F E S T I V A L / FEST-209
那須御神火祭
なすごしんかさい
栃木県那須町湯本、九尾の狐伝説で知られる国指定史跡「殺生石」の園地を会場に、毎年5月31日に行われる火祭り。古来より幾度も噴火する茶臼岳の怒りを鎮めるため、那須温泉神社で採火した火を「御神火」として崇め、無病息災と五穀豊穣を祈願してきた行事に由来する。クライマックスは、白装束に狐面をかぶった参加者による松明行列(19:00出発)と、神事を経ての御神火点火(19:30頃)。燃え盛る巨大な火柱を背に、狐面の打ち手が九尾狐太鼓を打ち鳴らす光景が最大の見どころとなる。昼から「九尾の市」やフェイスペイント、語り部による九尾の狐の話、よさこいなどが催され、九尾の狐伝説という土地の物語と火の祭礼が一体化した、那須を代表する初夏の夜祭りである。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01白装束に狐面をかぶった参加者による松明行列(19:00出発)
- 02巨大な火柱として燃え上がる御神火の点火(19:30頃)
- 03燃え盛る火を背に狐面の打ち手が叩く九尾狐太鼓
- 04九尾の狐伝説の地・殺生石を舞台にした、狐化粧・九尾の市など物語性の濃い演出
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 栃木県 那須郡那須町
- 斎行
- 那須温泉神社(会場:史跡 殺生石園地)
- 日程
- 2026-05-31
- 周期
- 毎年5月31日(固定)
- 起源
- 那須御神火祭は、古来より何度となく噴火を繰り返す茶臼岳(那須岳)の怒りを鎮めるため、人々が那須温泉神社に詣で、火を採って「御神火」として崇めるようになったことに由来する。以降、無病息災と豊作(五穀豊穣)を祈念する行事として続けられてきた。会場の殺生石は、中国・インド・日本へと渡った白面金毛九尾の狐が、悪事の果てに石へと姿を変えたという伝説の地で、火山ガスの噴出する荒涼とした景観が伝説と重なる。火山の鎮静を祈る火の祭礼と、九尾の狐という土地の物語が結びつき、現在は狐化粧(フェイスペイント)、九尾狐太鼓、九尾の市など、伝説をモチーフにした演出を伴う観光色のある夜祭りとして営まれている。2026年で第38回を数える。
- 観覧
- 2026年は5月31日(日)開催で第38回。タイムスケジュールは、14:30「九尾の市」開始、15:00演武劇・フェイスペイント受付、16:30子狐たいまつ行列、19:00松明行列出発、19:20神事、19:30御神火点火、19:40九尾狐太鼓、20:00終了。会場は史跡殺生石園地(那須町湯本)。観覧は無料だが、松明行列への参加は1名2,000円(狐面・白装束付き、事前/当日受付)。駐車場は旧那須小学校校庭・那須高原ビジターセンターなどに設けられ、15:00〜21:00に無料シャトルバスが運行(殺生石周辺の駐車場は利用不可)。14:30〜21:00は片側交互通行の交通規制あり。標高が高く夜は冷えるため防寒装備を。ドローン撮影は禁止。雨天・荒天の場合は当日14:00に最終判断。
- 最寄駅
- JR東北本線「黒磯駅」(会場へは関東バス/シャトルバス)
- 徒歩
- 0分
- 駐車場
- 旧那須小学校校庭・那須高原ビジターセンター等+無料シャトル(殺生石周辺の駐車場は利用不可)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
那須御神火祭は、古来より噴火を繰り返す茶臼岳の怒りを鎮めるため、那須温泉神社で採火した火を「御神火」として崇め、無病息災と豊作を祈念してきた行事に由来する(那須町観光協会)。会場の殺生石は、白面金毛九尾の狐が悪事の果てに石へ身を変えたという伝説の地である(殺生石 - Wikipedia)。2026年は5月31日に第38回が開催され、PR TIMES(那須町観光協会)によれば、白装束に狐面をかぶった参加者の松明行列(19:00出発)と御神火点火(19:30)がクライマックスとなる。
文化的背景
文化的背景
本祭は、火山の鎮静を祈る「御神火」の火祭りという核に、九尾の狐伝説という土地固有の物語を重ねた構成を持つ。殺生石は火山ガスが噴出する荒涼とした景観で、近づく生き物の命を奪うという言い伝えが「殺生石」の名の由来とされ、九尾の狐が石に変じたという伝説と結びついてきた(殺生石 - Wikipedia)。火による浄化・鎮魂の祭礼に、狐化粧(フェイスペイント)、九尾狐太鼓、コスプレ百鬼夜行、語り部による九尾の狐の話といった演出が加わり(PR TIMES)、伝統的な火祭りと現代的な物語観光が共存する。2022年に殺生石が真っ二つに割れたことも話題となり、伝説の地としての注目を集めた。
地元視点
地元視点
祭は那須町観光協会が主体となって運営し、那須温泉神社・地元の人々によって受け継がれている。PR TIMESによれば、昼の「九尾の市」では那須周辺のグルメが提供され、子狐たいまつ行列やフェイスペイント体験など家族で参加できる催しも用意される。松明行列は参加費1名2,000円(狐面・白装束付き)で一般も加われるなど、住民・観光客が一体となって火を囲む夜祭りとして親しまれている。STRAIGHT PRESSも2026年の開催を、九尾の狐をテーマにした火祭りとして紹介している。
ベストシーズン
ベストシーズン
本祭の5月31日。松明行列(19:00)から御神火点火(19:30)、九尾狐太鼓(19:40)にかけてが最大の見どころなので、夕方までに会場入りして火柱の正面が見える位置を確保するとよい。昼の「九尾の市」やフェイスペイントから楽しむなら15時前後の到着が目安。
撮影のコツ
撮影のコツ
珍ポイントは、燃え上がる御神火(巨大な火柱)を背に狐面の打ち手が九尾狐太鼓を叩く場面。火と人物の輝度差が大きいため、炎が白飛びしないよう露出を抑え、太鼓の動きは高感度・速めのシャッターで止める。白装束に狐面の松明行列は点火前後の動きを連写で。三脚は混雑時の通行・他の観客の妨げにならない位置に。ドローン撮影は禁止。
注意事項
注意事項
標高が高く夜は冷え込むため防寒装備を必ず用意する(CSV由来の『上高地で防寒装備』との注記は別地の誤記で、正しくは那須高原・殺生石園地での防寒)。火祭りのため火の粉・混雑に注意し、係員の誘導に従う。殺生石周辺は火山ガスが噴出する区域で、立入制限・体調への配慮を要する。駐車は指定駐車場+無料シャトル(15:00〜21:00)を利用し、交通規制(14:30〜21:00片側交互通行)に従う。雨天・荒天時は当日14:00に開催可否が最終決定される。
出典