異界巡礼

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祭暦白鳥神社 おみかん焼き(お火焚祭)

F E S T I V A L / FEST-184

fire

白鳥神社 おみかん焼き(お火焚祭)

しろとりじんじゃ おみかんやき

斎 行2026-12-08

日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る東かがわ市の白鳥神社で、毎年12月8日に行われるお火焚祭。一年間に納められた古いお札や神具を神昇げの神事ののち焚き上げ、その忌火(いみび)でみかんを焼く。竹串に刺したみかんを聖火であぶり、焼けたみかんを食べると風邪をひかない・無病息災で過ごせると伝えられる。火焚きの神事に柑橘を組み合わせる珍しい年中行事で、地元では『おみかん焼き』の通称で親しまれる。弘化年間(1845〜48)から続くと伝わり、旧暦から新暦に改められて12月8日に定着した。神社前ではみかんも販売される。

白鳥神社 おみかん焼き
出典: 工房和葉(https://ameblo.jp/koubou-kazuha/entry-12642909692.html)※掲載許諾申請中

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01古札を焚き上げた忌火で竹串のみかんをあぶる珍しいお火焚き
  • 02焼けたみかんを食べると風邪をひかない・無病息災という言い伝え
  • 03竹串にずらりと刺された橙色のみかんが火を囲む独特の光景

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
香川県 東かがわ市
斎行
白鳥神社
日程
2026-12-08
周期
毎年12月8日固定(前日7日夕に神昇げ、8日6:00〜18:00頃に焚き上げ)
起源
白鳥神社は、東征の途上で没した日本武尊の魂が白鳥となって舞い降りた地に神祠を建てたのが始まりと伝わる古社で、武芸上達・開運厄除けの神として崇敬されてきた。おみかん焼き(お火焚祭)は弘化年間(1845〜48)から続くと伝わる年中行事で、もとは旧暦で行われていたものが新暦に改められ、毎年12月8日に行われるようになった。一年のあいだに納められた古いお札・神札や役目を終えた神具を、前日(7日)夕の神昇げの神事ののちに焚き上げ、その清らかな火(忌火)でみかんを焼く。火で焼いたみかんを食べると風邪を引かない、無病息災で過ごせるという信仰が結びつき、御火焚(おひたき)と柑橘が一体となった独特の習俗として定着した。
観覧
毎年12月8日に実施。前日7日夕に古札・神具の神昇げ神事、8日は早朝6:00頃から18:00頃まで焚き上げが続く。会場は白鳥神社(東かがわ市松原69)境内。観覧は無料で、参拝者は古いお札を持ち込んで納めることができる。神社前でみかんが販売され、その場で竹串に刺して焼ける。JR高徳線『讃岐白鳥駅』から徒歩約3分とアクセスがよく、正面・臨時・西・県営など計約140台の駐車場がある。12月の屋外行事のため防寒対策を。火を扱う神事のため、係員の指示に従い火の周りでの行動に注意する。
最寄駅
JR高徳線「讃岐白鳥駅」
徒歩
3分
駐車場
あり・無料・正面/臨時/西/県営など計約140台

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

白鳥神社は香川県東かがわ市松原に鎮座し、日本武尊(やまとたけるのみこと)を主祭神とする。社伝では、東征の帰途に没した日本武尊の魂が白鳥となって舞い降りた地に神祠を建てたのが創祀と伝わり、武芸上達・開運厄除の神として広く崇敬される。おみかん焼き(お火焚祭)は弘化年間(1845〜48)から続くとされる年中行事で、もとは旧暦の行事であったが新暦に改められ、12月8日に定着した。前日7日の夕方に、一年間に納められた古いお札や役目を終えた神具を神前から退ける『神昇げ』の神事を行い、8日に早朝から夕方にかけてそれらを焚き上げる。その清らかな火でみかんを焼き、参拝者はその焼きみかんを食べて無病息災を祈る。白鳥神社 公式サイト, お火焚祭(おみかん焼)- オマツリジャパン

文化的背景

文化的背景

御火焚(おひたき)は、収穫期から年末にかけて全国の神社で行われる火の祭で、古い神札や注連縄などを焚き上げて感謝と祓いを行う民俗行事である。白鳥神社のおみかん焼きは、この御火焚に柑橘を焼いて食すという要素が結びついた点に大きな特色がある。冬至前後にビタミンを含むみかんを火で温めて食べる行為は、寒さの本格化する季節に風邪除け・健康祈願の意味を帯び、火の浄化力と柑橘の生命力を重ねる発想が読み取れる。竹串に多数のみかんを刺して火を囲む光景は視覚的にも独特で、火祭でありながら家庭的・素朴な温かみを持つ年中行事として地域に根づいている。お火焚祭(おみかん焼)- オマツリジャパン, 白鳥神社 | 東かがわ市観光情報サイト

地元視点

地元視点

地元では『おみかん焼き』の通称で親しまれ、参拝者が古いお札を納めに訪れるとともに、焼きみかんを目当てに足を運ぶ冬の風物詩となっている。神社前でみかんが販売され、その場で竹串に刺して聖火であぶって食べられるため、家族連れにも親しみやすい。焼けたみかんを食べると風邪をひかないという言い伝えが代々語り継がれ、健康を願う年末の習わしとして地域の生活に溶け込んでいる。白鳥神社の“おみかん焼き”は12月8日 - 工房和葉, 白鳥神社 | 東かがわ市観光情報サイト

ベストシーズン

ベストシーズン

毎年12月8日。焚き上げは早朝6時頃から夕方18時頃まで続くため、火勢の安定する日中が見やすい。焼きみかんを味わうなら昼前後がよい。寒さが厳しい時間帯もあるため日中の暖かい時間が快適。

撮影のコツ

撮影のコツ

竹串にずらりと刺された橙色のみかんと、その奥で立ち上る焚き上げの炎を一緒に捉える構図がこの行事ならでは。火の周りは熱気と煙があるため、係員の指示に従い安全な位置から。橙と炎のコントラストが映えるよう露出をやや抑えるとよい。

注意事項

注意事項

火を扱う神事のため、焚き上げの火に近づきすぎない・係員の指示に従う。古札の持ち込み可否や納め方は当日の案内に従うこと。12月の屋外行事で冷え込むため防寒対策を。境内は信仰の場であり、撮影・飲食は節度を持って行う。

出典

出典