異界巡礼

BIZARRE JAPAN

名鑑高岡大仏

S P O T / SPOT-239

土俗・奇祭

高岡大仏

たかおかだいぶつ

富山県高岡市の市街地、大佛寺の境内に鎮座する銅造阿弥陀如来坐像。奈良大仏・鎌倉大仏と並んで「日本三大仏」を称する一尊で、坐像の高さ7.43メートル、台座・光背を含めた全体高は約15.85メートル。源義勝の木造大仏に始まり、移転・焼失と再建を繰り返した末、明治の高岡大火(1900年)で焼失した木造大仏に代わって、銅器鋳造で名高い高岡の職人技を結集し、1907年から26年をかけ1933年に現在の銅像が完成した。台座内部には地獄絵を展示する回廊と、焼失を免れた旧木造大仏の頭部が安置される。歌人・与謝野晶子が「鎌倉大仏より一段と美男」と評したとも伝わる端正な相好で知られる。

高岡大仏
Wikimedia Commons / Zairon / CC BY-SA 4.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01奈良・鎌倉と並ぶ「日本三大仏」を称する、坐高7.43mの銅造阿弥陀如来
  • 02銅器の町・高岡の鋳造技術を結集し26年をかけて完成した近代の大仏
  • 03台座内回廊の地獄絵と、明治の大火で焼失した旧木造大仏の頭部が見られる構造

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
富山県 高岡市
住所
〒933-0039 富山県高岡市大手町11-29(大佛寺)
拝観料
拝観志納(台座回廊含め基本無料)
時間
台座回廊 6:00〜18:00(無休)
状態
現存
亀山から
亀山市から車で約3時間(東海北陸道経由)。または鉄道で名古屋→(特急)富山→あいの風とやま鉄道で高岡、駅から徒歩約10分、片道3.5〜4時間。
最寄駅
あいの風とやま鉄道・JR氷見線・万葉線「高岡駅」
徒歩
10分
駐車場
専用駐車場は数台分のみ。周辺の有料駐車場利用が無難。
所要
30分〜1時間

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

高岡大仏は富山県高岡市大手町の大佛寺に所在する銅造阿弥陀如来坐像で、坐像の高さ7メートル43センチ、台座・光背を含めた全体高は15メートル85センチに及ぶ。その起源は古く、1221年(承久3年)に源義勝が約4.8メートルの木造大仏を造営したことに始まると伝わる。1609年の高岡への移転後に焼失、1745年に高さ約9.7メートルの金色木造大仏が再建されたが1821年に再び焼失、1841年に再建された。さらに1900年(明治33年)の高岡大火で木造大仏は焼失する。これを受けて、銅器鋳造で全国に知られる高岡の職人技を結集した銅製大仏の建立が1907年に始まり、26年の歳月をかけて1933年(昭和8年)5月に完成した。現在の像は通算三代目にあたる。1981年には「銅造阿弥陀如来坐像」として高岡市指定有形文化財に指定された。高岡大仏 - Wikipedia, 高岡観光ナビ 高岡大仏

文化的背景

文化的背景

高岡は加賀藩の城下町として開かれ、藩の保護のもとで鋳物業が発展し、現在も全国の銅器生産の大半を占める「銅器の町」である。高岡大仏は、その地場産業である銅器鋳造の技術と職人の誇りを象徴する記念碑的存在といえる。奈良大仏・鎌倉大仏とともに「日本三大仏」を称するが、三大仏の三つ目は時代や論者により方広寺大仏(京の大仏)などとされてきた経緯があり、高岡大仏は近代以降に三大仏を名乗る代表格となった。火災による焼失と再建を繰り返した歴史は、木造から銅造へという素材転換の必然と、地域の信仰・技術が一体となって守り伝えてきた営みを物語る。高岡大仏 - Wikipedia, とやま観光ナビ 高岡大仏

地元視点

地元視点

高岡大仏は市街地中心部に位置し、台座内部の回廊(6:00〜18:00、無休)は地獄絵などの仏教絵画を展示し、中央の部屋には1900年の大火で焼失した木造大仏の頭部が安置されている。拝観は志納形式で、地元では「日本三大仏」「高岡のシンボル」として親しまれ、観光ナビでも定番スポットとして紹介される。円光背の頂点には阿弥陀仏の徳を表す梵字「キリーク」が配されるなど、地元の鋳造・意匠技術の見どころも多い。高岡観光ナビ 高岡大仏, とやま観光ナビ 高岡大仏

ベストシーズン

ベストシーズン

通年拝観可。市街地中心のため雪の少ない春〜秋が動きやすい。回廊は朝6時から開くため、人の少ない早朝の参拝も静かでよい。

撮影のコツ

撮影のコツ

正面参道からは円光背と端正な相好を真正面に収められる。曇天でも金属の質感が出やすく、午後の斜光で衣文の陰影が際立つ。台座内回廊では旧木造大仏の頭部や地獄絵が撮影ポイント(堂内は寺の指示に従う)。

注意事項

注意事項

市街地にあり交通量が多いため、参道周辺での撮影は通行の妨げにならないよう注意する。台座内回廊は信仰・慰霊の場でもあるため静かに見学する。専用駐車場は限られるので公共交通や周辺有料駐車場の利用が無難。

関連作品

関連作品

  • - 与謝野晶子の評言(1933年訪問時)— 「鎌倉大仏より一段と美男」と評したと伝わる逸話。高岡大仏 - Wikipedia
  • - 高岡市指定有形文化財「銅造阿弥陀如来坐像」(1981年指定)。高岡大仏 - Wikipedia
  • - 日本三大仏をめぐる言説(奈良・鎌倉に次ぐ第三の大仏論)。高岡大仏 - Wikipedia

トリビア

トリビア

  • - 坐像の高さは7.43m、台座・光背込みの総高は約15.85m。
  • - 現在の像は源義勝の木造大仏から数えて通算三代目で、火災による焼失と再建を繰り返してきた。
  • - 円光背の頂点には阿弥陀仏を表す梵字「キリーク」が掲げられている。

外部レビュー

外部レビュー

出典

出典