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祭暦水止舞

F E S T I V A L / FEST-155

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水止舞

みずどめのまい

斎 行2026-07-12

東京都大田区の真言宗智山派・厳正寺で7月に行われる稀少な「雨止め」獅子舞神事。東京都指定無形民俗文化財。鎌倉時代末期の長雨を止めるために創始されたと伝わり、龍神役を縄で縛り境内へ運び込み、3頭の獅子が舞いながら水をかけて雨を「止める」逆転構造を持つ。多くの民俗行事が雨乞いを祈る中で、雨を止めるための舞という都市寺院の特異な儀礼。

水止舞
Wikimedia Commons / KQuhen / CC BY-SA 4.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01東京都指定無形民俗文化財
  • 02全国的にも稀少な「雨止め」のための獅子舞
  • 03龍神役を縄で縛り境内へ運び込む構造
  • 043頭の獅子による舞と水かけによる雨止め
  • 05鎌倉末期創始と伝わる都市寺院の特異神事

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
東京都 大田区
斎行
厳正寺(東京都大田区大森東)
日程
2026-07-12
周期
毎年7月第2日曜
起源
厳正寺の伝承では、鎌倉時代末期の元亨元年(1321年)に長雨が続いたため、当時の住職法密上人が雨を止めるために創始したと伝わる。龍神役を縄で縛って境内へ運び込み、3頭の獅子が舞いながら水をかけて雨を止めるという逆転構造を持つ獅子舞神事として継承され、東京都指定無形民俗文化財として保存されている。雨乞いではなく雨止めを祈る稀少な民俗行事。
観覧
境内は都市寺院のため見学スペースが限定される。神事中は水かけを伴うので装備の水濡れ注意。撮影は厳正寺の指示に従い、龍神役・獅子役への接近・接触は禁止。例年7月第2日曜だが当年情報は厳正寺公式(mizudome.com)で要事前確認。京急大森町駅から徒歩約10分。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

厳正寺は真言宗智山派の都市寺院で、鎌倉末期元亨元年(1321年)創始と伝わる雨止め獅子舞神事を継承する。東京都指定無形民俗文化財として保存され、都内では稀少な中世由緒の民俗行事として民俗学的に重要。

文化的背景

文化的背景

全国の獅子舞の多くは厄祓い・五穀豊穣・雨乞いを祈るが、水止舞は雨を「止める」ための舞という逆転構造を持つ稀少例。龍神を縄で縛る構造は龍神信仰と仏教的雨止めの習合形態として、日本宗教史・民俗学の論点となっている。都市寺院での民俗継承の代表例。

地元視点

地元視点

大田区大森東の地域寺院として、地元住民・氏子組織により獅子・龍神役・水かけ役が継承されている。都市化が進む大田区において中世由緒の民俗行事を継承する象徴的存在として地域に深く根付いている。