F E S T I V A L / FEST-010
田縣神社 豊年祭
たがたじんじゃ ほうねんさい
「天下の珍祭・奇祭」として国内外で最もよく知られた性神事の祭り。木曽ヒノキで作られた直径60cm・長さ2m超の巨大男茎形(おおおわせがた)神輿を、40代の本厄男たち(戌亥会)が御旅所の神明社から田縣神社まで担いで練り歩く。総重量500kgを超える3基の神輿を計200人超で担ぐ行列は圧巻。境内の屋台には男性器を模したキャンディ・ソーセージ・陶器が溢れ返り、外国人観光客も多数詰めかける。1,400年以上の歴史ある神聖な祭り。
H I G H L I G H T S
見どころ
- 01直径60cm・長さ2mの巨大木製男性器を担いで公道を歩く衝撃
- 02名鉄小牧線の踏切を500kgの神輿が渡る「踏切チャレンジ」
- 03境内の屋台が全て男性器モチーフのグッズで埋め尽くされる
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 愛知県 小牧市
- 斎行
- 田縣神社
- 日程
- 2026-03-15
- 周期
- 毎年3月15日固定
- 起源
- 1,400年以上前、男性器を田んぼに置いてイナゴから米を守ったことが発祥とされる。子孫繁栄・農業の豊穣を男性的な生命力に祈った古代信仰の直系。
- 観覧
- 無料(境内自由参拝)。当日は駐車場なし。名鉄「田県神社前」駅(徒歩5分)利用必須。御輿行列は14:00出発。
- 最寄駅
- 名鉄小牧線「田県神社前駅」
- 徒歩
- 5分
- 駐車場
- あり・無料・50台(当日は早埋まり)
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
田縣神社は創建年代不詳だが、少なくとも延長5年(927)の『延喜式』に「尾張国 丹羽郡 田縣神社」と見え、古代から地域の鎮守だったことが分かる。文化遺産オンライン 公式には、大同2年(807)編纂の『古語拾遺』に基づく「男茎形」を奉納する俗習が由来とされ、御歳神の故事に結びつけて五穀豊穣・家業繁栄・子孫繁栄を祈る。田縣神社公式サイト 江戸期には『尾張国地名考』(1816)に、正月15日に久保寺から藁人形と男茎形を担ぎ出して田縣神社へ練り歩いた様子が記録され、明治維新後は神仏分離で御旅所が神明社・熊野社へ移った。小牧市公式 1870年代の規制や1885年の形態変更を経ても、男茎形奉納という骨格は保たれ、今日の豊年祭へ継承された。宗教情報センター
文化的背景
文化的背景
性器崇拝というより、農耕社会の豊穣祈願と生命更新を可視化した祭礼で、田遊び・田楽・道祖神信仰が重なったものと理解される。文化遺産オンライン 近代以降は奇祭として注目されつつも、地元では氏子組織と同級生集団が担う共同体の行事として機能し、地域の結束を再確認する場になっている。CBC MAGAZINE
地元視点
地元視点
CBCは、祭りが地元の信仰や人々のつながりとして大切にされ、代々の「男茎会」が継承していると報じた。CBC MAGAZINE 2023年には通常開催で約5万人が来場し、外からの物見遊山だけでなく、地元側の安全運営と世代継承が前面に出ていた。CBC MAGAZINE
ベストシーズン
ベストシーズン
毎年3月15日の例大祭当日、14時前後の御旅所出発から15時半頃の宮入まで。
撮影のコツ
撮影のコツ
神明社からの行列は進行方向斜め前が撮りやすく、木曽ヒノキの大男茎形は拝殿前で全景を狙うと迫力が出る。境内は人混みが激しいので、屋台は周辺から広角で。授与所や参拝者の顔が入る場所は控えめに。
注意事項
注意事項
神事の最中は私語や冷やかしを控え、担ぎ手や進行を優先して道を空ける。撮影は神職・氏子の指示に従い、授与所や参拝者への接写は避ける。性器表現は文化財として扱い、露骨な嘲笑はしない。
関連作品
関連作品
- - 『豊年祭 (田縣神社)』(Wikipedia日本語版、2017)
- - 『祭礼行事・愛知県』(高橋秀雄・春日井正人編、1991)
- - 『祭・芸能・行事大辞典 下』(小島美子ほか監修、2009)
- - 『中部地方の民俗芸能 4』(愛知県教育委員会編、2006)
- - 番組『天下の奇祭!男性の性器を祀る田縣神社「豊年祭」』(CBC MAGAZINE、2023)
- - 番組『20年ぶりの大雨で緊急事態!?天下の奇祭「田縣神社の豊年祭」』(CBC MAGAZINE、2025)
- - 企画『とんまつりJAPAN』(みうらじゅん、2008頃)で言及
トリビア
トリビア
外部レビュー
外部レビュー
出典