S P O T / SPOT-191
阿紀神社
あきじんじゃ/ Aki Jinja Shrine (Kagirohi Pilgrimage Site of Manyoshu Poetry)
垂仁天皇の御代に倭姫命が天照大神を祀った「宇多の吾城(阿騎)宮」が起源と伝わる式内社。万葉集巻1の柿本人麻呂の「かぎろひ」の歌(東の野に炎の立つ見えて)の詠まれた「阿騎野」に位置し・冬至前後の早朝に「かぎろひ(陽炎のような光の揺らぎ)」現象を観察できる地。境内には江戸時代の能舞台が現存。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01万葉集巻1・46番「東の野に炎(かぎろひ)の立つ見えて かへり見すれば月傾きぬ」(柿本人麻呂)の詠まれた阿騎野に所在
- 02かぎろひ現象:冬至前後の早朝に東の空に現れる曙光と陽炎状の光の揺らぎ(毎年12月中旬〜1月にかぎろひ観望会が催される)
- 03式内社・旧県社(1902年昇格)・垂仁天皇の御代に倭姫命が天照大神を祀った地との伝承
- 04祭神:天照皇大神・秋田比売神・邇邇杵命・八意思兼神(主殿)ほか
- 05境内に現存する江戸時代前期建設の能舞台(あきの蛍能・毎年6月中旬に催される)
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 奈良県 宇陀市
- 住所
- 奈良県宇陀市大宇陀迫間252
- 拝観料
- 無料
- 時間
- 参拝自由(能舞台使用時は除く)
- 状態
- 現存(参拝自由)
- 亀山から
- 亀山ICから車で約70分(名阪国道→国道165号→宇陀市方面経由)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
社伝では神代に神楽岡に創建され・崇神天皇の勅によって「神戸大神宮」の号を賜ったとされる。垂仁天皇の御代に皇女・倭姫命が天照大神を各地に祀って歩いた際・宇多の「阿騎(あき)宮」に天照大神を祀ったことが当社の起源とされる。安土桃山時代・天正年間(1573〜1592年)に本郷川西岸の現在地に遷座し「阿紀神社」と改称。1902年(明治35年)に郷社から県社へ昇格。
宗教
宗教
祭神(主殿):天照皇大神(天照大神)・秋田比売神・邇邇杵命・八意思兼神。相殿:天水分神・菅原道真・金山彦神・金山姫神。天照皇大神を主祭神とすることは伊勢神宮外宮の性格と重なり・「倭姫命の巡行地」としての聖性に基づく。秋田比売神は穀物・秋の恵みの神格と見られるが詳細は不確か。
建築
建築
神明造りの本殿・能舞台(江戸時代前期建設)が境内に現存。能舞台は「あきの蛍能」(毎年6月中旬)に現役で使用される非常に珍しい境内舞台。杉木立に囲まれた静寂な境内。
文化財
文化財
延喜式神名帳(927年)記載の式内社(大和国宇陀郡・阿紀神社)・旧県社。能舞台は木津川市管内ではなく宇陀市所在のため文化財指定状況は別途確認が必要。社殿・能舞台の具体的な文化財指定情報は公式資料では確認できていない(不確かな情報)。
注意事項
注意事項
「かぎろひ」の現象については気象・大気光学的説明(曙光の散乱・陽炎状のミラージュ)と詩的表現(炎のように燃え立つ朝の光)の両方の解釈がある。現象の発生は気象条件に強く依存し・毎年必ずしも観察できるわけではない点に注意。「不確かな情報:」現地の能舞台の文化財指定区分については公開情報から確認できなかった。