F E S T I V A L / FEST-114
weird
能登のアマメハギ
のとのあまめはぎ
斎 行2026-01-02 〜 2026-02-03
石川県輪島市門前町および能登町の各集落で行われる小正月の来訪神行事。仮面をつけた青年たちが家々を訪れ、囲炉裏端で居眠りしてできる「アマメ」(火だこ)を剥ぎ取る所作で怠け者を戒める。国指定重要無形民俗文化財「来訪神:仮面・仮装の神々」(ユネスコ無形文化遺産)の構成要素の一つ。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01国指定重要無形民俗文化財(昭和54年指定)
- 02ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」構成要素
- 03面・蓑姿で家々を巡り「アマメ」を剥ぐ所作
- 04怠惰を戒め厄を祓う冬の小正月行事
- 05皆月地区(1月2日)と秋吉地区(2月3日)など複数地区で継承
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 石川県 輪島市・能登町
- 斎行
- 石川県輪島市門前町・能登町秋吉等の各集落民家
- 日程
- 2026-01-02 〜 2026-02-03
- 周期
- 輪島市門前町皆月地区は1月2日、能登町秋吉地区は2月3日(地区により異なる)
- 起源
- アマメとは囲炉裏端で長く暖を取ることで皮膚にできる火だこを指す方言で、これを剥ぐことが「怠惰を取り除く」象徴とされる。男鹿のナマハゲと同じ系譜の来訪神行事で、新年または節分に他界から訪れる神霊が家々を回り、子供や若者を戒め祝福を残して帰るという観念に基づく。能登半島では古くから複数地区で伝承され、1979年に国指定重要無形民俗文化財となった。
- 観覧
- 民家を巡る家別訪問が中心の行事のため、観光イベントとしての公開は限定的。事前に輪島市または能登町の観光協会・文化財担当に問い合わせ、公開行事や見学可能地区を確認することを強く推奨。能登半島地震の影響により実施状況が地区ごとに異なる可能性があるため、最新情報を必ず確認すること。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
能登半島の各集落に伝わる来訪神行事で、文献上は江戸期から散発的に記録される。明治以降の民俗学的調査で広く知られるようになり、1979年(昭和54年)に国指定重要無形民俗文化財となった。2018年(平成30年)には「来訪神:仮面・仮装の神々」として男鹿のナマハゲ等とともにユネスコ無形文化遺産に登録された。
文化的背景
文化的背景
「アマメ」を剥ぐという身体的所作を通じて怠惰と厄を可視化し、共同体の規範を再確認する儀礼であり、男鹿のナマハゲ・米川の水かぶり・薩摩硫黄島のメンドンなどと同じ来訪神信仰の系譜に属する。
地元視点
地元視点
地区によって面の形状や訪問日が異なり、現地の若衆組織が役を担ってきた。能登半島地震からの復興過程で行事継承の意義が改めて議論されている。