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祭暦神倉神社 お燈祭り(御燈祭り)

F E S T I V A L / FEST-006

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神倉神社 お燈祭り(御燈祭り)

かみくらじんじゃ おとうまつり

斎 行2026-02-06

国重要無形民俗文化財。「上り一日・下り一刻」と表現される激しさで知られる和歌山最大の奇祭。白装束に荒縄を腰に巻いた男たち(上り子)が、神倉山の頂上(538段の石段を登った先)に集結。御神火が点火されるや、数百〜千数百人の男たちが松明を手に一斉に急峻な石段を駆け下りる。女人禁制の神事で、転倒・骨折も続出する本物の命がけ神事。「下り子」たちの轟音と炎の壁は映像では伝わらない衝撃がある。

神倉神社 お燈祭り
Wikimedia Commons / CC BY 4.0

H I G H L I G H T S

見どころ

  • 011,500人超の男たちが松明を持ちながら真っ暗な石段を一気に駆け下りる
  • 02毎年転倒・骨折者が出る、ガチの危険な神事
  • 03夜の神倉山が炎で包まれる幻想的かつ恐ろしい光景

A C C E S S / M E T A

基本情報

所在地
和歌山県 新宮市
斎行
神倉神社(熊野速玉大社摂社)
日程
2026-02-06
周期
毎年2月6日固定
起源
熊野権現の御神火を奉じた古代神事。神倉山は神代に天照大神が宿った磐座で、現在の形式は平安時代前後に確立したとされる。
観覧
参加(上り子)は男性限定・成人以上。女性は山麓での観覧可(無料)。新宮駅から徒歩約20分。臨時駐車場あり。
最寄駅
JR紀勢本線「新宮駅」
徒歩
10分
駐車場
神社境内に無料駐車場あり(台数少)

D E E P D I V E

深掘り

歴史

歴史

御燈祭り(おとうまつり)は、神倉神社の例祭で、毎年2月6日に行われる火祭りである。起源は定かではないが、神話では高倉下命が神武天皇の東征を松明で導いた故事に由来するとされ、また熊野権現が最初に神倉山へ降臨した「火迎え」の儀礼を再現するとも伝わる。旧暦正月6日に行われた新年行事で、家々で火を更新する意味を持つとする説もある。『国指定文化財等データベース』は、神倉山山上で起こした神火を大松明に移し、上り子がそれを分かち持って駆け下りる神事として説明し、近世以前からの熊野信仰と結びつく祭礼としている。文化庁「文化遺産オンライン」は、神倉神社の断崖と巨岩、3世紀の銅鐸や経塚群を背景に、原始信仰を受け継ぐ祭礼と位置づける。(国指定文化財等データベース, 文化遺産オンライン, 和歌山県公式観光サイト)

文化的背景

文化的背景

神倉神社は、熊野の神が最初に降臨した聖地とされ、急峻な石段と巨岩を舞台にすることで、山・火・岩への信仰を一体化して見せる。御燈祭りは、熊野信仰の「火迎え」と新年の火の更新を体現する修正会的な行事で、地域にとっては春を呼ぶ共同体儀礼でもある。女人禁制や荒縄・白装束といった厳格な作法は、神聖な境界を可視化し、危険な山を祓い清める宗教民俗的な意味を担う。(国指定文化財等データベース, 文化遺産オンライン)

地元視点

地元視点

地元では、御燈祭りは「春を呼ぶ」新宮の大行事として受け止められ、氏子や上り子の家族が世代を超えて支える。テレビ和歌山の特集では、三世代で参加する家族が紹介され、長年参加してきた上り子の思いが伝えられた。観光客向けの見世物というより、地域の誇りと厄除けの務めとして続いている。(テレビ和歌山 2024, 紀伊民報agara)

ベストシーズン

ベストシーズン

毎年2月6日、19時前後に山上点火から下山開始まで。見学は夕方早めに到着が必須。

撮影のコツ

撮影のコツ

石段下から火の帯が流れ落ちる瞬間を広角で狙うと迫力が出る。山門付近は混雑が激しいため、参道外の安全な位置から望遠気味に。神事中は立入制限がかかる区域があり、撮影可否は現地指示に従う。

注意事項

注意事項

女人禁制など神事上の作法を尊重し、立入禁止や撮影制限に従うこと。上り子や関係者への無断接写は避け、参拝時は騒がず通路をふさがない。火や石段での事故防止のため、見物は安全第一で。

関連作品

関連作品

  • - テレビ番組『1400年以上の歴史「お燈祭」三世代で参加する上り子の思い 和歌山県新宮市【特集】』(テレビ和歌山、2024年)
  • - テレビ番組『お燈祭 松明の火が闇の中を滝のような勢いで下っていく 神倉神社 和歌山県新宮市』(テレビ和歌山、2025年)
  • - 記事『ティム・デットマー氏が紐解く「御燈祭り」と1400年の火の記憶』(Note、リベルタ株式会社、2026年)
  • - 記事『【お燈まつり】新宮市神倉神社火祭りへの参加・見学方法を紹介!』(Note、北澤篤志、2024年)
  • - 記事『神倉神社とお燈祭り(和歌山県新宮市)』(Ameba、2023年)

トリビア

トリビア

  • - 祭りは旧暦正月6日行事の名残で、いまも「新年の火の更新」と説明されることがある。
  • - 参加者は白装束に荒縄、わらじ姿が基本で、地域外からの参加者もいるが女人禁制は維持される。
  • - 538段の石段を舞台にするため、見学よりも参加者の脚力と集中力が試される祭りとして知られる。

外部レビュー

外部レビュー

出典

出典

R E F E R E N C E

参考リンク