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祭暦岩国行波の神舞

F E S T I V A L / FEST-229

土俗・奇祭

岩国行波の神舞

いわくにゆかばのかんまい

斎 行

山口県岩国市行波に近世以前から伝わる神楽で、国の重要無形民俗文化財。7年に一度(実質6年ごと)の「式年祭(願舞)」では、錦川の河川敷に特設の神殿を組み、十二座の舞を約15時間かけて奉納する。最大の見どころは「八関(はちかん)」の神事「松登り」で、白装束に白鉢巻姿の「荒神」が高さ約25mの松の頂上まで登り、木上に祀った三光(御幣)を燃やし、張られた縄を伝って逆さ吊りのまま滑り降りる。命綱なしの空中の所作は神がかりの迫力をもち、古式の神楽芸能を今に伝える。第40回式年祭は2025年に営まれ、次回式年祭は2031年の見込み。式年祭の年以外も、毎年10月の秋祭りで荒玉社の境内に神楽が奉納される。

岩国行波の神舞
出典: NPO日本の祭りネットワーク(https://www.nippon-matsuri.net/report/iwakuni/)※掲載許諾申請中

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01高さ約25mの松の頂上に登り縄を伝って降りる「松登り」の神事
  • 02錦川の河川敷に神殿を組み十二座の舞を約15時間かけて奉納
  • 03白装束・白鉢巻の「荒神」が空中で見せる神がかりの所作
  • 047年に一度(実質6年ごと)という式年の希少性
  • 05近世以前から地元の人々によって継承される古式の神楽

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
山口県 岩国市
斎行
荒玉社(山口県岩国市行波)
日程
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周期
7年に一度(実質6年ごと)の式年祭(願舞)を4月に執行。第40回式年祭は2025年4月5〜6日に開催され、次回は2031年の見込み。式年祭の年以外は10月の秋祭りで荒玉社境内に神楽を奉納。
起源
岩国行波の神舞は、山口県岩国市行波の荒玉社に近世以前から伝承される神楽である。その伝来については、室町期に京都から伝わったとする説と、大島郡を経て豊後国(現在の大分県)から伝わったとする説の二説があるとされる。地元の人々(行波神舞奉賛会)によって連綿と受け継がれ、7年に一度(実質6年ごと)の「式年祭(願舞)」では錦川の河川敷に神殿を特設し、十二座の舞と湯立・火鎮などの神事を約15時間かけて奉納する大掛かりな祭礼となる。なかでも「八関」の「松登り」は、約25mの松に登って三光を焼き縄を伝って降りる古式の神事で、この神楽を特徴づけている。1979年(昭和54年)2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定された。
観覧
最大の見どころである式年祭(願舞)は7年に一度(実質6年ごと)で、第40回は2025年4月5日(前夜祭)〜6日(本祭)に錦川の河川敷で執行された。次回式年祭はおおむね2031年の見込みのため、2026年には式年祭は行われない点に注意。ただし式年祭の年以外も、毎年10月の秋祭りでは荒玉社の境内で神楽が奉納され、「松登り」を含む演目を見られる機会がある。式年祭は早朝から深夜まで約15時間に及ぶため、観覧は時間に余裕を持って。河川敷は足場が悪く、4月初旬は冷え込むため防寒対策を。最新の開催日程は行波神舞奉賛会・岩国市の情報で確認すること。
最寄駅
JR岩徳線「行波駅」(会場の錦川河川敷へは徒歩圏)
徒歩
15分
駐車場
式年祭時は河川敷周辺に臨時駐車場が設けられる場合あり(混雑・規制あり)

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

岩国行波の神舞は、山口県岩国市行波の荒玉社に近世以前から伝わる神楽で、1979年(昭和54年)2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定された(岩国行波の神舞 - Wikipedia, 文化遺産オンライン)。伝来には室町期に京都から伝わったとする説と、豊後国(大分県)から大島郡を経て伝わったとする説がある。7年に一度(実質6年ごと)の式年祭(願舞)では錦川の河川敷に神殿を組み、十二座の舞を約15時間かけて奉納する。第40回式年祭は2025年4月5〜6日に営まれた(いわくに文化財探訪)。

文化的背景

文化的背景

この神楽を特徴づけるのが「八関(はちかん)」の神事「松登り」である。白装束に白鉢巻姿の「荒神」が高さ約25mの松の頂上まで登り、木上に祀った三光を燃やし、張られた縄を伝って逆さ吊りのまま滑り降りる(岩国行波の神舞 - Wikipedia)。命綱に頼る空中の所作は神がかりの迫力をもち、採物神楽(とりものかぐら)系の古式を伝える貴重な事例とされる。湯立や火鎮を伴う十二座の構成は、修験的・呪術的な要素を色濃く残し、民俗芸能史の上でも注目される。文化デジタルライブラリー

地元視点

地元視点

神舞は行波神舞奉賛会を中心に地元の人々の手で継承され、7年に一度の式年祭は地域を挙げての一大行事となる(NPO日本の祭りネットワーク)。錦川の河川敷に神殿を組み上げる準備から、約15時間に及ぶ奉納、松登りを担う「荒神」の鍛錬まで、世代を超えた協働で支えられている。式年の年以外も10月の秋祭りで神楽が奉納され、日常の信仰と継承の場として機能している。いわくに文化財探訪

ベストシーズン

ベストシーズン

最大の見どころは7年に一度(実質6年ごと)の式年祭(願舞)で、第40回は2025年4月、次回は2031年の見込み。式年祭以外の年は10月の秋祭りで荒玉社境内の神楽奉納を見られる。松登りは式年祭・秋祭りいずれの見せ場でもあるため、演目の時間帯を事前に確認したい。

撮影のコツ

撮影のコツ

「松登り」は約25mの松を背景に、縄を伝って降りる荒神の全身を縦構図で捉えると高さと緊張感が伝わる。空抜けになりやすいので露出補正を。河川敷の神殿は十二座の舞を引きで構図に収められる位置取りが鍵。長丁場のため、見せ場の時間帯を絞って待ち構えるとよい。

注意事項

注意事項

式年祭は7年に一度(実質6年ごと)で、2026年には開催されない(次回は2031年見込み)。最新の開催可否は必ず公式・主催情報で確認すること。式年祭は約15時間に及ぶため体力・防寒対策を。河川敷は足場が悪く、神事の妨げにならないよう係員の指示・立入制限に従う。松登りは危険を伴う神事のため、撮影位置にも注意する。

出典

出典