F E S T I V A L / FEST-008
豊橋鬼祭り(安久美神戸神明社例祭)
とよはしおにまつり
国指定重要無形民俗文化財。平安〜鎌倉時代に流行した田楽に神話を取り入れた約1,000年の歴史ある祭り。最大の見せ場は「天狗と赤鬼のからかい」。天狗(白い面)が赤鬼(真っ赤な面・全身赤装束)を追いかけ回す神事で、赤鬼がまいた「タンキリ飴」(咳を治す御利益があるとされる)を観客が取り合う。約40種類の舞が夜を徹して奉納され、観客も「て〜ほへ、てほへ」の掛け声で参加。赤鬼が白粉をまき散らし観客が真っ白になる場面も。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01天狗が巨大な赤鬼を境内中で追い回す迫力
- 02赤鬼が白粉をまき散らし観客が真っ白になる
- 03「タンキリ飴」争奪戦:境内に飴が降り注ぐ
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 愛知県 豊橋市
- 斎行
- 安久美神戸神明社
- 日程
- 2026-02-10 〜 2026-02-11
- 周期
- 毎年2月10日・11日固定
- 起源
- 平安時代後期の田楽(農耕予祝芸能)と神話(天岩戸神話)が融合した神事。赤鬼は農耕を阻む疫神、天狗はその退治役とされる。
- 観覧
- 観覧無料。JR豊橋駅から徒歩10分圏内。タンキリ飴が飛んでくるため汚れてもよい服装で。
- 最寄駅
- 豊橋鉄道市内電車「豊橋公園前」または「市役所前」
- 徒歩
- 3分
- 駐車場
- 神社境内駐車場あり
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
豊橋鬼祭は、安久美神戸神明社の例祭で、少なくとも10世紀後半には神社の成立とともに祭礼が整い始めたとみられる。社伝では、天慶3年(940年)に安久美神戸が伊勢神宮へ寄進され、その神領の鎮護として創建されたのが同社の起源とされる 安久美神戸神明社 。鬼祭そのものは社前の田楽・神事が中世に発展したものと考えられ、平安〜鎌倉期に流行した田楽に神話を取り入れた祭礼として理解されている Aichi Now 。史料上は、天文23年(1554年)に徳川家康が「神事鬼祭御覧あり」と伝わる記録が古い用例として知られ、江戸期には都市的で賑やかな形に変化したとされる 豊橋鬼祭 。一方で、赤鬼と天狗の面は今川義元寄進説と1940年再製作説が併存し、面の由来には複数説がある 安久美神戸神明社 。
文化的背景
文化的背景
地元視点
地元視点
ベストシーズン
ベストシーズン
毎年2月10日宵祭の夜〜11日建国記念日の本祭。天狗と赤鬼のからかいは11日午後が狙い目。
撮影のコツ
撮影のコツ
拝殿前の八角斎場は全景が撮りやすい。赤鬼の粉が飛ぶ場面は逆光気味だと白粉が際立つ。門寄りは町内の私有地や玄関先に踏み込みすぎないこと。
注意事項
注意事項
神事のため、撮影は祭礼進行や関係者の指示を最優先にする。赤鬼や氏子の進路をふさがず、私有地や家屋の敷地内へ無断で入らない。白粉や飴は周囲への配慮を忘れず、受け取りは節度をもって。
関連作品
関連作品
- - 『春を呼ぶ、鬼と天狗とタンキリ飴 豊橋鬼祭。』(豊橋市広報広聴課、2014年)
- - 『地図アプリ「おにどこ」利用者の都市イメージに関する研究』(日本建築学会技術報告集、2023年)
- - 「公式【豊橋鬼祭】天下の奇祭」(NHKエンタープライズ/地域伝統行事公開支援、2023年)
- - 『豊橋鬼祭2021』(YouTube配信、2021年)
トリビア
トリビア
- - 赤鬼がまく白粉と飴は、罪やけがれを祓って里人に償う所作に由来すると伝わる。
- - 祭りの掛け声「て〜ほへ、てほへ」は観客参加型で、場を一体化させる合図として知られる。
- - 町内を巡る門寄りは、年ごとに順路が変わるため、毎回違う景色になる。
外部レビュー
外部レビュー
出典