S P O T / SPOT-206
奥出雲多根自然博物館
おくいずもたねしぜんはくぶつかん/ Okuizumo Tane Nature Museum
「泊まれる博物館」として全国的に知られる登録博物館。1987年に「メガネの三城」2代目・多根裕詞氏が創業者の故郷に自身の化石コレクションを基に開設。アロサウルス全身骨格(全長9m)・エウオプロケファルス等の恐竜標本と約2,000点の化石・鉱物を展示。宿泊者限定の「ナイトミュージアム」が人気。博物館法規定の登録博物館としては日本唯一の「泊まれる博物館」。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01アロサウルス全身骨格(9m):入口正面を占拠する圧倒的な迫力の骨格標本(レプリカ)
- 02ナイトミュージアム(宿泊者限定):薄暗い照明の中、懐中電灯持参でクイズを解きながら博物館を探索
- 03触れる化石:アパトサウルス上腕骨(本物)など実際に手で触れられる化石展示多数
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 島根県 仁多郡奥出雲町
- 住所
- 〒699-1434 島根県仁多郡奥出雲町佐白236-1
- 拝観料
- 大人600円、小中学生・高校生300円(6歳以下保護者同伴無料)。宿泊者は入館料込み
- 時間
- 10:00〜16:00
- 状態
- 営業中(火曜・年末年始休館)
- 亀山から
- 車で約4時間・新名神→中国道→松江道(三刀屋木次IC下車後、国道432号・県道25号経由で約20分)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
「メガネの三城」(全国・海外に眼鏡専門店を展開するチェーン)創業者の出身地・奥出雲町佐白地区は江戸時代には宿場町として栄えた。1987年に2代目・多根裕詞氏が「郷里の子供たちに生まれた奇跡を感じてもらいたい」という思いで私財を投じて博物館を開設(開館当初から宿泊施設も併設)。化石収集は創業者代からの個人コレクションが基になっており、所蔵品は約2万点、展示品は約2,000点。2021年は過去最多の約12,000人が来館(11年前の4倍)。2024年の事業収入は約5,000万円で入館料収入(約400万円)の10倍以上を宿泊等が稼ぐ構造。「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2024」優秀賞受賞。出典:FNNプライムオンライン(2025年10月)https://www.fnn.jp/articles/-/943571、しまね観光ナビ https://www.kankou-shimane.com/pickup/26388.html
文化的背景
文化的背景
博物館法に基づく「登録博物館」でありながら宿泊機能を持つのは日本唯一(2024年時点)。過疎化・少子化の進む奥出雲の中山間地域において、入館料収入だけでは運営が成り立たないという博物館の構造的問題を「泊まれる・暮らせる博物館」という発想で乗り越えている事例として、博物館経営・地域活性化の分野で注目されている。近隣の尾原ダム建設補償関連で移転・整備された「佐白温泉 長者の湯」との連携も地域資源の活用例。
地元視点
地元視点
スタッフの接客のきめ細かさが評判で、じゃらんnet・4.2〜4.6の高評価が集中するカテゴリは接客・料理。「山あいにポツンとあるのに来てよかった」というリピート訪問者が多い。近年は「暮らせる博物館」として古民家農泊体験も開始し、移住検討者の体験ツールとしても機能している。