S P O T / SPOT-011
太陽の塔(内部)
たいようのとう
岡本太郎が1970年大阪万博のために制作した高さ70mのモニュメント。1970年の万博閉幕後48年間封鎖されていた内部が2018年に公開。内部には「生命の樹」と呼ばれる183体の生物模型が螺旋状に並び、単細胞生物から人類まで生命の進化を体験できる。外から見て「圧倒的」な塔が内部では更に「狂気的」になるという二重の衝撃。失われた「地底の顔(黒い太陽)」の復元展示も必見。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01内部の「生命の樹」に並ぶ183体の生物模型の異常な密度
- 02失われた「地底の顔(黒い太陽)」の復元展示
- 0348年間非公開だった「秘密の空間」がついに解禁
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 大阪府 吹田市
- 住所
- 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1-1
- 拝観料
- セット930円(大人)
- 時間
- 10:00〜17:00(最終受付16:30)水曜定休
- 状態
- 現存
- 亀山から
- 車で約1時間30分(名阪国道→近畿道)または近鉄+地下鉄
- 最寄駅
- 大阪モノレール「万博記念公園駅」
- 徒歩
- 5分
- 駐車場
- 万博記念公園 南・中央駐車場(有料)
- 所要
- 1〜2時間
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
太陽の塔は、芸術家・岡本太郎が1970年(昭和45年)の日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ展示施設として制作したもので、丹下健三設計の大屋根を貫く形で建てられた。万博当時、塔の内部は「生命の樹」を中心に地下・地上・空中の三層展示で構成され、過去・現在・未来を体験させる装置だった。閉幕後は長く非公開だったが、2016年から耐震補強と復元工事が進み、2018年3月19日に内部公開が再開された。内部では当初292体あった生物模型を183体に再構成し、地下の第4の顔「地底の太陽」も復元された。万博記念公園『太陽の塔』, Wikipedia『太陽の塔』
文化的背景
文化的背景
太陽の塔内部は、万博のテーマ「人類の進歩と調和」を、直線的な説明ではなく、生命の進化と神秘を身体感覚で追体験させる空間として成立した。樹木を宇宙軸として捉える世界樹的イメージや、地下から上へ進む胎内巡りの構造は、岡本太郎の反近代・反整序の思想とも結びつく。高度成長期の記念碑である一方、保存と再公開は、万博遺産を現代の文化資源として再解釈する動きでもある。万博記念公園『大阪万博』, J-STAGE『物語研究』所収論考
地元視点
地元視点
地元では万博記念公園の象徴として親しまれ、吹田市や公園側も再公開を大きな地域資源として扱っている。予約制での見学を前提に、園内の回遊やEXPO’70パビリオンとあわせて訪れる人が多い。再公開後は撮影ルールや多言語解説も整備され、地域の誇りとして国内外の来訪者を迎える存在になっている。万博記念公園『太陽の塔内部での写真・動画撮影及び展示内容の多言語解説サービスについて』, 万博記念公園『太陽の塔 入館には予約が必要です』
ベストシーズン
ベストシーズン
春と秋の平日午前、開園直後〜11時頃が比較的回りやすい。
撮影のコツ
撮影のコツ
外観は正面の「太陽の顔」と背面の「黒い太陽」を回り込みで押さえると立体感が出る。内部は1階の地底の太陽ゾーンのみ撮影可で、上層階は機材収納が必要。フラッシュ・三脚・自撮り棒不可。万博記念公園『太陽の塔内部での写真・動画撮影及び展示内容の多言語解説サービスについて』
注意事項
注意事項
塔内は一部のみ撮影可で、上層階ではスマートフォン等を収納する必要がある。展示物保護のためフラッシュや補助機材は不可。見学動線と係員の案内に従い、宗教的・象徴的な展示であることを踏まえて静かに鑑賞したい。万博記念公園『太陽の塔内部での写真・動画撮影及び展示内容の多言語解説サービスについて』
関連作品
関連作品
- - 『太陽の塔』(岡本太郎、1970)
- - 『日本万国博覧会』(大阪万博公式記録、1970)
- - 『抽象の力—近代芸術の解析』(岡崎乾二郎、2018) — 太陽の塔への言及あり
- - 『民俗知は可能か』(春秋社、2020) — 岡本太郎と「太陽の塔」の項目あり
- - 『大阪万博 太陽の塔』(嵩英雄、JCI論考、年不詳)
トリビア
トリビア
- - 万博当時は塔の腕から大屋根へつながり、上層の展示へ抜ける導線だったと伝わる。
- - 第4の顔「地底の太陽」は万博後に行方不明となり、2018年に復元展示された。
- - 生命の樹は修復で模型数が見直され、現在は183体が展示されている。万博記念公園『太陽の塔』
外部レビュー
外部レビュー
出典