異界巡礼

BIZARRE JAPAN

祭暦タバンカ祭(大宝八幡宮松明祭)

F E S T I V A L / FEST-143

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タバンカ祭(大宝八幡宮松明祭)

たばんかまつり(だいほうはちまんぐうたいまつまつり)

斎 行2026-09-05

茨城県下妻市の大宝八幡宮で600年以上継承される夜の火祭り。神社公式によれば「全国でも当宮でしか見られない」とされる奇祭で、白装束の氏子が燃え盛る松明を振り回し、畳と鍋蓋を石畳に勢いよく叩きつけながら境内を駆け回る。畳と鍋蓋を叩きつける「タバンカ」の擬音が祭名の由来。松明の火の粉が拝殿前に飛び散り、火の粉を浴びると無病息災と伝わる。

N O P H O T O

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 01600年以上継承される全国でも稀少な火祭り
  • 02畳と鍋蓋を石畳に叩きつける「タバンカ」
  • 03白装束の氏子による松明振り回しと火の粉
  • 04神社公式が「全国でも当宮でしか見られない」と紹介
  • 05火の粉を浴びると無病息災

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
茨城県 下妻市
斎行
大宝八幡宮(茨城県下妻市大宝667)
日程
2026-09-05
周期
毎年9月第1土曜日
起源
永仁年間(鎌倉時代後期)、大宝八幡宮の社殿が火災に見舞われた際、神官が畳と鍋蓋で火を打ち消したという伝承に由来する火伏せ・厄除けの神事と伝わる。以来約600年以上にわたり、毎年9月の例大祭の宵祭りとして継承されてきた。火災を畳と鍋蓋で打ち消した行為を儀礼化したもので、火を呼びかつ鎮める二重の意味を持つ。
観覧
夜間境内での火祭りのため、火の粉が広範囲に飛ぶ。見物は神社が指定する観覧範囲を厳守し、化繊衣類は避け綿素材の長袖・帽子・タオルを準備。境内石畳は畳・鍋蓋叩きつけと走り回りで滑りやすくなるため足元注意。神社公式での当年日程確認推奨。

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

永仁年間の大宝八幡宮社殿火災を畳と鍋蓋で消し止めた伝承を起源とし、約600年以上継承される茨城県内有数の古式火祭り。大宝八幡宮は関東最古級の八幡宮で、平将門の参詣伝承でも知られる古社であり、その例大祭の宵祭りとして本神事が組み込まれている。

文化的背景

文化的背景

畳と鍋蓋を擬音「タバンカ」とともに叩きつける形式は、全国の松明祭り・火祭り群の中でも極めて特異で、神社公式が「当宮でしか見られない」と明記する稀有な形式。畳・鍋蓋という日常生活用具を神事に組み込む構造は、火災を生活道具で鎮めた伝承の儀礼化として民俗学的に注目される。

地元視点

地元視点

氏子青年が中心となり、毎年9月の例大祭に向けて練習を重ねる。下妻市の秋を告げる代表的祭礼として地域に定着し、神社公式・市公式の双方が情報発信している。