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BIZARRE JAPAN

名鑑敢國神社

S P O T / SPOT-255

土俗・奇祭

敢國神社

あえくにじんじゃ

伊賀国一宮で、社伝では斉明天皇4年(658年)の創建と伝わる式内大社(旧国幣中社)。主祭神は大彦命、配神に少彦名命・金山比咩命を祀る。背後に円錐形の神奈備・南宮山(伊賀小富士)を望み、境内には桃太郎岩などの霊石を祀る。最大の特色は、慶長年間(1596〜1615年)に起源を持つとされる獅子神楽で、伊賀各地に分布する獅子舞の原型を伝えるものとして三重県無形民俗文化財に指定されている。「広前」「四方神楽」「五段神楽」「剣の舞」などの曲が舞われ、なかでも天狗が獅子をからかう「鼻高」の舞は笑いを誘うユーモラスな演目として知られる。獅子神楽は1月3日の舞初祭、4月17日の舞上祭、12月5日の例祭に奉納される。常設の参拝は通年可能で、伊賀忍者ゆかりの社寺巡りの拠点にもなっている。

敢國神社
Wikimedia Commons / Saigen Jiro / CC0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01伊賀各地の獅子舞の原型を伝える獅子神楽(三重県無形民俗文化財)
  • 02天狗が獅子をからかう「鼻高」の舞という稀有でユーモラスな演目
  • 03背後にそびえる円錐形の神奈備・南宮山(伊賀小富士)と桃太郎岩などの霊石
  • 04伊賀国一宮としての古社の格式と、石段上に建つ拝殿の景観

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
三重県 伊賀市
住所
三重県伊賀市一之宮877
拝観料
境内無料
時間
境内自由(社務所は日中)
状態
現存
亀山から
車で約35分(亀山市から名阪国道→中瀬IC・上野東ICなど経由)。公共交通は近鉄伊賀線・JR関西本線からバス・タクシー。
最寄駅
近鉄伊賀線・JR関西本線(伊賀上野方面)
駐車場
あり(無料)
所要
30分〜1時間

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

敢國神社は伊賀国一宮で、社伝では斉明天皇4年(658年)の創建と伝わる。初期は南宮山山頂付近に祀られ、後に現在地(山麓)に遷されたとされる。主祭神は大彦命、配神として少彦名命・金山比咩命を祀る。延喜式に記載される式内大社であり、旧社格は国幣中社、現在は神社本庁の別表神社。境内には三十六歌仙扁額(県指定文化財)や、慶長3年(1598年)奉納の湯釜(市指定文化財)などが伝わる。背後の南宮山は円錐形の神奈備(伊賀小富士)として古代から信仰対象とされ、桃太郎岩などの霊石も祀られている。敢國神社 - Wikipedia, 敢国神社|観光三重

文化的背景

文化的背景

敢國神社の獅子神楽は、慶長年間(1596〜1615年)に起源を持つとされ、伊賀各地に分布する獅子舞の原型を伝えるものとして三重県無形民俗文化財に指定されている。伊賀を治めた武将・藤堂高虎が年頭の祝儀として舞わせていたと伝わり、近世の城下と一宮信仰が結びついた芸能の伝承例といえる。「広前」「四方神楽」「五段神楽」「剣の舞」などの演目があり、なかでも天狗(鼻高)が獅子をからかう「鼻高」の舞は、神聖な神楽のなかに笑いと諧謔を織り込む民俗芸能の懐の深さを示す。一宮を中心に保存会(敢國神社獅子神楽保存会)が継承し、年中行事として奉納が続けられている点も、地域社会が芸能を支える構造をよく表している。三重県無形民俗文化財 伊賀一宮敢國神社 獅子神楽|伊賀ポータル, 敢國神社 - Wikipedia

地元視点

地元視点

獅子神楽は敢國神社獅子神楽保存会により、毎年1月3日の舞初祭、4月17日の舞上祭、12月5日の例祭に奉納される。地元紙の報道では「2年ぶりに『鼻高』も」と、鼻高の舞の復活を伝えるなど、地域にとって年頭を彩る重要な行事として親しまれている様子がうかがえる。伊賀忍者ゆかりの社寺巡り(伊賀忍者回廊)の一社としても位置づけられ、地域の観光・信仰双方の結節点になっている。2年ぶりに『鼻高』も|伊賀タウン情報YOU, 敢國神社|伊賀忍者回廊

ベストシーズン

ベストシーズン

獅子神楽を見るなら1月3日(舞初祭)・4月17日(舞上祭)・12月5日(例祭)。通常参拝なら新緑・紅葉期の好天の日中。

撮影のコツ

撮影のコツ

石段上に建つ拝殿を正面の参道から仰ぐ構図が定番で、注連縄・門松の整う正月は画になる。獅子神楽は奉納の場所・時間が決まっているため事前確認のうえ、舞い手と観衆を妨げない位置から。背後の南宮山を遠景に入れると神奈備の地形が伝わる。

注意事項

注意事項

獅子神楽の奉納日は限られるため、見学目的の場合は日程・時間を事前確認する。神事・奉納の場であり、舞い手や参拝者の妨げにならない位置から静かに見学する。霊石や奉納物には不用意に触れない。

関連作品

関連作品

  • - 伊賀タウン情報YOU「2年ぶりに『鼻高』も 伊賀・敢國神社で獅子神楽『舞初式』」— 鼻高の舞の様子を報道。伊賀タウン情報YOU
  • - 伊賀ポータル「三重県無形民俗文化財 伊賀一宮敢國神社 獅子神楽」— 演目と歴史を特集。伊賀ポータル

トリビア

トリビア

  • - 伊賀を治めた藤堂高虎が年頭の祝儀として獅子神楽を舞わせていたと伝わる。
  • - 「鼻高」は天狗が獅子をからかう演目で、神事のなかに笑いを織り込む稀有な舞。
  • - 慶長3年(1598年)奉納の湯釜(市指定文化財)や三十六歌仙扁額(県指定文化財)が伝わる。

外部レビュー

外部レビュー

出典

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