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祭暦波伝谷の春祈祷

F E S T I V A L / FEST-150

weird

波伝谷の春祈祷

はでんやのはるきとう

斎 行2026-03-15

宮城県南三陸町戸倉波伝谷地区で継承される三陸沿岸の春祈祷神事。南三陸町指定無形民俗文化財。獅子舞が集落の各戸を巡り、家ごとの悪気・厄を豆腐に移し封じ込め、最終的に集落外へ運び出して海・山へ送る漁村儀礼。獅子による厄祓いと豆腐を依代とする厄送りの組み合わせは三陸地方でも独自で、東日本大震災で一時中断ののち地区住民により復活継承された。

N O P H O T O

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01南三陸町指定無形民俗文化財
  • 02獅子が各戸を巡る三陸の春祈祷神事
  • 03豆腐を依代として厄を封じる稀少な形式
  • 04集落外への厄送り構造を保つ漁村儀礼
  • 05東日本大震災後に地区住民により復活継承

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
宮城県 本吉郡南三陸町
斎行
波伝谷地区集落(宮城県本吉郡南三陸町戸倉)
日程
2026-03-15
周期
毎年旧暦2月15日に近い日曜(おおむね3月)
起源
波伝谷地区で近世以来継承されてきた春の厄祓い神事。獅子舞による家々の祓いと、豆腐に厄を移して集落外へ送り出す構造を併せ持つ三陸沿岸の漁村型春祈祷。東日本大震災(2011年)で集落・継承組織が甚大な被害を受け一時中断したが、地区住民の手で復活し、南三陸町指定無形民俗文化財として保存されている。
観覧
実施日は旧暦2月15日に近い日曜のため年により前後する。漁村集落内での家々巡行が中心で、観光化されていない地元住民の生活儀礼。撮影・録音は地区関係者の了承を得てからにし、巡行コース・各戸の祓いには立ち入らないこと。当年の正確な日程は南三陸町・震災伝承施設で要事前確認。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

波伝谷地区で近世以来継承される春祈祷神事で、南三陸町指定無形民俗文化財。獅子舞による家祓いと豆腐を依代とする厄送りを組み合わせる三陸沿岸の独自形式を残す。東日本大震災で集落・継承組織が壊滅的被害を受けたが、地区住民の手で復活継承された。

文化的背景

文化的背景

三陸沿岸の漁村型春祈祷の系譜に属し、岩手・宮城・福島の沿岸部に分布する獅子舞系厄祓い行事と比較される。豆腐を依代として厄を集落外へ送る構造は他地域に類例が少なく、波伝谷独自の特徴とされる。震災後の民俗継承の事例としても民俗学・災害文化研究で注目される。

地元視点

地元視点

地区住民が獅子の担い手・豆腐の準備・送り役を分担して継承しており、被災と復興を経て継承組織を再構築した経緯がある。観光化は限定的で、住民の生活と一体化した春祈祷として営まれている。