S P O T / SPOT-028
友ヶ島旧日本軍要塞砲台跡
ともがしまきゅうにほんぐんようさいほうだいあと
紀淡海峡に浮かぶ無人島に旧日本軍の砲台跡が5基残る「要塞島」。レンガ造りの弾薬庫・砲台が草木に覆われ「天空の城ラピュタのモデル」とも言われる廃墟美を持つ。アニメ「サマータイムレンダ」の舞台でもあり、2022年にアニメ聖地88選に選定。戦争遺産として「使われなかった要塞」が放つ哀愁が一生忘れられない体験を約束する。加太港からフェリー20分。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01レンガ造りの弾薬庫が緑に覆われた「ラピュタそのもの」の光景
- 02第3砲台跡の内部探索が可能な貴重な戦争遺産
- 03アニメ「サマータイムレンダ」「ラピュタ」ファンの聖地
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 和歌山県 和歌山市加太
- 住所
- 和歌山県和歌山市加太笘ヶ沖島2673(友ヶ島案内センター)
- 拝観料
- 船代往復2,200円(大人)
- 時間
- 加太港発・定期便(水曜・冬季月〜金休)
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約1時間40分(紀勢道→阪和道)または1泊推奨
- 最寄駅
- 南海加太線「加太駅」
- 徒歩
- 20分
- 駐車場
- 加太汽船船乗り場駐車場(700円/日・50台)
- 所要
- 半日〜1日
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
友ヶ島の砲台群は、黒船来航以後に大阪湾防衛の要衝とみなされたことを背景に、明治時代に旧陸軍が由良要塞の一部として整備したもので、和歌山市公式は「明治時代になるとさらにその重要性が高まり旧陸軍により由良要塞の要所として大規模に整備」と説明する。和歌山市「砲台跡」 友ヶ島砲台群の解説シートによれば、第1砲台は1889年(明治22)着工・1890年(明治23)竣工、第2砲台は1894年(明治27)着工・1898年(明治31)竣工、第3砲台は1890年(明治23)着工・1892年(明治25)竣工、第4砲台は1890年(明治23)着工・1892年(明治25)竣工、第5砲台は1900年(明治33)着工・1905年(明治38)竣工で、沖ノ島と虎島に計6か所が築かれた。土木学会「友ヶ島砲台群の解説シート」 これらは大阪湾へ進入する敵艦を紀淡海峡で挟み撃ちにする近代要塞で、第二次世界大戦期まで一般人立入禁止だったため、戦後も遺構が比較的よく残った。友ヶ島 Wikipedia 第2砲台は台風による浸食で危険となり内部立入禁止だが、第3砲台は保存状態がよく見学対象になっている。和歌山市「第2砲台跡」 和歌山市「第3砲台跡」
文化的背景
文化的背景
友ヶ島砲台群は、紀淡海峡という海上交通の要衝を押さえる軍事施設として生まれた近代要塞遺跡であり、同時に明治国家が沿岸防衛を強化した時代の象徴でもある。和歌山市「砲台跡」 戦後は使われないまま残ったため、自然に覆われた廃墟景観が「ラピュタの島」として再解釈され、戦争遺産・観光資源・アニメ聖地が重なる場所になった。和歌山県観光連盟「サマータイムレンダ×和歌山県」 和歌山市「サマレン×和歌山市 情報BOX」
地元視点
地元視点
和歌山市は友ヶ島を観光案内で継続的に紹介し、砲台跡を代表スポットとして整備・周知している。和歌山市「砲台跡」 近年は『サマータイムレンダ』の舞台としても押し出され、地元では「歴史遺産」と「聖地巡礼」の両面で受け止められている。和歌山市「サマレン×和歌山市 情報BOX」
ベストシーズン
ベストシーズン
晴天率が高い春〜初秋の午前中、特に上陸直後から昼前。帰り船の時刻に余裕を持つのがよい。
撮影のコツ
撮影のコツ
第3砲台の煉瓦アーチと苔むした通路は定番。第2砲台は外観越しに海と廃墟を重ねる構図が良い。立入禁止柵の内側や危険箇所には入らないこと。
注意事項
注意事項
立入禁止の第2砲台内部や危険箇所には絶対に入らないでください。島内は廃墟と自然が共存するため、石段・煉瓦の崩落に注意し、静かに見学します。
関連作品
関連作品
トリビア
トリビア
- - 友ヶ島の砲台群は大阪湾防衛のため、紀淡海峡を挟んで淡路島側と連携する設計だった。
- - 第3砲台は保存状態がよく、土木学会選奨土木遺産に選ばれている。
- - 『サマータイムレンダ』では友ヶ島が「日都ヶ島」のモデルとして明示されている。
外部レビュー
外部レビュー
出典