F E S T I V A L / FEST-022
伊雑宮 御田植祭(磯部の御神田)
いざわのみや おたうえまつり
日本三大御田植祭のひとつ(香取・住吉大社と並ぶ)。国の重要無形民俗文化財。早乙女(さおとめ)による手植えと並行して、「忍び男」と呼ばれる裸の男たちが田んぼに突進し、泥まみれになりながら竹の串(御幣竹)を奪い合う神事がある。この「竹取り」が奇祭要素で、竹を取った者はその年の豊作と幸福が約束されるとされる。優雅な早乙女の田植えと泥だらけの男たちの対比が祭りの白眉。伊雑宮(伊勢神宮内宮の別宮)という聖地での開催。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01裸の男たちが田んぼで泥まみれになりながら竹を奪い合う
- 02優雅な早乙女の田植えと真逆のカオス
- 03日本三大御田植祭の一つとして国が認める格式
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 三重県 志摩市阿児町磯部
- 斎行
- 伊雑宮(伊勢神宮内宮の別宮)
- 日程
- 2026-06-24
- 周期
- 本祭(竹取神事・早乙女田植・踊込み)は毎年6月24日固定(6月月次祭当日/2026年は6月24日・水曜)。5月上旬の苗代祭などの前儀は本祭ではなく準備神事。日本三大御田植祭の一つ。
- 起源
- 伊勢神宮の食を担う田として、奈良時代以前から続くとされる。「神のための田に神的エネルギー(男性の力)を注ぎ込む」という古代農耕信仰の表れ。
- 観覧
- 無料。近鉄「上之郷駅」から徒歩5分。6月24日は平日の場合あり(2026年は水曜)。有休取得推奨。会場:〒517-0208 三重県志摩市磯部町上之郷374・伊雑宮御料田。専用駐車場は限られるため公共交通(近鉄上之郷駅)推奨。
- 最寄駅
- 近鉄志摩線「上之郷駅」
- 徒歩
- 3分
- 駐車場
- 近隣駐車場あり
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
伊雑宮御田植祭(磯部の御神田)は、伊勢神宮内宮別宮・伊雑宮の御料田で6月24日に行われる御田植祭で、文化庁日本遺産の解説では平安時代末期〜鎌倉時代初頭に起源がさかのぼるとみられる。根拠として、踊込歌の歌詞、1280年の古文書、そして『倭姫命世記』に関わる伝承が挙げられる。1871年に御料田が官有となって一度廃絶したが、翌年以後も有志が虫除祈念の名目で私田を借りて続け、1891年の『御田植旧復義願』提出を経て正式に再興された。以後、磯部9郷が輪番で奉仕し、日本三大御田植祭の一つとして継承されている。文化庁・日本遺産ポータルサイト、志摩市、Wikipedia日本語版 。
文化的背景
文化的背景
豊作祈願の田植え儀礼であると同時に、海に生きる志摩の人々が航海安全・豊漁も祈る海村的な祭礼でもある。裸男による竹取りは、田の神の力を奪い取る荒々しい所作として民俗学的に重要で、優雅な早乙女の所作との対照が祭の象徴性を強める。伊雑宮が内宮別宮であることから、地域の農耕・漁撈・皇大神宮信仰が重なって成立した行事として理解できる。文化庁・日本遺産ポータルサイト、志摩市 。
地元視点
地元視点
ベストシーズン
ベストシーズン
祭礼当日の6月24日、竹取神事の前後(11時台)と踊込みの15時前後。
撮影のコツ
撮影のコツ
田植えの整列美は正面や斜め前から、竹取りは田の外縁から望遠で安全に撮ると迫力が出る。泥の飛散が激しいため至近距離は避ける。立入制限や奉仕者の進路を妨げる場所は撮影しない。
注意事項
注意事項
神事中は参進・植え付け・竹取りの動線をふさがないこと。裸男や早乙女への接写は控えめにし、私有地・斎場の立入禁止表示を厳守する。参拝は静かに、地元の奉仕者に敬意を払う。神宮別宮への礼節(飲食・私語・割り込み厳禁)を守り、御料田の畦の踏み荒らしや違法駐車は不可。
関連作品
関連作品
- - 特記事項なし(今回確認できた範囲では、祭礼そのものを主題とする有名な書籍・映画・TV番組・漫画は特定できず)。
トリビア
トリビア
- - 6月24日は「ゴサイ」と呼ばれ、海女は漁に出ない習わしが伝わる。
- - 竹取りの忌竹は、取った者に豊作・幸福をもたらすとされる。
- - 磯部9郷が7年に一度の持ち回りで祭りを支える。
外部レビュー
外部レビュー
出典