築で、向かって右から三の宮堂・客人権現堂・赤神権現堂(中央)・八王子堂・十禅師堂と称し、1710年(宝永7年)の建立。五棟および中央堂内の厨子は国の重要文化財に指定されている。漢の武帝が連れてきた五匹の鬼の伝説は、男鹿のナマハゲ行事の起源譚のひとつとして語られ、円空作と伝わる十一面観音も祀られる。山中に整然と並ぶ古社殿の佇まいは、修験と神仏習合の歴史を色濃く今に伝えている。

赤神神社五社堂
Wikimedia Commons / 掬茶 / CC BY-SA 4.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01鬼が一夜で築いたと伝わる九百九十九段の苔むした石段
  • 02横一列に整然と並ぶ五棟の入母屋造社殿(1710年建立・重要文化財)
  • 03男鹿のナマハゲ起源譚と結びつく『五匹の鬼』の伝承
  • 04円空作と伝わる十一面観音を祀る神仏習合の聖地

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
秋田県 男鹿市
住所
〒010-0673 秋田県男鹿市船川港本山門前字祓川35
拝観料
無料
時間
境内自由(社務所・授与は不定。日没前の参拝・下山推奨)
状態
現存(国指定重要文化財)
亀山から
車+新幹線で約7〜8時間。亀山ICから名古屋経由、東北新幹線で秋田方面へ向かい、秋田駅・男鹿駅からレンタカーで本山中腹の駐車場へ。実質的には現地で車が必須の遠隔地。
最寄駅
JR男鹿線「男鹿駅」(駅から車で約30分+登山口から徒歩)
徒歩
30分
駐車場
あり・無料(門前の登山口駐車場)
所要
1.5〜2.5時間(石段往復含む)

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

赤神神社は男鹿半島の霊峰・本山の山腹に鎮座し、社伝では漢の武帝が降臨した「赤神」を祀ったことに始まると伝わる。中世には修験の霊場として赤神山日積寺永禅院が置かれ、神仏習合のもとで栄えた。五社堂は現在のものが1710年(宝永7年)の再建で、正面入母屋造・背面切妻造の社殿が五棟、横一列に並ぶ。向かって右から三の宮堂・客人権現堂・赤神権現堂(中央堂)・八王子堂・十禅師堂と称し、中央堂内の室町時代後期の厨子とともに国の重要文化財に指定されている。赤神神社 - Wikipedia, 男鹿市 赤神神社五社堂, 男鹿なび

文化的背景

文化的背景

五社堂へ至る九百九十九段の石段には、武帝が連れてきた五匹の鬼にまつわる伝説が残る。乱暴を働く鬼に手を焼いた村人が「一晩で千段の石段を築けたら娘を差し出す」と賭けを持ちかけ、鬼が九百九十九段まで築いたところで村人が鶏の鳴き真似をして夜明けを装い、賭けを破ったという。この鬼の伝承は、男鹿に伝わるナマハゲ行事の起源譚のひとつとして広く語られており、五社堂は祭礼の民俗と建築遺産が重なる場として位置づけられる。赤神神社 - Wikipedia, 男鹿なび

地元視点

地元視点

地元では「九百九十九段」の石段登拝そのものが参拝の核とされ、観光案内でも所要時間や足元の注意がくり返し強調される。石段は急峻で苔むし、雨天・冬季は危険を伴うため、地域の案内は健脚向け・日没前の下山を勧める。男鹿の象徴であるナマハゲ文化の源流のひとつとして、地元観光でも重視される拝所である。男鹿なび, 旅東北

ベストシーズン

ベストシーズン

新緑〜紅葉(5〜10月)の日中。石段が苔むして滑りやすいため、雨天直後・積雪期は避け、日没の数時間前までに登拝・下山を終えるのが安全。

撮影のコツ

撮影のコツ

五棟が横一列に並ぶ正面の構図が定番。やや引いて五社堂全景を一枚に収めると「並ぶ社殿」の珍しさが際立つ。石段は急で苔むすため三脚使用時も足元注意。社殿は文化財のため近接・触れての撮影は避ける。

注意事項

注意事項

九百九十九段の石段は急峻かつ苔むして滑りやすく、雨天時・冬季は滑落の危険がある。歩きやすい靴で、日没前の下山を徹底する。社殿は重要文化財のため立入制限・注連縄の内側に入らないこと。

関連作品

関連作品

  • - 男鹿のナマハゲ(国の重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産「来訪神」の一つ)の起源伝承の舞台として、各種民俗紹介で言及される。赤神神社 - Wikipedia
  • - 円空作と伝わる十一面観音を擁する点で、円空仏巡礼・神仏習合研究の対象として扱われる。赤神神社 - Wikipedia

トリビア

トリビア

  • - 石段が『九百九十九段』なのは、鬼が千段目を築く前に賭けが破られたという伝説に由来する。
  • - 五棟が横一列に整然と並ぶ社殿配置は全国的にも珍しく、報道では『アイドルのように並ぶ』と形容された。
  • - 円空が当地を訪れ十一面観音を彫ったと伝わる。

外部レビュー

外部レビュー

出典

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