S P O T / SPOT-187
鹿高神社(白鹿伝承)
かたかじんじゃ(はくろくでんしょう)/ Kataka Shrine (White Deer Legend)
壬申の乱(672年)に大海人皇子(後の天武天皇)が宇陀川増水で渡れず困窮した際・白鹿が現れて川を渡らせたという伝承の地。主祭神「鹿高神」は三代実録(879年)に記載される国史現在の神。境内古墳は市指定史跡。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01白鹿伝承:壬申の乱で大海人皇子が宇陀川を白鹿の背に乗って渡ったとされる民間伝承
- 02主祭神「鹿高神(かたかのかみ)」は三代実録・貞観15年(873年)に従五位下を賜った国史現在神
- 03境内に全長42mの前方後円墳(鹿高神社境内古墳・6世紀中頃・市指定史跡)
- 04本居宣長の菅笠日記(1772年)にも「かたか」として言及される歴史的著名地
- 05国道165号線が参道を横断する珍しい立地
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 三重県 名張市
- 住所
- 三重県名張市安部田1942
- 拝観料
- 無料
- 時間
- 参拝自由
- 状態
- 現存(参拝自由)
- 亀山から
- 亀山ICから車で約50分(名阪国道→国道165号経由)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
社伝によれば慶雲3年(706年)3月に「鹿高ノ神を斎る」とある(安部田村由来記)。三代実録・貞観15年(873年)9月条に「正六位から従五位下に進められた」と記録される国史現在の神。もとは「春日神社」という社名であったが・明治40〜41年の合祀政策で周辺の無格社20余社を合祀し「鹿高神社」と改称・現在に至る。
宗教
宗教
主祭神:鹿高神(かたかのかみ)・天児屋根命・蛭子命・五男三女神ほか合祀神多数。鹿高神は知謀学徳の神として信仰を集める。白鹿伝承との関係で・神使としての白鹿(春日大社と同様の鹿信仰)の系譜に位置づけられる可能性があるが・直接的な史料はなく伝説的性格が強い。
建築
建築
本殿・拝殿からなる標準的な神社建築。境内に鹿高神社境内古墳(全長42mの前方後円墳・後円部径21m・前方部幅26m・6世紀中頃築造・横穴式石室2基・名張市指定史跡1970年指定)が所在。国道165号線が旧参道を横断しており・南側と北側にそれぞれ鳥居が立つ。
文化財
文化財
鹿高神社境内古墳:名張市指定史跡(1970年・昭和45年指定)。全長42mの前方後円墳。社殿自体の文化財指定は確認されていない。
注意事項
注意事項
白鹿伝承は地元の昔話として伝わる民俗伝承であり・歴史的事実を直接証明する史料は存在しない。「不確かな情報:」祭神「鹿高神」と白鹿伝承の神話的関連性については神社側からの公式説明が確認できておらず・伝承上の結びつきと見るべきである。三代実録への記載は確実な史料。