F E S T I V A L / FEST-259
本川神楽
ほんがわかぐら
四国山地の石鎚山麓、いの町本川地区(旧本川村)の各神社の秋祭で奉納される夜神楽。国の重要無形民俗文化財「土佐の神楽」を構成する一つで、土佐の神楽のなかでも唯一の本格的な「夜神楽」とされる。座つき・神迎えに始まり、鬼神争いなど多くの演目を一晩を通して舞い続け、仮面をつけた神々が闇夜のなかから舞い降りるように演じられる。御神燈の灯る神楽殿で、舞い手が鈴・剣・幣を手に夜を徹して神事芸能を奉じる。その起源は大永三年(1523)に高橋氏が本川中野川に落ち着いた頃に神楽太鼓が鳴り始めたと伝わり、500年近い歴史をもつ。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01土佐の神楽で唯一、一晩を通して舞われる本格的な『夜神楽』
- 02仮面の神々が闇夜から舞い降りる鬼神争いなどの多彩な演目
- 03御神燈の灯る山里の神楽殿で夜を徹して奉じられる神事芸能
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 高知県 吾川郡いの町
- 斎行
- 本川地区各神社(旧本川村区域)
- 日程
- 2026-11-15
- 周期
- 毎年11月(11月中旬〜12月上旬)の各神社秋祭で奉納
- 起源
- 本川神楽は、四国山地の石鎚山麓に位置する旧本川村(現・いの町本川地区)に伝わる神楽で、大永三年(1523)に高橋氏が本川中野川へ落ち着いた頃に本川神楽太鼓が鳴りはじめたと伝えられる。山深い隔絶した地に古い神楽の形がよく保存され、座つき・神迎え・鬼神争いなど多くの演目を一晩通して舞う夜神楽の形態をとる。土佐各地の神楽とともに「土佐の神楽」として昭和五十五年(1980)1月28日に国の重要無形民俗文化財に指定された。本川神楽保存会がその保護団体の一つとして継承にあたっている。
- 観覧
- 毎年11月の本川地区各神社の秋祭として夜神楽が奉納される(神社・年によって日程が異なるため事前確認が必須)。山間部の夜間奉納のため冷え込みが厳しく、厳重な防寒が必要。神楽殿は照明が限られ撮影条件が厳しい。神事芸能であり、舞や進行を妨げない位置から静かに見学する。アクセスは山道で、夜間の運転・帰路の確保に注意。7月の氷室まつりや8月の吉野川源流本川まつりでも披露されることがある。
- 最寄駅
- JR土讃線「伊野駅」(そこから本川地区まで車で山道を約1時間)
- 徒歩
- 0分
- 駐車場
- あり(各神社・地区の駐車スペース、台数限定)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
本川神楽は石鎚山麓の旧本川村(現いの町本川地区)に伝わる神楽で、大永三年(1523)に高橋氏が本川中野川へ落ち着いた頃に神楽太鼓が鳴り始めたと伝わる。昭和三十八年(1963)に高知県無形民俗文化財に指定され、昭和五十五年(1980)1月28日に土佐各地の神楽とともに「土佐の神楽」として国の重要無形民俗文化財に指定された。いの町 本川神楽, 国指定文化財等データベース 本川神楽, 高知県教育委員会 本川神楽
文化的背景
文化的背景
本川神楽は土佐の神楽のなかで唯一の本格的な「夜神楽」とされ、座つき・神迎えから鬼神争いまで多数の演目を一晩を通して舞い続ける構成が特徴である。仮面の神々が闇夜から舞い降りるように演じられ、山深い隔絶地ゆえに古い神楽の所作・演目がよく保存されてきた。土佐の神楽全体が国の重要無形民俗文化財として束ねられるなかで、本川神楽は夜神楽の遺存例として独自の位置を占める。文化遺産オンライン 土佐の神楽, 高知県教育委員会 本川神楽
地元視点
地元視点
本川神楽は本川地区各神社の秋祭の中核として地域に根づいており、本川神楽保存会が担い手となって継承を支えている。近年は東京の国立劇場や高知城秋のお城まつり、地元の氷室まつり・吉野川源流本川まつりなどでも演舞され、山里の祭りの枠を超えて広く紹介されている。いの町 本川神楽
ベストシーズン
ベストシーズン
11月の各神社秋祭の夜が本来の奉納の場。日程は神社・年により異なるため、いの町や保存会の告知を事前に確認すること。一晩通して舞われるため、鬼神争いなど見どころの演目の時間帯を狙うとよい。
撮影のコツ
撮影のコツ
御神燈の灯る神楽殿で、仮面の舞い手が鈴・剣・幣を振る所作が核となる被写体。夜間・低照度のため高感度設定が必須で、フラッシュは舞の妨げになるため控える。神々が闇から現れる雰囲気を活かし、御神燈や幣の動きを取り込むと良い。
注意事項
注意事項
山間部の夜間奉納で冷え込みが厳しいため厳重な防寒を。会場は山道の先にあり、夜間運転・帰路の確保に注意。神事芸能であり、舞や進行を妨げない位置から静かに見学・撮影すること。日程変動があるため事前確認を徹底する。
出典