F E S T I V A L / FEST-026
潮かけ祭り(大島祭)
しおかけまつり おおしままつり
800年の歴史を持つ。海の女神・市杵島姫命が沖合2.5kmの大島の祠へ年に一度里帰りする際、船で海水(潮)を掛け合って清める神事。神輿を乗せた御座船が港を出るとき、沿岸に集まった人々が海水をかけ合い、周囲の船も海水を浴びせる。陸の見物客にも容赦なく海水がかかるが「潮を受けると風邪をひかない」という言い伝えがあり、観客も参加型で楽しめる。夜は花火大会。神輿船・見物人・漁師全員が海水まみれになる。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01神輿船・見物人・漁師全員が海水まみれになる圧倒的なビショビショ祭り
- 02陸の観客にも容赦ない潮かけ
- 03800年継続の漁村信仰の生きた姿
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 三重県 志摩市志摩町和具
- 斎行
- 八雲神社
- 日程
- 2026-07-14
- 周期
- 旧暦6月1日に斎行(2026年は7月14日)。前夜祭と本祭の2日間構成で、本祭が中心。年により新暦の日付が変動するため要確認。
- 起源
- 古代から続く海神信仰。女神の年一度の「里帰り」を祝い、海水の浄化力でお送りする神事。
- 観覧
- 無料(濡れてもよい服装必須)。近鉄鵜方駅からバス和具行き。会場は和具漁港周辺。2026年の正式日程は公式告知で要確認(現行公開情報は2025年実績:本祭 2025-07-25、宵宮 2025-07-24)。
- 最寄駅
- 近鉄志摩線「鵜方駅」
- 駐車場
- あり・無料(和具漁港横)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
潮かけ祭り(大島祭)は、志摩市和具に伝わる海の祭礼で、旧暦6月1日に行われる。文化庁の日本遺産ポータルによれば「鎌倉時代初期から続くとの伝承」があり、地元では1221年開始と語る例もある。祭りでは、海の女神・市杵島姫命(市岐島姫命)が和具の八雲神社から沖合約2.5kmの大島の祠へ年に一度里帰りするとされ、当日の朝に獲れたアワビ、サザエ、カツオなどを供えて海上安全と大漁を祈願する。参拝後は万度船が帰路につき、船同士・人同士が海水を掛け合う禊が始まるため、この名で呼ばれる。文化庁 日本遺産ポータル, 志摩市, 日本の祭りネットワーク
文化的背景
文化的背景
海とともに生きる志摩の漁業・海女文化では、海は恵みであると同時に危険な領域でもある。そのため、神の里帰りを祝う航海儀礼と、海水で身を清める禊が一体化したと考えられる。無礼講で潮を掛け合う形式は、共同体の結束確認と海上安全祈願を同時に果たす装置であり、祭りが現在まで続くのは地域の海業と信仰を結びつける年中行事だからである。日本遺産ポータル, CBC MAGAZINE
地元視点
地元視点
地元では「年に一度の清め」として受け止められ、会長は「男女も関係ないし、年齢も関係ない」と語るなど、誰もが参加する行事として親しまれている。4年ぶり開催時には市長も参加し、子どもの頃から続く地域の当たり前の祭りとして扱われている。CBC MAGAZINE
ベストシーズン
ベストシーズン
旧暦6月1日直近の本祭、例年7月中旬〜下旬の午前中〜夜。潮かけは昼前、花火は20:45前後が狙い目。
撮影のコツ
撮影のコツ
和具漁港の岸壁や対岸から、出航するまんど船と潮を掛け合う船団を広角で。逆光を避け、午前は港内側、夕方は花火を港越しに。海水が飛ぶため機材防水は必須。
注意事項
注意事項
神事中の接近や進路妨害は避け、潮を掛ける側・受ける側の区別を守る。濡れて困る機材は防水対策を。神輿船や関係者の動線には入らず、地元の案内に従うこと。濡れる前提(防水ケース必携)、岸壁の滑り・転落リスクに注意。船航路・曳航ロープへの立入は禁止。盛夏の熱中症対策(水分・塩分・日除け)と、塩分対応の着替えを用意。
関連作品
関連作品
- - 特記事項なし
トリビア
トリビア
- - 祭り名の通り、見物客にも海水が飛ぶ“参加型”で、撮る側も濡れる前提の祭り。
- - 市杵島姫命の里帰り神事と、港での水掛け合戦が一連の流れになっている。
- - 旧暦開催のため、毎年日付が変わるのが特徴。
外部レビュー
外部レビュー
出典