異界巡礼

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名鑑二見興玉神社・夫婦岩

S P O T / SPOT-017

土俗・奇祭

二見興玉神社・夫婦岩

ふたみおきたまじんじゃ

伊勢神宮参拝前に行う禊(みそぎ)の場として古代から続く神社。しめ縄で結ばれた大小2つの岩(夫婦岩)は、沖合700mの海中に沈む霊石「興玉神石」と太陽を拝む鳥居の役割を担う。境内には無数のカエル像が奉納されており、その異様な密度は「カエル地獄」と呼ばれる。夏至の前後には二つの岩の間から日の出が昇り、古代人が「太陽の死と再生」を祈った場所であることを実感させる。

二見興玉神社・夫婦岩
Wikimedia Commons / Wikipedia contributor / CC BY-SA

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01しめ縄で結ばれた海の大岩という「生きた神話の鳥居」
  • 02カエル像が境内を埋め尽くす異様な「カエル地獄」
  • 03夏至・冬至の「岩の間からの日の出・月の出」は絶景

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
三重県 伊勢市
住所
〒519-0602 三重県伊勢市二見町江575
拝観料
無料
時間
24時間
状態
現存
亀山から
車で約50分(亀山IC→伊勢道)
最寄駅
JR参宮線「二見浦駅」
徒歩
15分
駐車場
あり・無料・30台(周辺民間駐車場も多数)
所要
30〜60分

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

二見興玉神社は、社名の通り「興玉石(御膳岩)」を本体とする古い霊地で、公式サイトは「古来より興玉石・御膳岩と称せられ」たとし、猿田彦大神が皇大神の御神幸を迎えた神蹟に由来すると伝える二見興玉神社 公式。現在の神社は、天平年間(729〜748年)に行基が江寺を創建し境内に興玉社を建てたという伝承、さらに明治9年(1876年)の神仏分離後に興玉社と三宮神社(三狐神社)を合わせ、明治43年(1910年)に二見興玉神社へ改称したという近代社史が案内動画等で語られているYouTube「二見興玉神社/三重県伊勢市【夫婦岩】…」。また、伊勢湾の舟人が航海の守護として深く崇敬したとも公式は記す二見興玉神社 公式

文化的背景

文化的背景

二見は伊勢神宮参拝の前に身を清める「禊の地」で、海と朝日、夫婦岩を結ぶ構図そのものが、境界を越えるための宗教的装置として働いてきた二見興玉神社 公式三重県 文化の道。夫婦岩は興玉神石を遥拝する鳥居の役目を担い、夏至前後の朝日信仰を可視化するため、海辺の景勝と民間信仰が結びついた場所として現代まで受け継がれている二見興玉神社 公式

地元視点

地元視点

公式案内や訪問記では、二見は「伊勢参りは二見から」として早朝参拝が重視され、地元では観光地であると同時に、今も禊と祈りの場として扱われていることがうかがえる二見興玉神社 公式note「伊勢旅行2日目①二見興玉神社・早朝参拝」。境内のカエル像も、無事帰る・若返る・お金が返るという縁起担ぎとして親しまれている三重県教材PDF

ベストシーズン

ベストシーズン

夏至前後の5〜7月、日の出直後の早朝。特に夏至当日の朝が最良。

撮影のコツ

撮影のコツ

夫婦岩は日の出方向を正面に、二つの岩と注連縄を一枚に収めるのが定番。朝は逆光気味なので、日の出前の青い時間か、岩のシルエットを活かす構図がよい。境内は通常撮影可だが、参拝者の邪魔は避ける。

注意事項

注意事項

神社は禊と遥拝の場なので、岩や注連縄に触れすぎない。早朝は参拝者が多く、撮影時は順番と足元に配慮する。拝礼は二拝二拍手一拝を基本に、静かに参拝する。

関連作品

関連作品

  • - 『初富士の 鳥居ともなる 夫婦岩』山口誓子の石碑(山口誓子、1987年正月参拝時の作)二見興玉神社 公式
  • - 『大初日 二見の巌を 抱擁す』青畝石碑(富安風生/松本青畝、参拝詠、年代は公式未記載)二見興玉神社 公式
  • - 『御福餅』についての解説記事(Wikipedia、日本語版、二見興玉神社の「天の岩屋」に祀られる神に由来すると説明)Wikipedia「御福餅」
  • - 『夫婦岩』の紹介記事(Wikipedia、日本語版、名勝としての概要)Wikipedia「夫婦岩」

トリビア

トリビア

  • - 夫婦岩の中央から昇る朝日は、夏至を中心に5〜7月が最も美しいと公式が案内する。
  • - 境内のカエルは「無事帰る」「若返る」「お金が返る」の験担ぎで増えたとされる。
  • - 興玉神石は今は海中の暗礁だが、かつては露出していたと公式が説明する。

外部レビュー

外部レビュー

出典

出典

R E F E R E N C E

参考リンク