S P O T / SPOT-253
糸碕神社
いとさきじんじゃ
伝・天平元年(729)創建と伝わる広島県内有数の古社で、旧称は糸崎八幡宮。豊前国の宇佐八幡宮から応神天皇の産髪を勧請したことに始まると社伝に伝わる。神功皇后が船を繋いで井戸の水を求めたという「御調井戸(みつぎのいど)」の伝承を持ち、古い郡名『御調(みつぎ)郡』や地名『糸崎』の由来とされる。境内には樹高約30メートル・胸高幹囲約13メートル・推定樹齢約500年(昭和37年指定当時)の大楠がそびえ、楠としては広島県内最大、中四国でも屈指の巨樹として昭和37年に天然記念物に指定されている。瀬戸内の港町・糸崎に鎮座し、伝承・巨樹・地名起源が一体となった信仰の場である。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01樹高約30m・幹囲約13m・推定樹齢約500年の広島県最大級の大楠
- 02神功皇后伝承を伝える『御調井戸』と、地名『御調』『糸崎』の起源
- 03天平元年(729)創建と伝わる県内有数の古社の社叢
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 広島県 三原市
- 住所
- 〒729-0324 広島県三原市糸崎8丁目10-1
- 拝観料
- 無料
- 時間
- 境内自由(常時参拝可)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約4時間(名阪国道〜新名神〜山陽道・本郷IC経由、約330km)。鉄道なら新幹線で名古屋〜三原(約2時間40分)、三原駅からJR山陽本線または路線バスで糸崎方面へ約10〜16分。
- 最寄駅
- JR山陽本線「糸崎駅」
- 徒歩
- 12分
- 駐車場
- あり・無料
- 所要
- 30〜60分
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
糸碕神社(いとさきじんじゃ、旧称・糸崎八幡宮)は広島県三原市糸崎に鎮座する古社で、社伝では天平元年(729)に豊前国の宇佐八幡宮より応神天皇の産髪を勧請したことに始まると伝わる。御祭神は帯中津日子命(仲哀天皇)・品陀和気命(応神天皇)・息長帯日売命(神功皇后)の三柱。神功皇后が長井の浦に船を繋ぎ、井戸の水を求めたという伝承を持ち、その水を『長井の水』、当地を『長井の浦』と称したと伝わる。この井戸(御調井/みつぎのい)は古い郡名『御調郡』の起源、井戸崎が転じて『糸崎』の地名起源とされる。境内の大楠は樹高約30メートル、胸高幹囲約13メートル、推定樹齢約500年(昭和37年当時)で、楠としては広島県内最大、中四国地方でも3番目の大きさとされ、昭和37年に天然記念物に指定された。糸碕神社 - Wikipedia, 糸碕神社 | 三原観光navi
文化的背景
文化的背景
糸碕神社は、神功皇后の三韓征伐伝承という記紀神話の世界と、瀬戸内海の港町という地理的条件が結びついた信仰の場である。御調井戸の伝承が郡名・地名の起源とされる点は、神社の由緒が地域の空間認識そのものを規定してきたことを示す。境内にそびえる大楠は、こうした古社の歴史を体現する『生きた記念物』であり、巨樹信仰(神木)の対象として地域の精神的支柱となってきた。樹齢500年級の楠は神社の社叢が長く守られてきた証でもあり、伝承・巨樹・地名起源が三位一体となって、瀬戸内の古社らしい重層的な文化景観を形づくっている。糸碕神社 - Wikipedia, 糸碕神社|広島県 三原・世羅の観光情報
地元視点
地元視点
糸碕神社は三原市の代表的な古社・観光名所として、市の観光情報サイトでも紹介され、無料駐車場が整備されるなど地域の参拝・観光の受け皿となっている。大楠は地元で親しまれるシンボルであり、御調井戸とあわせて地名の由来を語るうえで欠かせない存在として、地域学習や郷土史の文脈でも取り上げられる。瀬戸内の港町・糸崎の鎮守として、初詣をはじめとする年中行事の場ともなっている。糸碕神社 | 三原観光navi, 糸碕神社|三原市観光情報
ベストシーズン
ベストシーズン
新緑の映える初夏(5〜6月)は大楠の若葉が美しく、巨樹の迫力を最も感じやすい。初詣などの年中行事に合わせるのもよい。晴天の日中が撮影・参拝とも快適。
撮影のコツ
撮影のコツ
大楠は全景を1枚に収めるには引きが必要なため、拝殿と並べて樹の大きさを対比させる構図が有効。幹元の根張りを下から見上げると巨樹感が強調される。順光の午前〜日中が無難。
注意事項
注意事項
信仰の場・天然記念物のため、大楠の根元への立ち入りや幹への接触は控える。御調井戸など史跡を傷つけないこと。境内は静かに参拝し、参拝者の妨げにならないよう配慮する。
関連作品
関連作品
- - 神功皇后伝承(記紀神話)— 御調井戸の伝承の典拠となる説話群。地名起源譚として地域に伝わる。糸碕神社 - Wikipedia
- - 三原市の郷土史・観光資料 — 大楠と御調井戸を市の文化財・名所として紹介。糸碕神社 | 三原観光navi
トリビア
トリビア
- - 御調井戸(みつぎのい)の伝承が古い郡名『御調郡』の起源とされる。
- - 井戸崎が転じて地名『糸崎』になったと伝わる。
- - 大楠は広島県内最大、中四国でも3番目の大きさとされ、昭和37年に天然記念物指定。
- - 旧称は糸崎八幡宮で、宇佐八幡宮から応神天皇の産髪を勧請したと伝わる。
外部レビュー
外部レビュー
出典