S P O T / SPOT-275
須山浅間神社
すやませんげんじんじゃ
富士山の南東麓・裾野市須山に鎮座する浅間神社で、富士山に四方から登る古道のうち「須山口登山道」の起点として知られる。社伝では日本武尊の東征に際する創建を伝え、欽明天皇13年(552年)に蘇我稲目が再興したとする伝承をもつ古社で、大永4年(1524年)の棟札によって少なくとも戦国期にはこの地にあったことが確認できる。社殿を取り囲む社叢には樹齢400〜500年以上とされる杉の巨木が約20本そびえ、なかには周囲約7メートルに達するものもあり、登拝者がここで禊を行い登山の安全を祈った起点の神域にふさわしい荘厳な空間をつくっている。富士山信仰の顕著な普遍的価値を裏づける資産として、平成23年(2011年)2月7日に境内地と社叢が国の史跡に指定され、世界文化遺産「富士山—信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産となっている。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01樹齢400〜500年超・周囲約7mに達する杉の巨木が約20本そびえる社叢
- 02富士山「須山口登山道」の起点で、登拝者が禊を行った神域という歴史的文脈
- 03宝永噴火(1707年)で被災し文政6年(1823年)再建の本殿など、富士山噴火史を刻む社殿
- 04灯籠や社殿に潜むハート型の「猪目(いのめ)」を探せる意匠
- 05世界文化遺産・富士山の構成資産(国史跡)という公的価値づけ
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 静岡県 裾野市
- 住所
- 〒410-1231 静岡県裾野市須山722
- 拝観料
- 無料
- 時間
- 境内自由(社務所対応は日中)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約3時間(東名高速・亀山IC→裾野IC経由、約230km)。鉄道なら新幹線で三島駅へ出て路線バス・タクシーで須山へ。
- 最寄駅
- JR御殿場線「御殿場駅」またはJR・新幹線「三島駅」
- 駐車場
- あり・無料(参拝者用)
- 所要
- 30分〜1時間
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
須山浅間神社は社伝で日本武尊の東征に際する創建を伝え、欽明天皇13年(552年)に蘇我稲目が再興したとする。確実な史料としては大永4年(1524年)の棟札が現存し、少なくとも戦国期にはこの地に鎮座していたことが裏づけられる。古宮(小社)は慶長16年(1611年)の建立とされる。宝永4年(1707年)の宝永噴火では須山口登山道とともに社殿も大きな被害を受け、現在の本殿は文政6年(1823年)に再建されたと伝わる。古くから富士登拝の起点として登山者の信仰を集めてきた。須山浅間神社 - Wikipedia, 須山浅間神社(裾野市)
文化的背景
文化的背景
富士山には四方から登る登山道があり、須山口はそのうち南東麓からの古道で、須山浅間神社はその起点に位置する。登拝者はここで禊を行い登山の安全を祈ってから山に入った。こうした登山道起点の浅間神社は、富士山を信仰対象として登る「登拝(登山)」の文化を物的に証明する資産であり、平成23年(2011年)2月7日に境内地・社叢が国の史跡に指定され、世界文化遺産「富士山—信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産に位置づけられた。社叢の杉の巨木群は、長く維持されてきた神域の景観を今に伝えている。須山浅間神社 - 世界文化遺産富士山を知る, 富士の国やまなし観光ネット
地元視点
地元視点
裾野市は須山浅間神社を世界遺産富士山の地元構成資産として案内し、社叢の杉並木(樹齢400〜500年以上・約20本、周囲約7mのものもある)を見どころとして紹介している。地域では富士登拝の歴史を伝える文化財として大切にされており、観光面でも「ハート型の猪目」探しなど親しみやすい楽しみ方が紹介され、参拝者を迎えている。須山浅間神社(裾野市), 裾野市観光協会
ベストシーズン
ベストシーズン
新緑の初夏から紅葉の晩秋にかけて、杉並木の陰影が美しい日中。富士登山シーズン(夏)は起点としての雰囲気を感じやすい。冬は積雪・凍結に注意。
撮影のコツ
撮影のコツ
社殿正面と背後にそびえる杉の巨木を一緒に収めると、神域のスケール感が出る。木漏れ日が差す午前中は社叢の立体感が際立つ。灯籠や社殿に潜むハート型の「猪目」を狙うのも定番。三脚使用や立入は社務所・現地掲示の指示に従う。
注意事項
注意事項
信仰の場であり世界遺産構成資産・国史跡でもあるため、社殿・社叢・指定範囲内では静かに参拝し、樹木や文化財を傷つけない。落枝・足元の根に注意。冬季は積雪・路面凍結に留意。撮影・立入は現地掲示と社務所の案内に従う。
関連作品
関連作品
- - 世界文化遺産「富士山—信仰の対象と芸術の源泉」(2013年登録)の構成資産として、ユネスコ・文化庁の評価文書で言及される。須山浅間神社 - 世界文化遺産富士山を知る
- - 山梨県・静岡県の世界遺産富士山関連の観光・解説資料で、須山口登山道起点として継続的に紹介されている。富士の国やまなし観光ネット
トリビア
トリビア
- - 須山口登山道は富士山に四方から登る古道の一つで、須山浅間神社はその起点にあたる。
- - 宝永噴火(1707年)で社殿・登山道とも被災し、本殿は文政6年(1823年)に再建された。
- - 社叢には周囲約7mに達する杉もあり、樹齢400〜500年以上の巨木が約20本残る。
- - 灯籠や社殿の意匠に隠れたハート型の「猪目」を探すのが、参拝者の人気の楽しみとなっている。
外部レビュー
外部レビュー
出典