S P O T / SPOT-262
都波岐奈加等神社
つばきなかとじんじゃ
鈴鹿市一ノ宮町に鎮座する古社で、伊勢国一宮を称する「都波岐神社」と式内社「奈加等神社」という本来別個の二社が、一つの社殿に相殿として祀られる極めて珍しい構造をもつ。伝承では雄略天皇23年、伊勢国造・高雄束命が勅を奉じて河曲県中跡里に二社を造営したのが創建とされ、明治期に両社が合併して現在の姿となった。御祭神は都波岐神社が猿田彦大神、奈加等神社が天椹野命・中筒之男命。天長年間には弘法大師(空海)が参籠して獅子頭二頭を奉納し、これが御神体として伝わる。伊勢国一宮の称号は椿大神社との間で「一宮論争」があり、一社のなかに二つの一宮級の信仰が同居する点が学術的にも興味深い。例祭には鈴鹿市無形文化財の中戸流獅子舞が奉納される。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01本来別個の二社(伊勢国一宮の都波岐神社+式内・奈加等神社)が一つの社殿に同居する相殿構造
- 02弘法大師が奉納したと伝わる獅子頭二頭を御神体とする由緒
- 03例祭で奉納される鈴鹿市無形文化財「中戸流獅子舞」
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 三重県 鈴鹿市
- 住所
- 〒510-0225 三重県鈴鹿市一ノ宮町1181
- 拝観料
- 境内無料
- 時間
- 境内自由(社務所は日中。御朱印等は要確認)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約25分(国道1号・県道経由、鈴鹿市一ノ宮方面)。鉄道はJR関西本線「河原田駅」が最寄り。
- 最寄駅
- JR関西本線「河原田駅」
- 徒歩
- 20分
- 駐車場
- あり・無料・8台(社殿横)
- 所要
- 30分〜1時間
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
都波岐奈加等神社は鈴鹿市一ノ宮町に鎮座する。社伝によれば創立は雄略天皇23年3月で、伊勢国造・高雄束命が勅を奉じて伊勢国河曲県中跡里に二社を造営し、その一社を「都波岐神社」、他の一社を「奈加等神社」と称したのが始まりとされる。『延喜式神名帳』では両社とも小社に列した。天長年間に弘法大師(空海)が参籠し、獅子頭二つを奉納したと伝える。承暦3年(1079年)には正一位の神階が授けられ、白河天皇より宸筆の勅額が授けられたという。明治期に両社が合併し、現在は二社を一つの社殿に相殿として祀る形となった。都波岐神社・奈加等神社 - Wikipedia, ホトカミ
文化的背景
文化的背景
本社の最大の特色は、本来独立した二社が一つの社殿に相殿として同居している点にある。都波岐神社は伊勢国一宮を称するが、同じ称号は鈴鹿市山本町の椿大神社も主張しており、いわゆる「伊勢国一宮論争」が存在する。一つの社殿のなかに一宮級の信仰と式内社の信仰が併存する構造は、神社合祀や一宮制の歴史を考えるうえで示唆に富む。御祭神の猿田彦大神は道開きの神として知られ、地域の交通・開拓の守護としても信仰を集める。例祭に奉納される中戸流獅子舞は鈴鹿市の無形文化財で、弘法大師奉納の獅子頭の伝承と地域芸能が結びついた事例といえる。都波岐神社・奈加等神社 - Wikipedia, ホトカミ
地元視点
地元視点
ベストシーズン
ベストシーズン
獅子舞が奉納される10月8日の例大祭、または元旦祭(1月1日)。一宮巡り・御朱印めぐりは通年で可。
撮影のコツ
撮影のコツ
二社が同居する拝殿を、左右の狛犬と「伊勢国一宮」の扁額が入る正面構図で。例祭時は中戸流獅子舞の動きを舞庭の斜め前から。境内は広くないので広角気味が扱いやすい。
注意事項
注意事項
現役の崇敬社であり、参拝・撮影は社務所や掲示の指示に従う。例祭の獅子舞は神事のため、奉納の妨げにならない位置から撮影する。駐車場は台数が限られるため祭礼時は公共交通の利用も検討する。
関連作品
関連作品
- - 「伊勢国一宮論争」――同じ称号を主張する椿大神社(鈴鹿市山本町)との関係。都波岐神社・奈加等神社 - Wikipedia
- - 御朱印めぐり・伊勢国一宮巡拝の対象社として各種御朱印ガイドで紹介。観光三重
- - 鈴鹿市無形文化財「中戸流獅子舞」。ホトカミ
トリビア
トリビア
- - 本来別個の都波岐神社と奈加等神社が、一つの社殿に相殿として祀られている。
- - 伊勢国一宮の称号をめぐり椿大神社と「一宮論争」がある。
- - 御神体は弘法大師が奉納したと伝わる獅子頭二頭。
外部レビュー
外部レビュー
出典