F E S T I V A L / FEST-085
見島のカセドリ
みしまのかせどり
佐賀県佐賀市蓮池町見島地区で毎年2月第2土曜日の夜に行われる来訪神行事。佐賀県・佐賀市公式の案内によれば、笠と藁蓑をつけた『カセドリ』に扮した若者二人が地区内の家々を訪れ、割った青竹を畳や床に激しく打ちつけて悪霊を祓い、家内安全・五穀豊穣・無病息災を祈願する。国指定重要無形民俗文化財に指定される民家訪問型の来訪神行事で、青竹を割って打ちつけるという独特の所作と、家ごとに迎え入れて饗応する見島地区独特の風習が継承されてきた。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01国指定重要無形民俗文化財に指定される民家訪問型の来訪神行事
- 02笠と藁蓑をつけたカセドリが家々を訪れ青竹を畳・床に打ちつけ悪霊を祓う
- 03見島地区が氏子・地域共同体により継承する佐賀の年中行事
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 佐賀県 佐賀市
- 斎行
- 見島地区一帯(佐賀県佐賀市蓮池町見島地区)
- 日程
- null
- 周期
- 毎年2月第2土曜日夜
- 起源
- 佐賀県・佐賀市公式の案内によれば、見島のカセドリは佐賀県佐賀市蓮池町見島地区に古くから伝わる来訪神行事で、毎年2月第2土曜日の夜に地区内の家々を巡る民家訪問型の祭礼である。カセドリに扮するのは見島地区の独身の若者二人で、笠と藁蓑をつけて異形に化し、地区内の各戸を訪れて割った青竹を畳や床に激しく打ちつける所作で悪霊を祓い、家内安全・五穀豊穣・無病息災を祈願する。各戸ではカセドリを家内に迎え入れ、酒・餅・煮しめなどの饗応を行うのが慣わしで、地区共同体と各戸の関係を年中行事を通じて確認・更新する民俗行事として継承されてきた。国指定重要無形民俗文化財に指定されており、佐賀県を代表する民俗行事の一つに位置付けられている。
- 観覧
- 毎年2月第2土曜日の夜に佐賀市蓮池町見島地区で行われる民家訪問型の来訪神行事。2026年の正式日程・公開可否・観覧条件は変動するため、訪問前に佐賀市役所・佐賀県教育委員会・見島地区関係者の最新案内で必ず確認する。本行事は民家訪問型であり、各戸への無断立入・無断撮影は固く禁じられ、観覧は地区・主催者が指定する位置からの見学に限られる。地区への自由な訪問・追跡・カセドリの動線への割り込みは厳に慎み、地区住民・氏子・カセドリ役・関係者の所作に厳格に従う。撮影可否・フラッシュ可否は当日の案内に従い、許可されない場合は撮影しない。アクセスは佐賀駅からバス・タクシー、自家用車の場合は長崎自動車道佐賀大和ICから約30分で、地区内の道路は狭隘部を含むため駐車場利用条件は事前に確認する。2月の佐賀は冷え込む時期で、夜間の屋外観覧には防寒着・暖かい飲み物等の十分な準備が望ましい。本来訪神行事は地域共同体に根ざした生きた祭礼であり、揶揄的・興味本位な観覧・撮影・SNS拡散は厳に慎み、地元・地区住民・カセドリ役・関係者への敬意を最優先する。
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
見島のカセドリは、佐賀県佐賀市蓮池町見島地区に古くから伝わる来訪神行事で、佐賀県・佐賀市公式の案内によれば、毎年2月第2土曜日の夜に地区内の家々を巡る民家訪問型の祭礼として継承されてきた。カセドリに扮するのは見島地区の独身の若者二人で、笠と藁蓑をつけて異形に化し、地区内の各戸を訪れて割った青竹を畳や床に激しく打ちつける所作で悪霊を祓い、家内安全・五穀豊穣・無病息災を祈願する。各戸ではカセドリを家内に迎え入れ、酒・餅・煮しめなどの饗応を行うのが慣わしで、地区共同体と各戸の関係を年中行事を通じて確認・更新する民俗行事として継承されてきた。本行事は国指定重要無形民俗文化財に指定されており、佐賀県を代表する民俗行事の一つに位置付けられている。佐賀県 見島のカセドリ、佐賀市 見島のカセドリ
文化的背景
文化的背景
民家訪問型の来訪神行事は、特定の時期に異界から来訪する神格が地域共同体の各戸を巡って災厄・穢れを祓い、福徳・豊穣・健康をもたらすという日本各地に分布する民間信仰で、東北のナマハゲ・アマハゲ・スネカ、能登のアマメハギ、九州・沖縄のトシドン・ボゼ・メンドン・パーントゥなど多様な地域形態を持つ。見島のカセドリは、藁蓑と笠による異形化、青竹を割って畳・床に打ちつけるという独特の所作、独身の若者二人がカセドリ役を担うという形式に特色があり、九州北部の民家訪問型の来訪神行事として民俗学的に貴重な事例である。『カセドリ』の語源は『加勢鳥・賀勢鳥』など諸説あるが、近隣の山形・鶴岡のカセ鳥(藁蓑をつけた来訪者が家々を訪れる行事)との地名・所作・伝承の類似が指摘されており、地理的に離れた地域に類似の年中行事が分布する点が比較民俗学の関心を引いてきた。本行事は国指定重要無形民俗文化財として日本の民俗文化を代表する祭礼の一つとして位置付けられている。
地元視点
地元視点
佐賀県佐賀市蓮池町見島地区は、佐賀平野の中央部に位置する農村集落で、見島地区の氏子・住民が中心となって見島のカセドリを世代を超えて継承してきた。本行事は地元住民にとって、地区共同体のアイデンティティを成す年中行事で、笠・藁蓑・青竹の準備、カセドリ役の選定、各戸の受け入れ準備(饗応の食・部屋の清掃)は氏子・地区世話人・各戸が役割を分担して代々継承してきた。観光客の自由な訪問は地区共同体の私的・宗教的空間としての性格上大きく制限され、各戸への無断立入・無断撮影は固く禁じられ、観覧は地区・主催者が指定する位置からの見学に限られる。観覧者には民家訪問型の来訪神行事への宗教的・民俗的敬意、地区住民の生活空間への配慮、地区共同体の継承努力への尊重ある観覧姿勢が強く期待される。佐賀県 見島のカセドリ、佐賀市 見島のカセドリ
ベストシーズン
ベストシーズン
毎年2月第2土曜日の夜に佐賀市蓮池町見島地区で開催される民家訪問型の来訪神行事。2026年の正式日程・公開可否・観覧条件は変動するため、訪問前に佐賀市役所・佐賀県教育委員会・見島地区関係者の最新案内で必ず確認する。2月の佐賀は冷え込む時期で、夜間の屋外観覧には十分な防寒準備が必要。
撮影のコツ
撮影のコツ
笠と藁蓑・青竹・カセドリの所作は本行事の象徴的被写体だが、本行事は民家訪問型で各戸の生活空間で行われる祭礼であり、観光客の自由な接近・追跡・撮影は原則として認められない。撮影可否・位置・条件は年・主催者・各戸により異なるため、佐賀市役所・地区関係者の指示に必ず従う。フラッシュ・近接撮影・ドローン撮影は厳禁、係員・案内人の指示に厳格に従う。各戸内・住民の生活空間・カセドリの動線を揶揄的・興味本位に撮影・SNS拡散することは厳に慎み、地元・地区住民・カセドリ役・関係者への敬意を最優先する。
注意事項
注意事項
本行事は民家訪問型であり、各戸への無断立入・無断撮影は固く禁じられ、観覧は地区・主催者が指定する位置からの見学に限られる。地区への自由な訪問・追跡・カセドリの動線への割り込みは厳に慎み、地区住民・氏子・カセドリ役・関係者の所作に厳格に従う。撮影可否・フラッシュ可否は当日の案内に従い、許可されない場合は撮影しない。アクセスは佐賀駅からバス・タクシー、自家用車の場合は長崎自動車道佐賀大和ICから約30分で、地区内の道路は狭隘部を含むため駐車場利用条件は事前に確認する。2月の佐賀は冷え込む時期で、夜間の屋外観覧には防寒着・暖かい飲み物等の十分な準備が必要。本来訪神行事は地域共同体に根ざした生きた祭礼であり、揶揄的・興味本位な観覧・撮影・SNS拡散は厳に慎み、地元・地区住民・カセドリ役・関係者への敬意を最優先する。最新の祭礼日程・公開条件は佐賀市役所・佐賀県教育委員会で必ず確認する。
関連作品
関連作品
- - 佐賀県 見島のカセドリページ
- - 佐賀市 見島のカセドリページ
- - 佐賀県教育委員会・文化財関連資料
- - 国指定重要無形民俗文化財 見島のカセドリ関連資料
- - 民家訪問型来訪神行事・カセ鳥・カセドリの比較民俗学研究文献
トリビア
トリビア
- - 国指定重要無形民俗文化財。
- - 装束は笠と藁蓑で、独身の若者二人がカセドリ役を担う。
- - 割った青竹を畳や床に激しく打ちつけて悪霊を祓う独特の所作。
- - 毎年2月第2土曜日の夜に佐賀市蓮池町見島地区で開催される民家訪問型の来訪神行事。
- - 各戸ではカセドリを家内に迎え入れ酒・餅・煮しめなどで饗応するのが慣わし。
- - 山形・鶴岡のカセ鳥との地名・所作・伝承の類似が指摘されている。
外部レビュー
外部レビュー
出典
出典
- - https://www.pref.saga.lg.jp/kiji0031631/index.html
- - https://www.city.saga.lg.jp/main/3894.html