S P O T / SPOT-218
鬼押出し園
おにおしだしえん/ Onioshidashi Volcanic Park
1783年(天明3年)8月5日に起きた浅間山天明大噴火の際に噴出した溶岩流(長さ5km・幅1〜2km・厚さ約30m)が凝固してできた奇勝を有料公開する観光施設。経営はプリンスホテルズ&リゾーツ。標高約1,350mの浅間高原に位置し、黒色の溶岩原野に遊歩道が整備されている。園内中央の高台には噴火犠牲者を弔う「浅間山観音堂」(東京・上野の寛永寺別院)が鎮座する。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01天明大噴火(1783年)の溶岩流が凝固した「溶岩の芸術」を歩いて体感できる国内屈指の景勝地
- 02浅間山観音堂(東叡山寛永寺別院)からの360度パノラマ眺望:浅間山・本白根山・谷川岳などを一望
- 0330分・40分・60分の3種のモデルコースから選べる散策ルート:高山植物約100種が生育する高原植物観察も可能
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 群馬県 吾妻郡嬬恋村
- 住所
- 〒377-1593 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053
- 拝観料
- 個人:大人(中学生以上)700円、子ども(小学生)500円、未就学児無料
- 時間
- 8:00〜17:00(最終入園16:30)通年営業。冬期はレストラン休業・売店のみ。元日は6:20から営業
- 状態
- 営業中(通年)
- 亀山から
- 車で約3時間30分・東名阪→名神→中央道→上信越道(碓氷軽井沢IC)→中軽井沢→鬼押ハイウェー経由で約45分(鬼押ハイウェーは有料道路)。または上信越道(小諸IC)→軽井沢→鬼押ハイウェー経由。JRの場合は軽井沢駅から西武観光バスで「鬼押出し園」停下車すぐ。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
1783年(天明3年)7月8日(旧暦)、浅間山が大噴火(天明の大噴火)を引き起こした。この噴火は江戸時代最大の火山災害の一つで、大量の溶岩が北麓に流れ出し、嬬恋村鎌原地区を直撃。鎌原村の村人515人のうち477人が犠牲となり、江戸時代における最悪の自然災害の一つとなった。噴出した溶岩は「火口で鬼が暴れて岩を押し出したように見えた」という当時の人々の印象から「鬼押出し」と呼ばれるようになった。溶岩地帯の公園化は1963年(昭和38年)に始まり、プリンスホテル系列(西武グループ)が運営する民間の有料公園として整備されてきた。園内中央の浅間山観音堂は、1958年(昭和33年)5月に天明の噴火犠牲者を弔う目的で東京・上野の寛永寺(天台宗)の別院として建立された。(出典:Wikipedia「鬼押出し園」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E6%8A%BC%E5%87%BA%E3%81%97%E5%9C%92、プリンスホテル公式 https://www.princehotels.co.jp/amuse/onioshidashi/)
文化的背景
文化的背景
天明の大噴火は江戸時代の社会・文化にも大きな影響を与えた。浅間山は古来「鬼の住む山」として畏怖の対象であり、この噴火の凄まじさが「鬼押出し」という呼称を生んだ。溶岩地帯は太平洋側と日本海側の気候の境界地帯にあたり、厳しい環境の中に独自の植生(高山植物約100種)が発達している。かつての噴火犠牲者の霊を弔う浅間山観音堂の御本尊は東叡山寛永寺伝来の聖観世音菩薩で、毎月18日に御開扉が行われる。(出典:トリップアドバイザー口コミ https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1123094-d1307674)
地元視点
地元視点
嬬恋村観光協会の資料によれば、鬼押出し園は嬬恋村の観光スポット第1位(トリップアドバイザー359件の口コミ)。地元では「浅間高原随一の名勝」として認知されており、キャベツ産地としての嬬恋村とのセット観光が定番化している。