F E S T I V A L / FEST-142
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平方どろいんきょ
ひらかたどろいんきょ
斎 行2026-07-19
埼玉県上尾市平方の八枝神社例大祭で行われる埼玉県指定無形民俗文化財の泥系神事。白木の「いんきょ神輿」を担ぎ、各家の前に用意された水を打って清めた後、井戸水で泥状にした路上で神輿ごと転がし、悪疫退散・五穀豊穣・地域安全を祈る。神輿そのものを意図的に泥まみれにする全国的にも珍しい形式で、見物客にも水と泥が容赦なく飛ぶ。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01埼玉県指定無形民俗文化財
- 02白木の「いんきょ神輿」を泥の中で転がす形式
- 03各家先で水を打って清め、井戸水で路上を泥状化
- 04全国的にも珍しい神輿を泥まみれにする形式
- 05悪疫退散・五穀豊穣・地域安全祈願
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 埼玉県 上尾市
- 斎行
- 八枝神社・平方上宿地区(埼玉県上尾市平方)
- 日程
- 2026-07-19
- 周期
- 毎年7月中旬
- 起源
- 起源は江戸期に遡るとされ、平方地区の鎮守である八枝神社(牛頭天王を祀る)の例大祭神事として継承されてきた。隠居の身となった旧神輿(「いんきょ神輿」)を用いて疫病退散を祈る形式が、明治以降の神社制度改編を経ても地区民俗として継承され、埼玉県指定無形民俗文化財に登録されている。
- 観覧
- 祭礼ルートは平方上宿地区の各家を巡る形式。見物者にも水・泥が大量に飛ぶため、汚れてもよい服装・タオル・着替え必須。カメラ・スマホは防水対策必須。各家先で井戸水を撒き路上を泥状化するため、足元がぬかるむ。上尾市公式・上尾市観光協会で当年日程を事前確認のこと。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
江戸期から平方地区の八枝神社例大祭神事として継承されてきた泥神輿行事で、神輿そのものを泥まみれにする全国的にも稀有な形式を残す。埼玉県指定無形民俗文化財に指定され、現在は地区の保存会が運営を担う。
文化的背景
文化的背景
神輿を路上で転がし泥まみれにする形式は、関東平野部に散見される「泥神輿」「どろんこ祭」系の祭礼群と類縁関係を持つ。千葉県四街道市の和良比はだか祭り(どろんこ祭り)や高知県のどろんこ祭りなど、泥を媒介とした厄祓い・豊穣祈願の祭祀群の中で、埼玉側の代表例として位置付けられる。
地元視点
地元視点
「いんきょ」とは隠居した旧神輿を意味し、現役神輿とは別に保管された古神輿を泥に投じる形式で、神輿の更新と地区の更新を象徴的に重ねる構造を持つ。地区民にとっては夏の最大の祭礼であり、汚れることが歓迎される稀有な祭礼として親しまれている。