S P O T / SPOT-035
高野山奥の院
こうやさん おくのいん
空海(弘法大師)が今も瞑想を続けているとされる「入定(にゅうじょう)の地」。奥の院への2kmの参道には20万基以上の墓碑・供養塔が並び、戦国武将・大企業・一般人の墓が混在する「日本一の霊的空間」。深夜の奥の院は「墓の間を歩く」という体験で、心霊的な意味でも「宗教的な死生観」の面でも一生に一度の強烈な体験を約束する。世界遺産。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01空海が今も瞑想中という設定の「生きた聖地」感
- 0220万基の墓碑が並ぶ2kmの参道が持つ圧倒的なスケール
- 03深夜の奥の院ナイトツアーは「本物の恐怖と神聖」が同居
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 和歌山県 伊都郡高野町
- 住所
- 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山(奥の院)
- 拝観料
- 無料
- 時間
- 8:30〜17:00(閉院時間あり)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約2時間(名阪国道→阪和道→高野口→高野山)
- 最寄駅
- 南海高野線「極楽橋駅」→高野山ケーブルカー→「高野山駅」→南海りんかんバスで「奥の院前」
- 徒歩
- 0分
- 駐車場
- 高野山内の各駐車場(有料・無料あり)
- 所要
- 1〜2時間(奥の院参道往復)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
高野山奥之院は、弘法大師空海の御廟がある高野山真言宗最大の聖地で、空海は承和2年(835年)に入定したと伝えられる。和歌山県公式観光サイト によれば、真言宗では空海は死去したのではなく「入定」して今も衆生を救っているとされ、御廟へ食事を供える生身供が毎日2回続く。奥之院の参道が現在の姿になるまでには、中世以降、武家や公家の菩提・追善の供養塔が集積し、戦国大名や近代企業の墓所が並ぶ霊域へ発展した。高野山真言宗公式 と 和歌山県公式観光サイト が示すように、1200年近い信仰の継続が今日の景観を形づくっている。
文化的背景
文化的背景
奥之院は、空海信仰と祖先供養が重なり合う日本仏教の典型的な聖地である。和歌山県公式観光サイト が述べるように、入定信仰が生身供を生み、武家や企業の顕彰・追善が墓碑群を増殖させた。宗教学的には「不在の死者がなお生きる」場として、民俗学的には近世以降の供養・顕彰の蓄積として理解できる。
地元視点
地元視点
地元では奥之院は観光地である前に信仰の場として扱われ、参拝作法や静粛さが重んじられる。高野山真言宗公式 は燈籠堂改修時も参拝制限を案内しており、寺側が聖域として丁寧に維持していることが分かる。地元案内でも早朝の生身供や萬燈供養会が重要な見どころとして紹介される。和歌山県公式観光サイト
ベストシーズン
ベストシーズン
早朝6時の生身供拝見が最適。夏は杉木立が涼しい午前中、萬燈供養会は8月13日夜。
撮影のコツ
撮影のコツ
一の橋から御廟へ向かう杉並木の長い参道が定番。墓碑群は斜光の朝夕が立体感を出す。御廟橋より先の聖域は撮影禁止で、橋の手前で撮影を終える。
注意事項
注意事項
御廟橋より先は聖域で撮影禁止。帽子を外し、静かに一礼してから参拝する。墓碑や供養塔に触れたり、私語や大声は控える。
関連作品
関連作品
- - テレビ・映画『空海』(佐藤純彌監督、1984年)
- - 映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(チェン・カイコー監督、2017年)
- - 書籍『高野山と真言密教の研究』(五来重編、1976年)
- - 書籍『空海』(川端康成に言及例ありではなく、関連する空海研究書として)※特記事項なしのため要確認
- - テレビ・YouTube『高野山の法話』(高野山真言宗公式、配信継続中)
トリビア
トリビア
- - 生身供は毎日2回、空海に食事を運ぶ儀式として続く。
- - 参道には戦国武将墓だけでなく企業墓も多く、近現代の供養文化も見える。
- - 女人禁制の名残として女人堂や女人道が高野山の歴史を物語る。
外部レビュー
外部レビュー
出典