S P O T / SPOT-257
宝珠院(上津不動)
ほうじゅいん こうづふどう
山号を上津山(こうづさん)と称する真言宗豊山派の山伏寺で、本尊は大聖不動明王。別名「上津不動」として親しまれ、伊賀四国八十八ヶ所霊場の第20番札所にあたる。最大の特色は、山伏修行が今も生きた形で営まれていることで、毎年10月第4日曜の「上津の火祭り」では、山伏たちが燃え盛る護摩壇の上を素足で渡る火渡り修行(柴燈護摩供)が行われ、一般参拝者も護摩木の奉納や火渡りを体験できる。さらに毎月第3日曜の写経、5月・10月の滝行など、各種の山伏修行を一般に開いている点が珍しい。御本尊不動明王像を厨子ごと担いだ山伏の行列が境内を練り歩き、無病息災・厄難消除・念願成就を祈願する。忍びの里・伊賀の山中で、修験の伝統が現代の体験行事として継承されている霊場である。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01上津の火祭りで山伏が燃え盛る炎の上を素足で渡る火渡り修行(柴燈護摩供)
- 02御本尊不動明王を厨子ごと担いだ山伏行列が境内を練り歩く光景
- 03写経・滝行・火渡りなど各種山伏修行を一般受付している稀有な開かれた修験寺
- 04伊賀四国八十八ヶ所第20番札所としての信仰と、忍びの里の山中という立地
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 三重県 伊賀市
- 住所
- 三重県伊賀市北山1424
- 拝観料
- 境内無料(修行・写経等は別途志納)
- 時間
- 境内自由(行事・受付は日中)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約25分(亀山市から名阪国道 上柘植IC経由)。公共交通は伊賀鉄道「伊賀上津駅」から徒歩約15分。
- 最寄駅
- 伊賀鉄道「伊賀上津駅」
- 徒歩
- 15分
- 駐車場
- あり(火祭り時は混雑)
- 所要
- 1〜2時間(火祭り時は半日)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
宝珠院(ほうじゅいん)は三重県伊賀市北山にある真言宗豊山派の寺院で、山号は上津山、本尊は大聖不動明王。別名「上津不動」として知られ、伊賀四国八十八ヶ所霊場の第20番札所にあたる。山伏(修験者)による護摩修行を伝える山伏寺で、毎月第3日曜の写経、5月・10月の滝行など、各種の修行を一般にも開いている。最大の行事は毎年10月第4日曜に行われる「上津の火祭り」で、12時から山伏と御本尊不動明王像を厨子に納めて担いだ関係者らの行列が出発し、13時から柴燈護摩供(さいとうごまく)と火渡り修行の法要が行われる。宝珠院|ホトカミ, 第20番 上津山 宝珠院|伊賀四国八十八ヶ所霊場
文化的背景
文化的背景
上津の火祭りで行われる柴燈護摩供と火渡りは、修験道(山伏信仰)に由来する代表的な修行儀礼である。山伏たちが積み上げた護摩木を焚き、その燃え残りの炭火の上を素足で渡ることで、煩悩を焼き尽くし、無病息災・厄難消除・念願成就を祈願する。火という危険な要素を制御し、身体を通して聖性に触れるこの儀礼は、頭で理解する信仰ではなく身体実践としての信仰のあり方を今に伝える。宝珠院では火渡りに一般参拝者も加わることができ、護摩木を自ら投げ入れたり火を渡ったりできる点で、修験の伝統が「見る祭」ではなく「行う修行」として開かれている。忍びの里・伊賀の山深い地に、修験の身体文化が生きた形で継承されている民俗的価値は高い。上津の火祭り|観光三重, 無病息災祈り火渡り修行 伊賀・宝珠院|中日新聞
地元視点
地元視点
上津の火祭りは毎年10月第4日曜、上津山宝珠院(伊賀市北山1424)で行われ、山伏と厨子入りの不動明王像を担いだ行列が12時から、法要が13時から営まれる。中日新聞は「無病息災祈り火渡り修行 伊賀・宝珠院」と報じ、参拝者が火渡りを体験する様子を伝えている。数珠供養や古札のお焚き上げなども併せて行われ、地域の年中行事として定着している。忍者ゆかりの地として、忍びの修行文化と修験の修行が結びつく文脈でも紹介される。上津の火祭り|伊賀ぶらり旅, 無病息災祈り火渡り修行 伊賀・宝珠院|中日新聞
ベストシーズン
ベストシーズン
火渡り修行を見る・体験するなら上津の火祭り(毎年10月第4日曜)。修行体験を目的とするなら写経(毎月第3日曜)や滝行(5月・10月)の受付日。
撮影のコツ
撮影のコツ
火祭りでは、護摩壇の炎と煙、その上を渡る山伏の素足を捉えると珍ポイントが際立つ。逆光ぎみの煙越しに人影を入れると修験らしい雰囲気が出る。御本尊を担ぐ行列は出発(12時頃)が狙い目。火の粉・熱に注意し、修行者・係員の指示と立入規制に必ず従う。
注意事項
注意事項
火を扱う修行行事のため、火の粉・熱・煙に注意し、立入規制と修行者・係員の指示に必ず従う。火渡りに参加する場合は主催の案内に従うこと。修行・信仰の場であり、見学は静粛に。山中の寺で参道に坂道あり。
関連作品
関連作品
トリビア
トリビア
- - 一般参拝者も護摩木を自ら投げ入れたり、火渡りを体験できる開かれた修行行事である。
- - 御本尊不動明王像を厨子ごと担いだ山伏の行列が境内を練り歩く。
- - 写経(毎月第3日曜)・滝行(5月・10月)など、各種山伏修行を一般受付している。
外部レビュー
外部レビュー
出典