異界巡礼

BIZARRE JAPAN

名鑑白馬大仏

S P O T / SPOT-238

B級・カオス

白馬大仏

はくばだいぶつ

新潟・長野県境に近い糸魚川市大所、姫川沿いの山腹に鎮座する高さ約23.5メートル(台座共)の白い坐像。宗教法人白馬大仏教会の管長で白馬観光ホテル社長でもあった金田義孝が建立し、1969年に開眼、1972年に入魂式が行われた。眼球と眉間の白毫に翡翠、唇に瑪瑙を用いた特異な造作で知られる。母体となった白馬観光ホテルや周辺の温泉施設は既に閉鎖・解体され、1995年の水害後に国道が大仏前から離れて付け替えられたこともあって訪れる人は大きく減った。それでも純白の大仏は今も山中に静かに座り続けている。

白馬大仏
Wikimedia Commons / Uenokami / CC BY-SA 3.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01深い山あいの斜面に突如現れる高さ約23.5mの純白の坐像という強い違和感
  • 02眼と白毫に翡翠、唇に瑪瑙を用いた手の込んだ素材使い
  • 03母体だった観光ホテル・温泉が消えても残り続ける『遺された大仏』という佇まい

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
新潟県 糸魚川市
住所
新潟県糸魚川市大字大所989-6
拝観料
無料(拝観路は山中・通行状況は要確認)
時間
屋外・常時(参道・周辺施設の管理状況により制限あり)
状態
現存(旧白馬観光ホテルは閉館・解体、大仏像は現存)
亀山から
車で東名阪・新名神・北陸道経由、糸魚川IC方面から約4時間30分(約340km)。鉄道はJR大糸線「平岩駅」が最寄りだが本数が少なく、車利用が現実的。
最寄駅
JR大糸線「平岩駅」
駐車場
周辺に駐車スペースあり(旧施設跡地・管理状況により変動)
所要
遠望なら30分〜1時間

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

白馬大仏は、新潟県糸魚川市大字大所、長野県境に近い姫川沿いの山腹に建つ坐像である。Wikipediaによれば、宗教法人白馬大仏教会の管長であり、白馬観光ホテルの社長でもあった金田義孝によって建立された。開眼は1969年(昭和44年)、入魂式は1972年(昭和47年)10月27日に行われた。像は5階建て相当の大きさで、高さは台座共23.5メートル、前巾18メートルとされる。母体の白馬観光ホテルは1960年に開業した温泉宿で、塩化ナトリウム・重炭酸カルシウムを含む湯を引いていたが、のちに閉館し建物も解体された。1995年(平成7年)の水害(土砂災害)を契機に国道が大仏前から離れて付け替えられ、周辺の温泉施設も閉鎖して、訪れる人は大きく減ったと伝えられる。それでも大仏像自体は現存し、山中に座り続けている。白馬大仏 - Wikipedia, Komachi Web

文化的背景

文化的背景

白馬大仏は、戦後の観光開発と宗教的造形が結びついて生まれた大仏の一例である。高度経済成長期、温泉ホテルの集客と信仰を兼ねて巨大仏が各地に建てられた流れの中に位置づけられ、ホテル経営者が宗教法人の管長を兼ねて建立した点に、その時代性がよく表れている。翡翠の眼や瑪瑙の唇といった素材選びは、糸魚川が翡翠の産地として知られることとも響き合う。観光のための施設が役目を終え、母体のホテルや温泉が消えてもなお、信仰の対象として像だけが残るという経緯は、戦後の観光大仏が辿りがちな運命の典型でもあり、宗教・観光・地域経済が交差した記憶を今に伝える。白馬大仏 - Wikipedia, 北陸の大仏さま探訪『白馬大仏』- small-life.com

地元視点

地元視点

白馬大仏は宗教法人白馬大仏教会が管理する信仰の対象であり、観光情報サイトでも糸魚川市の神社仏閣・大仏スポットとして紹介されている。母体のホテルや温泉が失われたことで訪問者は減り、参道や周辺は静かな山中の景観となっているが、大糸線平岩駅周辺から大仏を望むことができる。Komachi Web, 白馬大仏 - Wikipedia

ベストシーズン

ベストシーズン

新緑〜紅葉の晴天時、山の緑や紅葉を背に白い像が映える時期が良い。冬季は雪深い豪雪地帯で道路状況が厳しく、訪問は積雪期を避けるのが無難。姫川沿いや平岩駅周辺から遠望する構図は日中の順光時が見やすい。

撮影のコツ

撮影のコツ

姫川沿いや橋の上、大糸線平岩駅周辺から、山腹の白い坐像を背景の山並みごと収める遠景が定番。山中の参道に立ち入る場合は管理状況・通行可否を現地で確認する。逆光になりやすい時間帯を避け、晴天で背景の緑・雪と像の白さのコントラストを生かす。

注意事項

注意事項

周辺はホテル・温泉施設が閉鎖した跡地で、廃屋や立入禁止区域がある場合がある。私有地・閉鎖施設には立ち入らず、管理者の指示・現地表示に従う。豪雪・土砂災害の素因がある山間地のため、悪天候時や積雪期の無理な接近は避ける。信仰の対象であることをふまえ、静かに拝観する。

関連作品

関連作品

  • - 糸魚川市は国産翡翠(ヒスイ)の産地として知られ、糸魚川ジオパークの文脈でも語られる地域である。白馬大仏の眼・白毫に翡翠が用いられた点は、この地域性と結びつけて紹介されることが多い。白馬大仏 - Wikipedia
  • - 各地の「観光大仏」「巨大仏」を巡る愛好的な探訪記の対象として、北陸の大仏巡りの一つに数えられている。北陸の大仏さま探訪 - small-life.com

トリビア

トリビア

  • - 像高は台座共で約23.5メートル、前巾18メートルとされる坐像である。
  • - 眼球と白毫(眉間の白い渦)に翡翠、唇に瑪瑙という珍しい素材が用いられている。
  • - 建立者の金田義孝は、白馬大仏教会の管長と白馬観光ホテル社長を兼ねていた。
  • - 母体のホテルは閉館・解体され、1995年の水害後に国道が付け替えられて訪問者が激減したが、像は現存している。

外部レビュー

外部レビュー

出典

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