F E S T I V A L / FEST-007
尾鷲ヤーヤ祭り
おわせやーやまつり
「天下の奇祭」と称される尾鷲神社の例祭。戦国武将の「やあ、やあ、我こそは…」という名乗りに由来するとされる掛け声「チョウサじゃ!チョウサじゃ!」と共に、白装束の男衆が町内の祷屋(とや)を押し掛けては激しく揉み合う5日間の祭り。深夜まで続く「練り合い」は見物人も巻き込む激しさ。期間中毎夜、各町の若者衆が町を練り歩き、各地区の男たちがぶつかり合う「もみ合い」が行われる。三重県南部・尾鷲ならではの荒々しい海の男文化。

H I G H L I G H T S
見どころ
- 01白装束の男たちが「チョウサ!」の掛け声で猛然とぶつかり合う
- 025日間毎晩続く持久戦型の祭り
- 03小さな漁師町が毎年この期間だけ熱狂する地域密着感
A C C E S S / M E T A
基本情報
- 所在地
- 三重県 尾鷲市
- 斎行
- 尾鷲神社
- 日程
- 2026-02-01 〜 2026-02-05
- 周期
- 毎年2月1〜5日固定
- 起源
- 戦国時代の武士の名乗り「やあ(矢合戦の合図)」に由来するという説が有力。江戸時代以降、漁業の町・尾鷲で守り継がれてきた。
- 観覧
- 観覧無料。JR尾鷲駅から徒歩10分。亀山市から約1時間半(高速利用)、1泊推奨。2026年は2月1〜5日固定(尾鷲神社公式の毎年固定日程)。
- 最寄駅
- JR紀勢本線「尾鷲駅」
- 徒歩
- 10分
- 駐車場
- 尾鷲神社周辺に駐車場あり
D E E P D I V E
深掘り
歴史
歴史
尾鷲ヤーヤ祭りは、尾鷲神社の例大祭の通称で、尾鷲市の公式案内では、かつて大宝天王と称した尾鷲神社が尾鷲七郷の総氏神として祀られ、2月1日から5日(元は正月1日から8日)に祭礼が行われてきたとされる。祭り名は、戦国時代の武士が合戦で名乗りを上げる「ヤーヤー我こそは…」に由来する説が一般的である。神社側は、由緒祭で「遡ること350~360年前」に現在の祭りの形が確立したと説明しており、Wikipediaでも起源は諸説あるが、鎌倉時代に始まり江戸時代に現在形になったと整理されている。つまり、古い祭祀基盤の上に、近世以降の町衆的な練りや行列が重なって成立した祭礼とみられる。(尾鷲市, 尾鷲神社, 尾鷲神社 - Wikipedia)
文化的背景
文化的背景
地元視点
地元視点
尾鷲市の案内でも「市内全体が一年の内で最も活気づく」とされ、地元では冬の大仕事として受け止められている。訪問記では、地元の人が準備と進行を支え、参加して初めて魅力が分かる祭りとして語られていた。若者から年配者まで役を担い、地域の結びつきを確かめる場として続いている。(尾鷲市, おわせ暮らしサポートセンター)
ベストシーズン
ベストシーズン
2月1日深夜の扉開き、2〜4日夜の練り、5日午後の大名行列と大弓の儀が見どころ。
撮影のコツ
撮影のコツ
狭い路地の練りは、矢来の外側から全体を入れる広角が有効。5日の大名行列は昼の順光、神社境内は夕方以降の篝火で表情が出る。進行を妨げる場所への立ち入りは避ける。
注意事項
注意事項
練りは非常に激しいため、進行線や矢来の内側に入らないこと。神事中のフラッシュ撮影や人物への無断接写は控え、地元の指示に従う。参拝時は一般の神社作法を守り、飲酒・大声での妨げを避ける。深夜帯の行事が多く、2月の尾鷲は冷え込むため防寒・滑りにくい靴を準備。港岸壁での海中禊(垢離取り)周辺は転落注意で、進行動線の指示に従うこと。
関連作品
関連作品
- - 記事『【ヤーヤ祭り】日本一雨の多い尾鷲神社の創建の謎を探ってみた』(Our Local、2019)
- - 記事『WOWase 010:尾鷲の奇祭』(Note、李 家泓、2025)
- - 記事『最古の太陽神「尾鷲神社」奇祭ヤーヤ祭り? ...』(Note、yanma_travel、2023)
- - 記事『ガイドブックに載らない町・尾鷲(2)ヤーヤ祭り』(楽天ブログ、2008)
- - 映像『尾鷲ヤーヤ祭り │ 実演と万博ステージ映像で伝える伝統行事』(YouTube、2026)
トリビア
トリビア
- - 旧暦の正月行事を新暦2月に移したため、冬の尾鷲が一年で最も熱くなる。
- - 祷務町は旧尾鷲町の20町から毎年3町が担うと案内されている。
- - 2月5日の大弓の儀やお獅子の出御は、祭りのクライマックスを締める神事。
外部レビュー
外部レビュー
出典