F E S T I V A L / FEST-228
西金砂神社田楽舞(金砂田楽)
にしかなさじんじゃでんがくまい(かなさでんがく)
茨城県常陸太田市の山頂に鎮座する西金砂神社に伝わる田楽舞で、国選択・茨城県指定無形民俗文化財。最大の特徴は奉納の周期が極端に長いことで、小田楽(小祭礼)は6年に一度、大田楽(磯出大祭礼)に至っては72年に一度しか行われない。起源は平安期にさかのぼり、天下泰平・五穀豊穣・万民法楽を祈願するために舞われたと伝わる。舞は「四方固め」「獅子舞」「種子蒔」「一本高足」の四段からなり、なかでも一本の高足(竹馬状の一本足)に乗って舞う「一本高足」は、古式の田楽の所作を今に伝える貴重な演目である。次回の小田楽は2027年(未年)に予定されており、一生のうちに大田楽に立ち会える機会はごくわずかという稀少性が、この祭りを唯一無二のものにしている。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01小田楽は6年に一度、大田楽は72年に一度という極端に長い奉納周期
- 02一本足の高足に乗って舞う古式の「一本高足」
- 03「四方固め」「獅子舞」「種子蒔」「一本高足」からなる四段の舞
- 04標高約400mの山頂に鎮座する西金砂神社という神秘的な舞台
- 05一生に一度立ち会えるかどうかの大田楽(次回・遠い未来)の稀少性
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 茨城県 常陸太田市
- 斎行
- 西金砂神社(茨城県常陸太田市上宮河内町)
- 日程
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- 周期
- 小田楽(小祭礼)は6年ごと(未年・丑年)、大田楽(磯出大祭礼)は72年ごとに奉納。次回小田楽は2027年(未年)3月下旬の予定。
- 起源
- 金砂田楽の起源は平安期にさかのぼると伝えられ、天下泰平・五穀豊穣・万民法楽を祈願するために奉納されたとされる。西金砂神社の小祭礼は弘仁6年(815年)に初めて行われたと伝わり、以来、未年・丑年にあたる年に6年に一度の周期で営まれてきた。これに対し、神輿が日立市の水木浜(磯出)まで渡御する大祭礼(磯出大祭礼)は72年に一度という極めて長い周期で行われ、いずれの祭礼でも国選択・茨城県指定の田楽舞が神前に奉納される。田楽はもともと田植えに伴う芸能に起源をもつとされ、四段構成の舞には豊作祈願の所作が色濃く残る。山頂に鎮座する西金砂神社という舞台と、世代を超えて受け継がれる長大な周期が一体となって、金砂田楽を他に類を見ない民俗芸能としている。
- 観覧
- 田楽舞は常時見られるものではなく、6年に一度の小田楽(小祭礼)または72年に一度の大田楽(磯出大祭礼)の年にのみ奉納される。次回の小田楽は2027年(未年)3月下旬の予定で、複数日にわたり西金砂神社および渡御先の各所で田楽行列・田楽舞が行われる。会場の西金砂神社は標高約400mの山頂に鎮座し、麓からの参道は長い登り(徒歩で1時間前後)を要する険しい道のりで、相応の装備と体力が必要。祭礼年以外に訪れる場合は神社境内の参拝のみとなる。最新の開催日程・ルートは常陸太田市の公式情報で確認すること。
- 最寄駅
- JR水郡線「常陸太田駅」(神社へはタクシー・車で約40分+登拝)
- 徒歩
- 60分
- 駐車場
- 麓に駐車スペースあり(祭礼年は混雑・規制の可能性)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
西金砂神社田楽舞(金砂田楽)は、その起源が平安期にさかのぼり、天下泰平・五穀豊穣・万民法楽を祈願するために行われたと伝わる(茨城県教育委員会)。西金砂神社の小祭礼は弘仁6年(815年)に始まったと伝えられ、未年・丑年にあたる6年ごとに小田楽が、72年ごとに大田楽(磯出大祭礼)が奉納される(常陸太田市公式)。田楽舞は国選択・茨城県指定無形民俗文化財に位置づけられている(県指定は昭和35年3月28日)。次回小田楽は2027年(未年)の予定。常陸太田市観光物産協会
文化的背景
文化的背景
田楽はもともと田植えに伴う芸能に起源をもつ民俗芸能で、金砂田楽は「四方固め」「獅子舞」「種子蒔」「一本高足」の四段からなる(常陸太田市観光物産協会)。なかでも一本足の高足に乗って舞う「一本高足」は、中世以来の田楽の所作を伝える貴重な演目とされる。6年・72年という長大な奉納周期は、舞や所作を世代を超えて伝承する仕組みそのものでもあり、稀にしか行われないがゆえに地域総出で準備・継承される点に、この祭礼の民俗的意義がある。茨城県教育委員会
地元視点
地元視点
金砂郷一帯では、6年に一度の小祭礼・72年に一度の大祭礼は地域を挙げての一大行事で、氏子総代をはじめ多くの住民が田楽行列や渡御に参加する(常陸大宮市ふるさと文化)。とりわけ大田楽は一生のうちに一度立ち会えるかどうかという稀少さから、世代を結ぶ象徴的な行事として大切にされ、舞の伝承者を確保・育成する取り組みが続けられている。常陸太田市公式
ベストシーズン
ベストシーズン
奉納年(次回小田楽は2027年・未年の3月下旬予定)のみが田楽舞を見られる機会。複数日の祭礼期間中、田楽行列と田楽舞の時間帯を事前に確認して訪れるとよい。
撮影のコツ
撮影のコツ
一本足の高足に乗る「一本高足」は田楽舞の見せ場で、舞手の足元と全身のバランスを縦構図で捉えると躍動感が出る。山頂境内は木立に囲まれ光が回りにくいので、明るめの設定や手ぶれ対策を。行列・渡御は移動が速いため、立ち位置を先に決めておく。祭礼年以外は境内・社殿・参道の風景撮影が中心となる。
注意事項
注意事項
西金砂神社は標高約400mの山頂にあり、参道は長い登り(徒歩1時間前後)で足場の悪い区間もある。歩きやすい靴・水分・防寒など相応の装備を。祭礼は信仰行事であり、舞や行列の妨げにならないよう係員の指示に従うこと。最新の開催可否・日程は公式情報で必ず確認する。
出典
出典
R E F E R E N C E
参考リンク
- https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/bunkazai/ken-285/
- https://www.city.hitachiota.ibaraki.jp/page/page000231.html
- https://www.kanko-hitachiota.com/page/page000119.html
- https://www.hitachiomiya-furusatobunka.com/%E7%A5%AD%E7%A4%BC-%E8%8A%B8%E8%83%BD/%E8%A5%BF%E9%87%91%E7%A0%82%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%B0%8F%E7%A5%AD%E7%A4%BC/